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4K映像も余裕で通信!次世代高速通信「5G」を東京スカイツリーで先取り!

&GP / 2017年5月23日 7時0分

4K映像も余裕で通信!次世代高速通信「5G」を東京スカイツリーで先取り!

4K映像も余裕で通信!次世代高速通信「5G」を東京スカイツリーで先取り!

NTTドコモが2020年の商用サービス開始を目指している「5G」をいち早く体験できる「5Gトライアルサイト」が、東京スカイツリータウンにオープンしました。

▲オープンセレモニーにはNTTドコモの吉澤和宏社長(右)と東武鉄道の根津嘉澄社長(中央)が登壇

NTTドコモと東武鉄道が協力して行なうもので、その第1弾として5月22日に、東京スカイツリーの展望デッキ (地上350m)から8Kカメラで捉えた映像を、5Gの実験装置を経由して、8Kディスプレイに表示するデモンストレーションが行われました。次世代高速通信「5G」の実験は、世界の主要国で進められていますが、5Gによる8K映像のライブ配信は世界初だそうです。

▲地上350mにある展望デッキ「フロア350」に設置された5G用の基地局

▲14.1Gbpsという、現行の4G LTEより圧倒的に速いスループットを記録

▲NHKの8Kカメラで撮影したというリアルタイムな眺望が映し出された

スカイツリータウンに遊びに来た人が、気軽に5Gの凄さを体感できる場所として、東京ソラマチの1Fに「バーチャル展望デッキ」も設営。これは、展望デッキに設置した6つの4Kカメラで360度の眺望を撮影し、東京ソラマチの1Fに設置された大型液晶ビジョンを3画面連結させた180度ディスプレイでライブ配信。実際に展望デッキに登らずとも、リアルタイムの眺望を楽しめる仕組みです。

▲東京ソラマチ イーストヤード1Fに設置された「バーチャル展望デッキ」は、5月28日(日曜)まで楽しめる

▲4Kのライブ映像配信の仕組み

また、報道陣向けには、東武鉄道が2017年4月21日より運行を開始した新型特急「リバティ」を使い、車内で8台のタブレットで4K映像を受信するというデモンストレーションも披露されました。これは、5Gの電波を車内のWi-Fiで分岐する仕組みで、1台あたり18Mbps相当で同時接続するというイメージ。事前にリバティの車両から4Kで撮影した映像が使われていました。どの端末でも高精細な映像を途切れることなく受信でき、さらに多くの端末を接続できる余裕があるとのことでした。

▲新型特急「リバティ」は無料Wi-Fiが利用でき、全席に電源コンセントを備えるなど、スマホやノートPCを手放せない人には便利

▲デモンストレーションは停車中の車両で行われたが、将来的には、走行中に高速通信で多彩なコンテンツが見られるようになる

▲5Gによる多数端末接続のイメージ

4G LTEより大幅な速度アップが見込まれる5G。ドコモの吉澤社長によると、その高速・大容量通信を利用した新しいサービスも創出していきたいとのこと。期待しましょう!

>> NTTドコモ

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。

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