スペイン・マドリードでしたい10のこと。グルメ、ショッピング、カルチャー体験
GOTRIP! / 2019年1月20日 6時30分
イベリア半島のほぼ中央に位置する、スペインの首都マドリード。ハプスブルク朝スペイン帝国時代の面影を残す旧市街と政治・経済の中心地である新市街を併せ持つ、活気あふれる大都市です。
マドリードはグルメ、ショッピング、カルチャーと多岐にわたる魅力が詰まっており、数日の滞在ではすべてを見て回ることはできませんが、以下に、初めてマドリード旅行にいくなら、ぜひ体験したい10のことをまとめてみました。
1. レストランでスペイン料理に舌鼓
スペイン・マドリードは伝統的な郷土料理から最先端のフュージョン料理まで、さまざまな美食が楽しめることで知られています。
個人的には、マドリードに行ったらぜひ味わってほしいのが、煮込み料理の「マドリード風コシード」。骨付きの生ハム、牛肉、豚の脂身、鶏肉、じゃが芋、にんじん、ひよこ豆(ガルバンゾー)などを壺に入れ、数時間じっくりと煮込んだ寒い時期の定番料理です。
【詳細記事】マドリードにある1870年創業の老舗レストラン「ラ・ボラ(LA BOLA)」で味わう絶品煮込み料理とは?
また、日本でも親しまれているスペイン料理と言えば、パエリアでしょう。パエリア(パエリャまたはパエジャ)は、スペイン東部バレンシア地方で生まれた、お米を野菜・魚介類・肉などといっしょにスープで炊いた料理です。
マドリードには評判のよいパエリア専門店がいくつもあり、「パエリャ・バレンシーナ」や「アロス・アバンダ」など、さまざまな種類のパエリアを提供しているので、ぜひマドリードに行ったら一度は味わってみてください。
【詳細記事】スペインの首都マドリードで味わう絶品パエリア / 老舗レストラン「アルブフェラ」
2. バルででタパスをつまみつつチョイ飲み
美食の国、スペイン。地方ごとに特色の異なるバラエティに富んだ郷土料理は、スペイン旅行には欠かせないお楽しみです。でも、日本人にとってはコースは量が多すぎることも……。
「そんなに食べ物はいらないから、軽くつまんでお酒を飲めたらいいな。」というときには、バルで小皿料理「タパス」を注文するのがおすすめです。ビールやワイン、サングリアを飲むうちに、カウンターでバーテンダーさんやほかのお客さんと意気投合、なんてこともあるかもしれません。
【詳細記事】タパスをつまみつつチョイ飲みが楽しめるマドリードのレストラン「エル・ジャテ」
3. グルメ市場で食べ歩き
マドリードでは、市場(メルカド)とフードコートがひとつになったグルメ市場が人気です。なかでも特に有名なのは、マヨール広場のすぐ近くにある「サン・ミゲル市場」でしょう。
サン・ミゲル市場(Mercado de San Miguel)は、1961年に青果市場として作られた建物の内部をおしゃれに作り替えたグルメスポットです。生ハム、シーフード、タパス、チーズ、スイーツなどを買って持ち帰ることも、その場で食べることもできます。
10時から深夜まで営業しているので、軽めの昼食や夕食をするもよし、持ち帰ってホテルで食べるもよし。サン・ミゲル市場のほか、サン・イルデフォンソ市場やサン・アントン市場もあるので、雰囲気の違いを楽しみながら食べ比べてみるのも良いですね。
ただし、人が密集する空間なので、スリや置き引きには十分ご注意を。
4. チュロス専門店でチュロス・コン・チョコラテ体験
日本でもよく知られる細長い揚げ菓子「チュロス」。日本のチュロスはまっすぐで表面に砂糖がまぶしてあってかなり甘いですが、本場スペインのものはあまり甘くありません。
スペインの首都マドリードにはチュロスを出すカフェや、チュレリーアと呼ばれるチュロス専門店がたくさんあります。マドリードに行ったら、揚げたてのチュロスをチョコラテ(ホットチョコレート)につけて食べるチュロス・コン・チョコラテをぜひ体験してみましょう。
【詳細記事】マドリードっ子に愛され続けるチュロスの老舗「サン・ヒネス(San Ginés)」で、チュロス・コン・チョコラテ体験を。
5. 市内中心部でブティックめぐり(ショッピング)
スペインの首都マドリードは、高級ブランドショップが立ち並ぶセラーノ通りや、カジュアルなお店が集まるグランビア、フランカラル、プレシアード通りなど、ファッションのお店がたくさんあります。
中でも、マドリードの北東部に位置するサラマンカ地区は、日本の銀座のような場所で、洋服やバッグ、靴など、ハイブランドのファッションアイテムに興味がある人なら、散策を兼ねてウインドーショッピングが楽しめる地区です。
ぜひ、スペインでしか買えないとっておきのアイテムを見つけてくださいね。
【詳細記事】
スペインの高級ブランド「カロリーナ・エレーラ」
大人かわいい世界観のあるお洋服が揃う「ドローレス・プロメサス」
カントリースタイルと馬をイメージしたファッションブランド「T.ba(テーベーアー)」
カラフルでフェミニンなデザインのお洋服が揃う「デルポソ(DELPOZO)」
カッパ(合羽)の語源になったカパの専門店「カサ・セセーニャ」
6. エルコルテイングレスでショッピング&お土産探し
エル・コルテ・イングレス (El Corte Ingles)は、スペインに住んでいる人なら知らない人はいないであろう、スペイン最大にして唯一のデパート・グループです。
79年前にできた最初のエル・コルテ・イングレスは小さなテーラーのお店でしたが、現在はスペイン国内に91店舗、ポルトガルに2店舗を展開する、スペインを代表するデパートに成長しました。
高級ブランドからスペインならではのファッションブランドを販売するたくさんのショップや、デパ地下とイートインスペースがいっしょになったようなグルメ体験スペース「グルメ・エクスペリエンス」が入っており、ショッピングやお土産探しにぴったりのデパートです。
マドリードに複数の店舗があるので、滞在中にぜひ一度は足を運んでみてください。
【詳細記事】スペインに行ったら必ず立ち寄りたい!「エル・コルテ・イングレス」は国内91店舗を展開するスペイン最大のデパート
7. 郊外のアウトレットへGO
マドリード市内中心部でのお買い物も良いのですが、思い切りお得にショッピングを楽しみたいなら、少し足を伸ばして郊外のアウトレットモールに行ってみるのはいかがでしょうか。
マドリード市内中心部から北西約20kmの郊外にある大型アウトレットモール、「ラス・ロサス・ビレッジ(LAS ROZAS VILLAGE)」は、100を越える世界の有名ブランドが入っており、割引率は店舗によって異なりますが、市価より30%ほど安く買えることが多いです。
さらに、時期によってはそこから大幅割引がされるので、マドリード市民はもちろん、たくさんの旅行者がラス・ロサス・ビレッジに買い物に訪れます。
【詳細記事】スペイン・マドリード郊外にあるアウトレットモール「ラス・ロサス・ビレッジ」
また、そのラス・ロサス・ビレッジから徒歩5分ほどの場所には、別のアウトレットモール「ザ・スタイル・アウトレッツ」があります。近いので一日で両方をハシゴすることも可能。
ザ・スタイル・アウトレッツは、1996年にスペイン企業のNEINVERがスペインにモール事業のコンセプトを持ち込んで生まれた、スペインで最初のアウトレットモールです。
42のブランドショップ(2018年11月末時点)が入っており、一年を通して、ファッション、アクセサリー、シューズ、スポーツ、デコレーションの国内外のブランドの割引(市価より最低30%OFF)がされています。また、セール時期には最大80%OFFになることも。
【詳細記事】スペイン・マドリード郊外にあるアウトレットモール「ザ・スタイル・アウトレッツ」
8. 美術館で名画を鑑賞
18世紀から王宮が置かれ、現在もスペイン王室の歴史が息づく町として世界中から多くの人が訪れるマドリード。その中心地には、1km強の距離に「プラド美術館」「ソフィア王妃芸術センター」「ティッセン・ボルネミッサ美術館」の3大美術館があり、”芸術の散歩道”と呼ばれています。
そのなかのひとつ、プラド美術館は、3万点以上の絵画や彫刻を所蔵するヨーロッパでも屈指の美術館です。マドリードを訪れたら、ぜひ美術館に足を運んでたくさんの名画を鑑賞しましょう。
【詳細記事】開館200周年を迎えるスペイン・マドリードのプラド美術館で、ベラスケス、ゴヤらの名画を鑑賞しよう
9. フラメンコショーを見る
2010年にユネスコの無形文化遺産に登録されたスペインの情熱的な歌と踊り、フラメンコ。
その起源は正確にはわかっていませんが、スペイン南部アンダルシアで生まれ、さまざまな民族から影響を受けながら200年以上に渡り進化を続けてきたそうです。
フラメンコというと踊りのイメージが強いですが、実際には踊りだけではなく、歌(カンテ)、踊り(バイレ)、ギターの伴奏が一体となった舞台芸能をフラメンコと言います。
マドリードには「タブラオ」と呼ばれるフラメンコ専用のライブハウスがいくつもあるので、ぜひマドリード滞在中に、一度はタブラオに足を運んで、本物のフラメンコを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
【詳細記事】スペインの情熱的な歌と踊り・フラメンコを鑑賞できるマドリード旧市街のタブラオ「カフェ・デ・チニータス」
10. ベルナベウスタジアムツアー
スペインの首都マドリードの中心のオフィス街にある「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」(Estadio Santiago Bernabéu)は、FIFAに20世紀最高のクラブと称されたスポーツクラブ「レアル・マドリード」のホームスタジアムです。
サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムといえば、サッカーファンが試合観戦に行く場所、というイメージがあるかもしれませんが、このスタジアムではスタジアムツアー(見学ツアー)を行っており、サッカーファンはもちろん、そうでなくても楽しむことができます。
スタジアムツアーでは、歴代の選手たちが戦ってきたピッチのまわりを歩くことができ、監督や選手たちが実際に座る席に腰を下ろすことも可能です。テレビなどに映るあのシートに座って記念写真を撮ったら、きっと忘れられない思い出になることでしょう。
【詳細記事】世界ナンバーワンのサッカークラブ!レアル・マドリードのホームスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアム」のスタジアムツアーとは?
グルメ、ショッピング、カルチャーと、さまざまな体験ができ、旅の楽しみが詰まったマドリード。成田からはイベリア航空の直行便も就航しているほか、地方空港からも複数の航空会社の乗り継ぎ便を利用していくことができます。ぜひ、次の旅行先の候補に加えてみてくださいね。
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