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日本では味わえないベトナムの新しいフォー「フォーボーコー」とは? / ホーチミン1区ファングーラオ通りの「フォークイン」

GOTRIP! / 2018年12月31日 6時30分

ベトナム最大の都市、ホーチミン。美食天国のこの街は、屋台から高級レストランまで幅広い選択肢があり、毎回何を食べようか目移りしてしまいます。

ベトナム料理の代表格といえば、なんといっても平たい米麺「フォー」。日本のベトナム料理レストランでも人気のメニューですが、ホーチミンには、おそらく日本にはない、ちょっと珍しいフォーがあります。

それが、「ビーフシチューフォー」といわれる「フォーボーコー(Pho Bo Kho)」。ベトナムでもホーチミン以外ではなかなか食べられないという変化球フォーを求めて、フォーの有名店「フォークイン(PHO QUYNH)」へやってきました。

フォークインは、バックパッカー街として知られる、ファングーラオ通りとドークァンタウ通りの交差点に位置する、フォーの専門店。なんと24時間営業・年中無休で、朝食から飲んだ後のシメまで、一日中本場のフォーを楽しむことができます。

バックパッカー街という立地だけに、客層は欧米や日本、韓国などの若者が多め。お店は3階建てになっており、1階席が満席でも2階や3階に行けば席があることが多いです。

牛肉のフォー「フォーボー(Pho Bo )」や、鶏肉のフォー「フォーガー(Pho Ga)」といった定番フォーもありますが、一度は試してみたいのがビーフシチューフォー「フォーボーコー(Pho Bo Kho)」。

ビーフシチューフォーを注文すると、付け合わせのライムと唐辛子、もやしが運ばれてきました。続いて姿を見せたビーフシチューフォーがこちら。見た目は、日本のカレーうどんに似ています。

こってりしたビーフシチューとさっぱりしたフォー。両者のコンビネーションがなかなかイメージできませんでしたが、一口スープを飲んでみると「なるほど!」というお味。

ビーフシチューとはいっても、香草がきいたさらりとしたスープなので、牛肉の濃厚なダシが出ていながらも、後味はさっぱりとしているのです。まさに「洋風ベトナム料理」といったところ。

主な具材は、じっくり煮込んだ牛肉とニンジン。最後に生の玉ネギと青ネギがトッピングされています。具材の種類は多くはありませんが、大きめにカットされた牛肉やニンジンがごろごろ入っているので、意外とボリュームたっぷり。

ビーフシチューフォーは、一杯6万9000ドン(約330円)と、庶民的なお店にしてはやや高めの価格設定ですが、柔らかく煮込まれたお肉がたっぷり入っているので、満足感があります。

フォーを食べてもさらにお腹に余裕がある人は、バゲットを注文して、スープに浸して食べるのもおすすめ。フランス植民地時代にフランスパンが普及したベトナムでは、バゲットが日々の食生活に欠かせないものとなっています。

いくら香草やタレなどでアレンジがきくといっても、何度も透明なスープのさっぱりしたフォーを食べていると飽きてくるという人も多いはず。そんなときに、スープがよく絡み、より食べごたえのあるビーフシチューフォーは、食の気分転換にぴったりです。

ビーフシチューといっても、そこはベトナム料理。しつこくなく、年中暑いホーチミンでもさっぱりといただけます。味にもう少しパンチがほしいときは、唐辛子を足してみるのもいいでしょう。ただし、少量でも一気に辛くなるので、唐辛子を入れるときは慎重に。

日本では見かけない、珍しいビーフシチューフォー。ホーチミンでちょっと変わったフォーが食べてみたくなったら、ぜひ一度お試しを。

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア

名前 フォークイン(PHO QUYNH)
住所 323 Phạm Ngũ Lão, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, Hồ Chí Minh
公式ホームページ http://phoquynh.restaurantsnapshot.com/

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