【世界の街角】古くから交易で栄えたマレーシア・マラッカは、オランダ統治時代の面影を残す世界遺産の街

GOTRIP! / 2019年5月9日 6時30分

マレーシア南西岸に位置するマラッカ州の州都であり、古くから交易で栄えたマラッカ。

マラッカ海峡の重要な東西貿易の交易点として、500年以上の長きに渡って繰り返し繁栄したこの街は、海峡を通るアジアやヨーロッパの影響を色濃く受けに受けて、独自の文化を築きました。

15世紀に興ったマラッカ王国と16世紀初頭のポルトガル、オランダの支配の歴史を反映した建物、教会や広場は、そのユニークな建築様式と、文化的な町並みを構成していることが高く評価され、2008年7月、マレーシアでは初のユネスコ世界文化遺産に登録されました。

マラッカの中心部にあるオランダ広場には、英ビクトリア女王に捧げるために1901年に造られたビクトリア女王記念噴水、キリスト教会、スタダイスがあり、有名な観光スポットとなっています。

スタダイス(旧総督邸)。かつてはオランダ政府の施設でしたが、現在はマラッカ王国時代に始まり、ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地時代、日本軍の占領時代、そしてマレー連邦として独立するまでのマラッカの歴史を紹介する歴史博物館となっています。

1753年に完成したマラッカのキリスト教会。オランダ建築の代表例とされる木造のプロテスタント教会です。サーモンピンクに近い赤色の壁に、純白の十字架がよく映えます。

周辺にトライショー(人力三輪車)の客引きが行き交っているのも、観光スポットらしい風景。

このキリスト教会は中に入って見学ができます(入場無料)。入り口は向かって左側にあります。

高さ30mの教会の天井の梁は、継ぎ目のない一本の木を使い、組み合わせにも釘を一本も使っていないとのこと。当時としては、とても高度な建築技術であったに違いありません。

現在も使われている椅子はオランダ時代に作られた当時のままの椅子というから驚きです。

オランダ広場の見学を終えたら、マラッカ川にかかる橋を渡ってみましょう。

マラッカ川を挟んで西側のエリアは、中国大陸からやってきた中国人と地元マレーの女性が結婚して生まれた子孫(プラナカン)たちの文化が多く残るエリアです。

橋を渡ると一気に街並みが中国っぽくなり、メインストリートであるジョンカー通りの両側には、アンティークショップやレストラン、 カフェなどが建ち並びます。

時間があれば、ぜひジョンカー通りの散策も楽しんでほしいところですが、この橋の周辺にも、写真映えするスポットがたくさんあります。特に、川に面した建物の壁画は見ごたえたっぷり。

こちらは、アメリカのコスメメーカー「KIEHL’S」が文化保存活動の一環で描いた壁画です。

カラフルでポップな壁画は、インスタスポットとしても人気らしく、ご丁寧にハッシュタグまで。

色彩豊かなマラッカ中心部ですが、オランダ広場のすぐ近くには、ポルトガル支配時代の面影を残すサンチャゴ砦跡も(現在は石造りの門と大砲のみが残っています)。

ポルトガル支配時代は1511年~1640年、そして1642年にはオランダがポルトガルからマラッカを奪略し、オランダ支配時代が始まりました。ポルトガル人たちの遺構、そしてオランダ人たちの建造物を見れば、歴史の流れを感じられるかもしれません。

マラッカはマレーシアの首都クアラルンプールからバスで2時間程度。次のマレーシア旅行では、クアラルンプールから足を伸ばして、日帰り、あるいは1泊2日でマラッカ観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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