【日本カレー紀行】歴史ある古民家で味わう絶品の飛騨牛カレーとは? / 岐阜県飛騨市古川町の「壱之町珈琲店」
GOTRIP! / 2020年3月25日 6時30分
もはや日本の国民食との1つとも言える食べ物と言えば「カレー」。
実は世界の年間カレー粉消費量ランキングで、日本はなんと第2位!(第1位はもちろんインド)
つまり日本は、あのインドを除けば、世界ナンバーワンと言ってもいいほどのカレー大国なのだ。
さらに、エスビー食品の調査によると、日本人は1人当たり年間平均約84食のカレーを食べているとのこと。1年は52週であることから、日本人はおおよそ1週間に1回以上カレーを食べている事になる。
そんなカレー大国ニッポンには、様々なタイプのカレーがある。
例えば、インドカレーで言えば、あのタモさんも絶賛するという銀座の「ナイルレストラン」や元祖と呼ばれる日本人が作るインドカレーの名店「デリー」が有名だが、それだけではない。
欧風カレーのジャンルで言えば、カレーの聖地・神保町で人気を二分するほどのお店「ボンディ」や「ガヴィアル」が挙げられるし、パキスタンカレーのジャンルで言えば「サリサリカリー」、スマトラカレーで言えば神保町の老舗カレー店「共栄堂」、世界でもっとも美味しいというCNNのランキングで一番になったタイのマッサマンカレーで言えば、「ハレギンザ」、ハイチの家庭のカレーを再現した「カフェハイチ」など、国別の美味しいカレーを挙げるだけでも、たくさんのカレーを味わう事ができる。
また、日本で独自に育まれた「オリジナル」のカレーという意味であれば、その定義はもっと広がる。
例えば、焼きカレーと言えば、あの上戸彩さんが絶賛した下関のカレーに銀座の焼きカレーの名店「3丁目のカレー屋さん」があるし、新潟のソウルフード「バスセンターのカレー」に、カツカレー発祥の地「銀座スイス」、劇ウマのトンカツとカレーを味わえる「いっぺこっぺ」、奇跡の復活を遂げた「ニューキャッスル」の「辛来飯(カライライス)」、ワンコインでおいしいカツカレー味わえる東京八重洲の「アルプス」、さらには立ち食い蕎麦屋で絶賛されている「そばよし」にもたっぷりとカツオダシの効いたカレーライスがあるし、立ち食い蕎麦屋にもかかわらず、カレーの方が有名な「よもだそば」、そして、国際線の空港ラウンジで味わえるJALの絶品カレーなど、数え上げれば本当にキリがない。
今回はそんな日本人が愛して止まない日本全国にある美味しいカレーのお店の中から、岐阜県飛騨市にひっそりと佇む喫茶店をご紹介したい。
お店の名前は「壱之町珈琲店(いちのまちコーヒーてん)」だ。
・かつては飛騨の中心だった飛騨古川にある喫茶店
こちらのお店、戦国時代より前の時代に飛騨地方の行政の中心であった飛騨古川の街並みの中に佇む喫茶店。
寂れゆく飛騨古川の街並みに危機感を覚えた地元の有志の方々によって運営されている喫茶店だそうだが、その素晴らしい雰囲気は田舎の喫茶店とは一線を画す、趣深いスペースとなっている。
100年以上前の古民家を改装した店構えと喫茶スペースは非常にくつろげる環境で、まさに日本の隠れ家と言っても過言ではない。
・魅惑の飛騨牛カレーとコーヒー
こちらには様々なメニューがあり、くつろげる空間で美味しい時間を堪能することができる。
中でもオススメなのが、美味しい飛騨牛を使った絶品カレーだ。
カレーが提供されると同時に、熱々のカレーから湯気とともにかぐわしいカレーの香りが立ち上り
、あたりはたちまちカレーの香りに包まれる。
そんな幸せな香りにつつまれたのなら、最高のカレータイムがスタートする。
まずはカレーとご飯との組み合わせを味わっておきたい。
ふっくらと、しかしながら少し固めに焚き上げられたご飯は、濃厚なウマミとコクを感じられるカレールーとの相性は抜群。
たっぷりとウマミを感じた後は、なんの抵抗もなく飲み物のように喉を通り抜けていくのだが、その刹那には非常に良い香りとともにスパイスの爽やかさが感じられるという、まさにスプーンを止めることが難しいほどの美味しいカレーであることに気がつく。
そしてたっぷりとご飯とカレーの味わいを楽しんだのなら、おおぶりにカットされた飛騨牛を味わってみてもらいたい。
スプーンで口に入れた瞬間に、ホロホロと解けていく牛肉は、まさに驚きの味わい。
濃厚なウマミとコクを感じるルーに全く負けない飛騨牛のウマミを噛み締めるほどに感じらるこの味わいは、まさに飛騨牛を使ったカレーの頂点を極めていると言っても過言ではない。
もし岐阜県飛騨地方を旅することがあるのであれば、こちらの歴史を感じる古民家を改装した喫茶店で、旅の途中下車をしてみてはいかがだろうか?
そこにはきっと、この場所でしか味わえない雰囲気と絶品のカレーがあるに違いないのだ。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 壱之町珈琲店 (いちのまちコーヒー店)
住所 岐阜県飛騨市古川町壱之町1-12
営業時間 10:00~17:00
定休日 火曜日(祝日の場合は翌日)
お店のウェブサイト https://www.hida-kankou.jp/gourmet/1000000053/
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