【日本カレー紀行】昭和48年創業の素朴で美味しい正統派カレースタンド / 東京都台東区の「待ち時間0分 自家製造カレーの店 サカエヤ」
GOTRIP! / 2019年10月18日 6時30分
もはや日本の国民食との1つとも言える食べ物と言えば「カレー」。
実は世界の年間カレー粉消費量ランキングで、日本はなんと第2位!(第1位はもちろんインド)
つまり日本は、あのインドを除けば、世界ナンバーワンと言ってもいいほどのカレー大国なのだ。
さらに、エスビー食品の調査によると、日本人は1人当たり年間平均約84食のカレーを食べているとのこと。1年は52週であることから、日本人はおおよそ1週間に1回以上カレーを食べている事になる。
そんなカレー大国ニッポンには、様々なタイプのカレーがある。
例えば、インドカレーで言えば、あのタモさんも絶賛するという銀座の「ナイルレストラン」や元祖と呼ばれる日本人が作るインドカレーの名店「デリー」が有名だが、それだけではない。
欧風カレーのジャンルで言えば、カレーの聖地・神保町で人気を二分するほどのお店「ボンディ」や「ガヴィアル」が挙げられるし、パキスタンカレーのジャンルで言えば「サリサリカリー」、スマトラカレーで言えば神保町の老舗カレー店「共栄堂」、世界でもっとも美味しいというCNNのランキングで一番になったタイのマッサマンカレーで言えば、「ハレギンザ」、ハイチの家庭のカレーを再現した「カフェハイチ」など、国別の美味しいカレーを挙げるだけでも、たくさんのカレーを味わう事ができる。
また、日本で独自に育まれた「オリジナル」のカレーという意味であれば、その定義はもっと広がる。
例えば、焼きカレーと言えば、あの上戸彩さんが絶賛した下関のカレーに銀座の焼きカレーの名店「3丁目のカレー屋さん」があるし、新潟のソウルフード「バスセンターのカレー」に、カツカレー発祥の地「銀座スイス」、劇ウマのトンカツとカレーを味わえる「いっぺこっぺ」、奇跡の復活を遂げた「ニューキャッスル」の「辛来飯(カライライス)」、ワンコインでおいしいカツカレー味わえる東京八重洲の「アルプス」、さらには立ち食い蕎麦屋で絶賛されている「そばよし」にもたっぷりとカツオダシの効いたカレーライスがあるし、立ち食い蕎麦屋にもかかわらず、カレーの方が有名な「よもだそば」、そして、国際線の空港ラウンジで味わえるJALの絶品カレーなど、数え上げれば本当にキリがない。
今回はそんな日本人が愛して止まない日本全国にある美味しいカレーのお店の中から、東京都台東区に佇む素朴でありながらしっかりと美味しい、正統派のカレースタンドをご紹介したい。
お店の名前は「サカエヤ」だ。
・昭和48年(1973年)創業の素朴で美味しい正統派カレースタンド、それが「サカエヤ」
こちらのお店、昭和48年(1973年)創業の正統派カレースタンド。
昭和48年(1973年)と言えば、ノストラダムスの大予言が出版され、実際に石油ショックによる物価の急上昇などが起こり、日本全体に漠然とした不安が広がっていた時代。
そんな時代に生まれたカレースタンドは、正統派で堅実、誰もが愛するカレースタンドとして、今なお多くのカレーファンを魅了し続けているのだ。
・非常にシンプルなカレー
こちらのカレーは非常にシンプル。
メニューもポークカレー、エッグカレー、チキンカレー、カツカレーとカレーが4種類に、サラダ、そしてスープが2種類と非常にシンプルな構成となっている。
どのカレーでもいいのだが、オススメしたいのが半熟卵が乗ったエッグカレーだ。
まずカレーだが、非常に上品な香り高いカレー。
カレーは非常にさらっとしており、ご飯としっかりと絡んでくれる。
奇をてらうことなく、ただ単純にシンプルでうまい、そんな奥深いカレーを味わえば、スプーンが止まらなくなるのだ。
ルーの中にはホクホクとしたジャガイモも潜んでおり、嬉しい発見を楽しみながらカレーを楽しめる。
そんなカレーとご飯の美味しさを味わったのなら、その美味しいカレーと、半熟卵とをぜひ一緒に食べてもらいたい。
そのねっとりとした半熟卵とシンプルで奥深い美味しいカレーとの相性は抜群だ。
・絶品のけんちん汁
美味しいカレーを味わった後にオススメしたいのが、こちらのお店のけんちん汁。
透き通ったけんちん汁には、野菜や肉のウマミがたっぷりと溶け出しており、そのスープだけでも非常に美味しい。
野菜や肉のウマミがたっぷりと溶け出した優しい味わいに、大根、人参、里芋、こんにゃくなどの食感も楽しめるけんちん汁は、まさにカレーの後のホッとする、一服の清涼剤のような味わいを楽しめるのだ。
もし、東京・御徒町近辺を訪れることがあれば、素朴で真面目なカレースタンドの暖簾をくぐってみてはいかがだろうか?
きっとそこでは、シンプルで奥深いカレーと、そのカレーを包み込むような優しいスープを楽しめるに違いないのだ。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 サカエヤ
住所 東京都台東区東上野1-6-3
営業時間 月曜日から金曜日 10:30~15:00 / 16:00~20:00 土曜日 10:30~15:00
定休日 日曜日・祝日
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
沖縄県産食材使ったインドカレー スープと副菜ならぶワンプレートに 人気店で修行重ね2018年開業
沖縄タイムス+プラス / 2024年5月10日 15時0分
-
巷のインドカレー屋が急増する“悲しい裏事情”。日本向けにローカライズされた魔改造ナンも
日刊SPA! / 2024年5月9日 15時52分
-
愛知県豊田市のインド料理店「SOKKYOナン屋」が「ナン屋チーズナンセット2nd」を4月25日に販売開始
@Press / 2024年4月24日 10時0分
-
【ホテルニューグランド】伝統のビーフシチューと人気のオムライスが一皿で味わえる! 1日10食限定「プレミアムオムライス」(横浜高島屋 ル グラン)
PR TIMES / 2024年4月18日 17時45分
-
洋食店の定番メニュー「オムライス」。実は銀座の名店が発祥なんです
Hanako.tokyo / 2024年4月16日 12時0分
ランキング
-
1すき家、14日から復活する“人気メニュー”が話題に 「復刻まじか」「通常メニューにして…」
Sirabee / 2024年5月9日 4時0分
-
2市販薬の箱に書かれた「第一類」「第二類」「医薬部外品」ってどういう意味? 薬剤師が購入時の注意点も解説
オトナンサー / 2024年5月10日 20時50分
-
3今年結婚予定の30代の彼は貯金「0円」…30代で「貯金がない人」ってどれくらいいるの?
ファイナンシャルフィールド / 2024年5月9日 4時20分
-
4車の「ガソリン」高すぎる! なぜこんなに高いの? 不適切な「二重課税」が原因? 価格に占める「税金」の割合とは
くるまのニュース / 2024年5月10日 14時10分
-
5大好きな“ももクログッズ”を新婚の妻に捨てさせられた男性。嫉妬?軽蔑?原因は誰でも抱く「ある欲望」
女子SPA! / 2024年5月10日 8時46分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください