猫天国・イスタンブールで出会った可愛い猫ちゃん20連発
GOTRIP! / 2020年1月14日 6時30分
西洋と東洋の架け橋、トルコ。エキゾチックな建築物や古代遺跡、豊かな自然など、何でも揃うこの国には、一度では味わい尽くせない魅力がいっぱい!
猫好きのあいだでは、行く先々で可愛い猫に出会える「猫天国」としても有名です。
果たしてトルコの「猫天国」ぶりとは、どの程度のものなのか・・・筆者がトルコで実際に遭遇した可愛い猫ちゃんたちをご紹介します。
・スルタンアフメット・ジャーミィ(ブルーモスク)
トルコ最大の都市・イスタンブールの代名詞的存在が、「ブルーモスク」の愛称をもつスルタンアフメットジャーミィ。トルコを代表する観光スポットであるブルーモスクにもやはり猫ちゃんがいました。
エジプト神話に登場する女神「バステト」を思わせる、しゅっとした身体つきの猫です。
どうやらよくここにいるらしく、モスクの警備員さんたちが名前をつけて猫と遊んでいました。テロ対策で物々しい雰囲気を感じる場所もあるイスタンブールですが、こんな平和な風景を見ると、何だかほっとしますね。
・アヤソフィア
ブルーモスクと並ぶ有名観光地・アヤソフィアにも、やはり猫の姿が。しかし、ブルーモスクと違って、猫がいるのは建物の中。
どうやらここで飼われているらしく、猫の水飲み皿も置かれていました。多くの旅行者が訪れるアヤソフィアの中にいるだけに、随分と人馴れした様子。筆者が初めてイスタンブールを訪れた9年前にも、種類の似た猫がいたのですが・・・以前いた猫の子どもなのでしょうか。
・アラスタバザール周辺
ブルーモスクからアラスタバザールへと至る、階段にも猫。なんと、人通りの激しい階段の途中で堂々と寝ているのです。
一瞬、踏んづけてしまいそうになり焦りませしたが、何事もなく安心しました。日本に比べ、トルコの猫は人通りの多い場所でもリラックスしていることが多いですね。
・キュチュック・アヤソフィア・ジャーミィ
イスタンブール旧市街にありながら、訪れる観光客が少なく、ひっそりとしたたたずまいのキュチュック・アヤソフィア・ジャーミィ。
静かな庭には、小さな猫ちゃんがたくさん。
縦横無尽に庭を走り回っている姿が、たまらなく可愛かったです。
・スュレイマニエ・ジャーミィ
天才建築家ミマール・スィナンの設計で知られる、スュレイマニエ・ジャーミィ。ブルーモスクに比べると、訪れる人も少ないこのモスクでは、たくさんの猫たちとの出会いがありました。
モスクの中庭で気持ちよさそうに寝ている猫。
モスク併設の霊廟で暮らしている猫。
ボスポラス海峡を望む庭で、リラックスした様子の猫。スュレイマニエ・ジャーミィは敷地が広く、緑も多いので猫たちにとっても居心地が良いようです。
・カーリエ博物館
キリスト教のモザイク画で有名なカーリエ博物館周辺も、知る人ぞ知る猫天国。博物館の関係者が餌付けをしているようで、たくさんの猫ちゃんたちが集まってきていました。
・ガラタ塔周辺
新市街の人気ビュースポット、ガラタ塔周辺の路地でもたくさんの猫たちに出会えます。
楽器ショップの前で熟睡している子や、
ローカル臭漂う路地裏に隠れている子たちも。
快適なのかは疑問ですが、バーの屋外席のイスのサイドバー部分に前脚を載せて寝ている子もいました。
・エユップ・スルタン・ジャーミィ周辺
エユップ・スルタン・ジャーミィは、イスタンブールきっての巡礼地。ブルーモスクやアヤソフィアがある旧市街からやや離れていることもあって、訪れる人はトルコ人の割合が多く、ローカルな雰囲気が漂っています。
賑やかでありながら、どこかのんびりした雰囲気が漂うこのエリアにも、たくさんの猫たちの姿。
人馴れしているのか、近付いてもあまり逃げることなく、愛嬌たっぷりの表情を見せてくれました。
・カドゥキョイ
イスタンブールのアジア側を代表する繁華街が、カドゥキョイ。ヨーロッパ側に比べると庶民的な雰囲気が漂うこの町にも、自然体の猫たちが暮らしています。
ブティックの軒先で寝ている猫。
屋外にイスが置かれたローカルな食堂では、一匹の猫がお姉さんの食事を虎視眈々と狙っていました。
おしゃれなジュースバーに入ってみると、やはりここにも先客が。
イスタンブールを歩いていると気付くのが、猫がいる風景が「日常」だということ。日本の観光地に猫が出現すると、「可愛い~!」と多くの人に取り囲まれたり追い回されたりしますが、イスタンブールでは、猫がいる風景は当たり前なので、外国人観光客を除き、誰も必要以上に猫に注意を向けません。
もちろん、猫のいる風景はイスタンブールに限らず、トルコのあちこちで見ることができます。人と猫が日常の中で共存している。トルコには、そんな素敵な人と猫との関係性がありました。
トルコは、猫好きにとっての天国ですが、猫たちにとっても暮らしやすい国のようです。
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