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【世界の街角】オーストラリアの捕鯨時代の雰囲気を色濃く残すエリア / タスマニアの州都ホバートのサラマンカプレイス

GOTRIP! / 2020年3月30日 6時30分

オーストラリアは、実は8000以上の島々からなりたっている国である事をご存知でしょうか。

様々な島の中でも、最も有名な島の1つがタスマニア島。タスマニア島の大きさは北海道の約80%くらいの広さの島で、オーストラリア本土からは130キロ南にあります。

実はタスマニア島は、オーストラリアにおいても歴史のある島の一つで、オランダ人のアベル・タスマンが1642年に上陸したという記録が残っています。

その後、1803年には、オーストラリアからの植民が始まり、古い町は1800年代に作られていきました。

そんなタスマニア島は1つの島そのものがタスマニア州として成立しており、州都はタスマニア島の南にあるホバートという街におかれています。

実はこのホバートという街は、オーストラリアではシドニーに次いで2番目に古い都市。

天然の良港として知られ、かつて欧米列強が燃料や潤滑油として大量に使っていた鯨油(げいゆ)の原料として行っていた南太平洋の捕鯨基地として入植以降急速に発展した街。

その後、捕鯨を中心にアザラシ貿易や造船業などの中心地として、オーストラリアの近代化に欠かせない街として知られています。

今回はそんなオーストライアのタスマニア島にある「ホバート」の海辺を散策ポイントをご紹介しましょう。

まず、ホバートの中心地から海辺側に歩いて約5分の場所にあるのが、観光のメインとなるサラマンカ・プレイス(Salamanca Place)です。

サラマンカ・プレイスは、タスマニア島最大の都市ホバートのプリンセス埠頭に面した砂岩造りの倉庫群で、捕鯨全盛時代の1835年頃に建てられた建造物です。

当時、鯨油の倉庫として使われた3~4階建ての砂岩造りの建物とプラタナスの並木が織りなす風景は、まさにサラマンカ・プレイスでしか味わえない風景です。

周囲には歴史の重みを感じる建物が多く、現在はギャラリーやブティック、みやげ物店、アンティークショップやパブ、レストランなどとして使われています。

また毎週土曜には、サラマンカマーケットが開かれ、多くの人々で賑わう場所になります。

1972年に、ホバート市の1議員の提案で始められた最初のマーケットはわずかに12つの露天でしたが、現在ではおよそ300店舗、数万人が参加する大きなイベントへと成長しています。

そんなタスマニアの人気スポットの1つであるサラマンカ・プレイスの目の前に広がるのがプリンセス埠頭。

こちらの埠頭は単なる船着場ではなく、1200人収容のイベント会場が桟橋にあり、多くの人が集まる貿易などの見本市やフェスティバルなどの催し物が開催され、ホバートの中でも最先端の情報が行き交う場所となっています。

オーストラリア・ホバートを訪れることがあるのであれば、ホバートの繁栄の歴史を色濃く残す、港のエリアにも足を運んでみてはいかがでしょうか?

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名称 サラマンカ・プレイス(Salamanca Place)/プリンス埠頭(Princes Wharf)
所在地 Salamanca Place Hobart Tasmaniα 7010, Australiα

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