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【レトロな大阪】懐かしいのに新しい、中崎町~北浜・中ノ島エリアの旅

GOTRIP! / 2020年8月15日 6時30分

「大阪」と聞いて、何を思い浮かべますか?目立ってナンボの道頓堀や新世界の街並み?あるいはたこ焼きやお好み焼きなどの粉もんグルメでしょうか?

いえいえ、大阪にはもっと多彩な表情があります。「コテコテ」じゃない、懐かしいのに新しい「レトロな大阪」に出かけましょう。

・昭和レトロな「中崎町」

「レトロな大阪」の代表格といえば、なんといっても中崎町。地下鉄谷町線・中崎町駅周辺に広がるエリアで、戦火を免れたノスタルジックな昭和の街並みが残っています。

大阪駅・梅田駅からも徒歩圏内という都会のど真ん中にありながら、昔ながらの日本が感じられるスポットとして外国人旅行者にも大人気に。コロナ前は韓国人のお客さんを中心に、多くの外国人観光客がカフェめぐりや写真撮影に訪れていました。

中崎町の最大の魅力は、新旧の融合。古い街並みを残しながらも、古民家をヒップにリノベーションしたカフェやショップ、ストリートアートが点在し、歩いているだけでも宝探しをしているような気分になれます。

これといった観光スポットがあるわけではありませんが、古いのに新しい、ここだけの風景にカメラのシャッターも大忙し。初めて訪れたら、「大阪にこんな場所があったなんて!」と驚くことでしょう。

そんな中崎町へは、ぜひランチやカフェの時間をとってゆっくり訪れてみてください。今回筆者が訪れたのは、中崎町カフェの代表格ともいえる「太陽ノ塔」。

大阪市内に4つのカフェを展開している「太陽ノ塔」ですが、中崎町の裏路地にある「別館」は「和」がテーマ。

レトロポップな店内で、ほっこりするおばんざいプレートのランチや、キュートな和スイーツなどがいただけます。

独特の世界観に身を置いているうちに、どこか異次元の世界に迷い込んだような気分になれるかも。ケーキがお目当てなら、「太陽ノ塔 別館」の向かいにある「太陽ノ塔 GREEN WEST」もおすすめですよ。

【お店の情報】
cafe太陽ノ塔 別館
住所:大阪府大阪市北区中崎西2丁目4-36
電話:06-6359-8883
https://taiyounotou.com/cafe/bekkan/

通りを挟んで、「太陽ノ塔 別館」の向かい側の路地裏にあるのが、2020年4月にオープンしたジュース屋さん「くだものだもの」。

完熟バナナを贅沢に使った「ばななスムージー」と「れもんスカッシュ」の専門店で、食後の口直しや中崎町散策の小休止にぴったり。

暑い夏はやはり爽やかな「れもんスカッシュ」が人気だそう。「くだものだもの」の「れもんスカッシュ」は、普通のレモンスカッシュとは一味違い、炭酸を閉じ込めた世界初の「炭酸氷」を使っています。氷自体にも味が付いているので、氷が溶けても、炭酸の濃度もジュースの味も薄まらないのです。

写真は、凍らせたオレンジの果肉がトッピングされた「おれんじレモン」。シャリシャリとしたフローズンオレンジの食感を楽しむのもよし、ジュースと混ぜて飲むのもよし…1度で2度も3度もおいしいドリンクです。

すっきりとしたレモネードで身も心もリフレッシュできたのはもちろん、フレンドリーなオーナーさんに元気をもらえました。

【お店の情報】
「くだものだもの」
住所:大阪府大阪市北区中崎西3-3-4

・大正ロマン薫る「北浜・中ノ島」

「中崎町」とはひと味もふた味も違った「大阪レトロ」が体感できるのが、「北浜・中ノ島」エリア。大正時代の西洋建築が多く、東京でいえば丸の内のような洗練された雰囲気がありますが、川沿いにあることも手伝って、ゆったりとした開放感があります。

北浜はカフェ激戦区でもありますが、女子のあいだで不動の人気を誇っているのが、「北浜レトロ」。

1912年築の国登録有形文化財の洋館を利用した紅茶専門店で、ティファニーブルーが光るノスタルジックな空間で、本格英国式ティータイムが楽しめます。

店内に一歩足を踏み入れると、そこは外界とは隔絶された別世界。3段トレイのアフタヌーンティーが有名ですが、ケーキセットや紅茶だけでも気軽に利用できます。

写真は、メロンがおいしい季節限定の「完熟メロンの贅沢なグラスデザート」。甘くジューシーな赤肉メロンと青肉メロン、濃厚なパンナコッタとプレミアムバニラアイスクリーム、爽やかなライム&ミントゼリーなどを使った心ときめく一品です。

1階のショップでは、紅茶の茶葉やスコーン・クッキーなどの焼き菓子を販売中。紅茶好きな方へのお土産にぴったりです。

【お店の情報】
北浜レトロ
住所:大阪府大阪市中央区北浜1丁目1-26
電話:06-6223-5858

「北浜レトロ」のすぐ西側には、「ライオン橋」の通称をもつ難波橋が。

橋詰の4ヶ所に、阿(あ)と吽(うん)2体ずつのライオン像が配置された橋で、重厚なたたずまいはここだけ時間が止まっているかのようです。

難波橋から見える中ノ島のランドマークが、大正7年に建てられた大阪市中央公会堂。赤レンガが印象的なネオ・ルネッサンス様式の西洋建築で、国の重要文化財にも登録されています。

ガイドツアーで壮麗な特別室が見学できるほか、地下にあるレストラン「中ノ島ノーシャルイートアウェイク」では、ハイセンスな空間でミシュランスターシェフ監修の料理が味わえますよ。

・大阪レトロ旅の拠点にぴったりのホテル「イビス大阪梅田」

今回ご紹介した大阪レトロ旅の拠点に最適なのが、「イビス大阪梅田」。世界70ヵ国に展開するフランス発のホテルチェーン「イビス」の西日本1号店として、2018年11月にオープンしました。

JR大阪駅、阪急・地下鉄御堂筋線梅田駅から徒歩5分、地下鉄谷町線東梅田駅から徒歩3分のところにあり、アクセス抜群。今回ご紹介した「中崎町」と「北浜・中ノ島」の中間地点にあり、どちらのエリアにも歩いていくことが可能です。

ワールドワイドな「イビス」のコンセプトを守りつつも、国内外で活躍する2人組アーティスト「WHOLE9(ホールナイン)」による壁画やなど、さりげなく大阪らしさが散りばめられた館内は、明るくフレンドリーな雰囲気が魅力。

客室のドアやベッドボードにも大阪の地図がデザインされ、アクティブな旅心を刺激します。

「イビス大阪梅田」の客室について特筆すべきは、幅2mのキングベッドを備えたキングルームがあること。日本の同ランクのホテルでは、シングル、ツイン、幅140cm程度のダブルベッドを備えたダブルルームしかないことが多いですが、「イビス大阪梅田」のキングルームなら、2人で寝てもゆったりくつろげます。

キングルームでさらに充実したステイが楽しめる「キングルーム」プランもスタート。プレゼントのドリンクやおつまみ、フランスのマリンコスメブランド「アルゴテルム」のアメニティともに、大切な人とワンランク上の時間を過ごしませんか。

「カップルキングルームプラン」(8000円~)
①ゆっくりできる24時間ステイ
②部屋の冷蔵庫にアルコールプレゼント
※アサヒスーパードライ、トリスハイボール、ほろ酔い桃に加えて、下記5点から1点をチョイス(ビリケンビール or 河内ワイン白甘口 or 赤甘口 or 白辛口 or 赤辛口)
③おつまみ(チーズ、ナッツ&ドライフルーツパック)プレゼント
④フランス製「アルゴテルム」のアメニティセット

「ファミリーキングルームプラン」(8000円~)
①朝8時からの荷物預かりサービス
②部屋の冷蔵庫にジュースプレゼント
③フランス製「アルゴテルム」のアメニティセット
④お子様にお菓子の詰め合わせプレゼント
※12歳未満のお子様は宿泊無料(1名まで)

【ホテルの情報】
ホテル イビス大阪梅田
住所:大阪府大阪市北区小松原町1-5
電話:06-6363-0331
https://all.accor.com/hotel/A5U8/index.ja.shtml

ホテル周辺もとてもユニーク。ホテルの向かいには、地元の人の利用が多い「お初天神通り商店街」の入口があります。この商店街は、あの「曽根崎心中」の舞台となった露天神社(お初天神)への参拝道。

悲恋の舞台となった露天神社ですが、今では恋愛のパワースポットとして大阪市民に愛されています。「イビス大阪梅田」に宿泊したら、ぜひ「お初天神通り商店街」を通って露天神社に参拝してみてください。

きっと、今まで知らなかった大阪の表情が垣間見えるはずです。

大阪の一大ターミナル・梅田からすぐの場所にあり、大阪の新旧を間近に感じられる「イビス大阪梅田」は、大阪レトロ旅の拠点にぴったり。

もともと関西出身の筆者は、これまでも幾度となく大阪を訪れてきましたが、これほど便利かつユニークな立地のホテルというのも珍しいというもの。おかげで、「大阪っていいな」と、改めてその混沌とした魅力に気付くことができました。

あなたも、ステレオタイプではない、大阪がもつ新しい表情を発見してみませんか?

Post: GoTrip! http://gotrip.jp/旅に行きたくなるメディア

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