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芸能界御用達!50年以上多くの芸能人に愛されてきた「のり弁」とは? / 東京都練馬区上石神井の津多屋の「二段のり弁当」

GOTRIP! / 2023年10月8日 6時30分

世界各国に存在する携帯食、中でも日本の弁当は世界に誇れるほど、バラエティに富んでおり、また日常的に携帯食としての弁当は広く愛されている。

日本人の場合、学生時代から家族の作る弁当であったり、弁当専門チェーン店やコンビニ、学食の弁当、など、さまざまな弁当を味わう機会があり、「弁当」との接触機会という意味においては、他国とは比較にならないほど、弁当は日本人の日常の一部となっている。

ただ、日本人の日常の一部となっている弁当だからこそ、多くの人にはそれぞれの好みの弁当が存在し、それゆえ万人に愛される弁当を作ることは非常に難しいことであることが容易に想像できる。ましてや長い間愛され続ける弁当ともなると、さらに困難であるに違いない。

しかしながら、長い間愛され続ける弁当をただひたすらに提供し続けるお店が日本各地には存在しているのだ。

今回はそんな日本人の日常を形成していると言っても過言ではない「弁当」において、長年芸能界で愛されて続けている弁当をご紹介したい。お店の名前は「津多屋」だ。

・昭和47年(1972年)創業の老舗弁当専門店、それが「津多屋」
こちらのお店、昭和47年(1972年)創業の老舗弁当専門店。

創業してから50年以上、多くの人の食の好みが変遷して行くなか、変わらず愛され続けて、弁当を提供し続けている。

昭和47年(1972年)といえば、第1次田中角栄内閣がスタートし日本列島改造と日中国交回復が国政の大きなテーマとなった年。浅間山荘事件やテルアビブ空港乱射事件などの日本赤軍によるテロ事件が勃発した反面、日本人の海外旅行者は100万人を突破、さらに沖縄が日本本土に復帰するなど、様々な社会的な変革がもたらされていた。

そんな時代に生まれた弁当専門店は、ドリフターズさんの「8時ダヨ!全員集合」からロケ弁を作り始め、芸能界で多くの人々に今なお愛され続けているのだ。
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・平日でも行列ができるお弁当専門店、それが「津多屋」
こちらのお店、平日でも大きな行列できるお店で、特に限定のお弁当は開店の11時から30分もすぎると完全に売り切れてしまうほど。

そのため、どうしてもお目当ての限定のお弁当をゲットしたいのであれば、開店前から列に並ぶことをオススメする。
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ただ、こちらのお店で通常メニューとして提供されているシグネチャー弁当である「のり二段弁当」は、数に多少の余裕があるため、開店から30分を過ぎても十分に購入することができる。
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無事にゲットできたのであれば、しっかりとその味わいを楽しんでいただきたい。
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蓋を開けると、海苔でびっしりと覆われた真っ黒なご飯エリアに驚くかもしれない。と、同時に、海苔の良い香りを弁当から感じることができる。

それぞれのオカズも、しっかりと脇を固めてくれていることに気が付く。
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まずは弁当の名前にもなっている2段の海苔ご飯だが、香りの良い良質な海苔の下に、たっぷりのオカカが敷き詰めてある。

それが二段になっているため、この海苔ご飯の部分だけで完結して食べ切ってしまうほど、充実した味わいを堪能できる。
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そして、おかずの部分だが、まずはメインとも言える、鮭の麹焼き、極太のごぼうを豚肉で巻いた豚ごぼうに、エビフライ、煮卵のエリアをご紹介しよう。

鮭は単なる焼き鮭ではなく、麹焼き。一口味わえば、麹のためか、ほんのりと甘みを感じる味わいで、さらにしっとりとした、絶妙な食感と味わいを感じることができる鮭に仕上がっていることがわかる。冷えた状態であっても抜群に美味しいと感じる味わいを提供できる鮭の麹焼きだけを味わっても、「津多屋」の素晴らしさを感じられるに違いない。

そして極太のごぼうを豚肉で巻いた豚ごぼうだ。ごぼうの鮮烈な香りと食感、それらを損なうことなく周りをしっかりとまとめてくれる豚肉の旨み、ご飯のおかずだけでなく、酒のつまみとしても最高の味わいと感じられるほどの逸品に仕上がっている。

エビフライや煮卵、玉こんにゃくについても、一般的な弁当で感じる、少し残念な感じが全くなく、まさに手抜かりのない、それぞれのおかずがそれぞれの味わいを堪能できる逸品にまで昇華されていることに気がつくだろう。
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他にも大きくカットされた野菜とシェルパスタの食感が嬉しいマカロニサラダや味のしっかりと染み込んだがんも、鶏肉を味噌味で味付けた味わいがやみつきになってしまう、鶏肉のカシューナッツ炒めに、さつま揚げなど、他に数多ある弁当では味わえないオカズの数々に嬉しくなってしまう。
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季節はもう秋。この秋の行楽シーズンに出かける際にタイミングが合えば、長い間芸能界で愛されてきた歴史を持つ弁当専門店でお弁当を購入し、行楽先でその味わいを味わってみてはいかがだろうか?

きっとそこには、丁寧に毎日コツコツと積み上げきた、決して裏切らない、愚直な想いの詰まった味わいがあるに違いないのだ。

<お店の情報>
お店 津多屋
住所 東京都練馬区上石神井1-25-1
営業時間 11:00~完売まで
定休日 1月、8月、12月を除く第2・第4水曜日(その他年始・夏季休業あり)  12月は第2水曜日のみお休み

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