マレーシア航空と日本航空の共同運航便|成田~クアラルンプール路線搭乗体験記
GOTRIP! / 2024年2月12日 6時30分
マレーシア航空と日本航空は、2020年7月より日本-マレーシア路線における共同事業を行っています。2024年2月現在、マレーシア航空・日本航空が成田国際空港からクアラルンプールへの直行便(毎日)を、マレーシア航空が関西国際空港からクアラルンプールへの直行便(毎日)および成田国際空港からコタキナバルへの直行便(週2便)を運航中です。
2024年1月下旬、マレーシア航空便にて成田国際空港からクアラルンプール国際空港まで、日本航空便にてクアラルンプール国際空港から成田国際空港まで搭乗してきたので、機内の様子や機内食について紹介します。
成田空港からMH71便にてクアラルンプール空港へ
マレーシア航空 MH71便は、22時30分に成田国際空港を飛び立ち、現地時間で翌朝5時25分にクアラルンプール国際空港に到着するスケジュールです。日本とマレーシアの時差は1時間(日本のほうが1時間早い)なので、フライト時間はおよそ8時間。仕事終わりに飛行機に乗れば翌日早朝に到着するので、日数の少ない旅行でも時間を有効活用できます。
こちらが今回搭乗したMH71便。Wi-Fiに対応した機体で、高高度での水平飛行中にどなたでも無料でWi-Fiを利用できます。(すべての機体がWi-Fiに対応しているわけではありません)
機内では、スマートフォンを「機内モード」にしたまま、「MHConnect」に接続するだけでWi-Fiが利用可能になります。メールアドレスは必要ですが、料金はかかりません。
続いて座席を見ていきましょう。こちらは前方のビジネススイートです。
続いて、ビジネスクラス。
そして、今回利用したエコノミークラスです。
パーソナルモニター付きで、映画やテレビ番組などの機内エンターテイメントを楽しめます。
成田国際空港を飛び立って水平飛行に入ると、ほどなくして機内食が提供されました。
「フィッシュ&ライス」は、魚のあんかけ、温野菜、ご飯、冷や麦、ひじきのごま和え、卵焼き、大福という和食メニュー。もう1種類の「チキン&ポテト」にはパンとケーキが付いていました。
飲み物はビールやワインなどのアルコールや、各種ソフトドリンクから好きなものを選べます。
食事が済んでトレイが下げられると、機内の照明が落とされました。深夜便ということもあって、眠って過ごす人がほとんどでした。
数時間後、着陸態勢に入る前に軽食(ツナサンドイッチかおにぎり)のサービスがありました。
おにぎりの具はさけ。小さなチョコレート付きです。
食事の後、飛行機は次第に高度を下げて、クアラルンプール国際空港に到着しました。機内は快適でしたし、食事のとき以外はほとんど寝て過ごしたので、あっという間に感じるフライトでした。
マレーシア航空は、航空会社として、国として、「マレーシアン・ホスピタリティ」を大切にしているそうです。キャビンアテンダントは皆さんあたたかく、思いやりにあふれたおもてなしをしてもらえました。到着する前からマレーシアらしさを感じられて、滞在がより楽しみになります。
参考:マレーシアン・ホスピタリティ(マレーシア航空公式サイト)
マレーシア航空国内線でマレーシアの各地に乗り継ぎ
クアラルンプール国際空港からは、マレーシア航空の幅広い国内線ネットワークでマレーシア国内各地へもスムーズに乗り継ぎできます。今回はクアラルンプール到着後、国内線(MH 1138便)に乗り継いでペナンへ向かいました。
クアラルンプールからペナンまでは、およそ1時間の短いフライトです。
座席にパーソナルモニターはありませんが、テーブルとは別にスマホスタンドがあります。機内Wi-Fiが利用でき、USBポートでスマホの充電も可能です。
クアラルンプールで乗り継ぐことでマレーシア国内各地へ容易にアクセスできます。
クアラルンプール空港からJL724便にて成田空港へ
クアラルンプール国際空港から成田空港へは、日本航空 JL724便を利用しました。こちらもWi-Fiに対応した機体です。22時50分クアラルンプール国際空港発、翌朝7時(日本時間)に成田国際空港到着の深夜便なので、往路と同様に眠って過ごせます。
エコノミークラスの座席。
パーソナルモニターが日本語対応なのは、日本航空ならでは。
JALのロゴ入りのヘッドホンをつけて、映画、ビデオ、オーディオゲームなどの機内エンターテイメントを楽しめます。
クアラルンプール国際空港から成田国際空港までのフライトマップ。
離陸して水平飛行に入ると、ほどなくしてワゴンサービスで飲み物と小入りのあられ、軽食のチキンチーズサンドイッチが配られました。飲み物はビール、ワイン、ソフトドリンクなどから好きなものが選べたので、今回は白ワインをチョイス。
マレーシア航空ではワインはフルボトルをプラスチックカップに注いでくれるスタイルでしたが、日本航空ではミニボトル入りのワインを1本手渡されました。
日本航空の国際線で提供しているオリジナルワイン「DOUBLE “O”(ダブル・オー)」は、JALワインアドバイザーの大橋健一氏(マスター・オブ・ワイン)と大越基裕氏(ソムリエ)がJALのために作ったスペシャルキュベです。白ワインは爽やかで香りがよく、すっきりとした味わいでした。
食事が片づけられ、少しすると照明が落とされて、機内はお休みモードに。
数時間後、着陸態勢に入る前に温かい朝食が提供されました。オムレツとソーセージがメインで、付け合わせは、ポテト、マッシュルーム、ブロッコリー、パスタ。そして、サラダ、ヨーグルト、カットフルーツ、パン、バター付き。温かいお茶やコーヒーのおかわりも聞きに来てくれました。
食事を終えて窓の外を見ると、眼下に美しい朝焼けが広がっていました。こうした非日常の景色を眺められるのも、飛行機の旅の醍醐味のひとつ。
今回は往路復路ともに深夜発・早朝着のフライトを利用したおかげで、現地滞在時間を長く取ることができ、充実した旅になったと感じます。仕事を終えてから職場から空港へ直行、あるいは到着してからそのまま出勤もできるので、まとまった休みが取りにくい人も利用しやすいでしょう。
航空券の最新情報はマレーシア航空 公式サイト、日本航空 公式サイトにてご確認ください。
なお、2024年1月1日より、マレーシアに入国する旅行者はマレーシア・デジタル・アライバルカード(MDAC)の事前提出が必須となりました。詳しくは、マレーシア政府観光局の「デジタルアライバルカード導入のお知らせ」をご確認ください。
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