創業300年をこえる伝統の絶品蕎麦を食べに行こう。長野県木曽町の「くるまや」
GOTRIP! / 2015年4月11日 5時10分
江戸時代、関所と言われる検問所では、厳しく人の往来が管理されていました。「入鉄砲、出女」という言葉をご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当時、日本の4大関所として有名だったのが、「天下の険」と歌われた「箱根」、浜名湖の西岸に設けられた「新居」、関東・信濃・北陸の分岐点に当たる「碓氷」、そして、木曽路のほぼ中央に当たる「福島」の四つの関所のことです。
今回はその木曽路で「福島」の関所を代々治めていた山村代官のお屋敷に仕えていた製粉業を営んでいた「くるまや」の蕎麦をご紹介します。
・江戸時代から代々つたわるお店が起源
くるまや本店は江戸時代に製粉業を営んでいた水車小屋が起源となっています。明治時代には自家製のそば粉を使った手打ちそばが評判を呼び、現在はそば屋だけのお店として営業しています。そのため製粉業の時代から数えると創業300年を超えるお店となります。
・滑らかな喉越し
くるまや本店の蕎麦は非常につややかな太麺。蕎麦の野趣溢れる力強い香りと強いコシ、さらに加えてさらに、滑らかな喉越しを楽しむ事ができます。
・独特の甘みの効いた「かえし」
蕎麦の力強い香り、コシそして滑らかな喉越しをしっかりと受け止めるのが、こちらのお店の特製のそばつゆ。非常に独特の甘みがしっかりと効いており、蕎麦の力強さに負けない味わい深い「かえし」が印象的です。
江戸時代から脈々と受け継がれてきた製粉の技術が、今につたえる絶品の蕎麦。この町だからこそ味わえる、野趣溢れるすばらしい蕎麦を味わってみてはいかがでしょうか?
さらに、今、長野県木曽町は梅の花の時期。これから桜が満開を迎えるのは4月下旬とのこと。都市部でお花見を見逃してしまった、という方は、お花見がてら、美味しい蕎麦を味わう旅に出かけてみるのもいいかもしれません。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 くるまや本店
住所 長野県木曽郡木曽町福島5367-2
営業時間 10:30~17:00(素材が無くなり次第閉店)
定休日 水曜日
お店のHP http://www.soba-kurumaya.com/
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