本当にうまいウナギを食べるには1時間必要!さっきまで生きていたうなぎを食べさせてくれる名店、墨田区吾妻橋の「鰻禅(うなぜん)」
GOTRIP! / 2016年5月7日 12時0分
古今東西、日本人を虜にしてきたスタミナ食の1つと言えばウナギ。
縄文時代の貝塚からもウナギの骨が出土するほど、実は日本人の食生活と切ってもきれない食べ物の1つ、それがウナギなのだ。
そんなウナギを食べさせてくれる名店は様々あるのだが、目の前で生きたウナギをさばくところから調理をはじめる鰻屋はなかなか無い。
今回は本当に美味しいウナギを食べさせてくれる、浅草からほど近い墨田区吾妻橋にある鰻の名店「鰻禅(うなぜん)」をご紹介したい。
・目の前に生きたままのウナギ
こちらのお店、生きたままのウナギを注文を受けてから裁き、うな重をつくるお店。
そのためご主人にお願いすれば、目の前で生きているウナギを見せてもらう事もできる。
こちらのウナギは地下水で常に新鮮な状態に保たれており、見た目にもピカっと艶やかなウナギはこれからの最高のうな重を予感させる。
・手際よく裁かれるウナギ
串打ち三年、割き五年、焼き一生といわれるウナギの調理。
こちらのご主人は注文があると手際よく生きたままのウナギを新鮮さを損ねる事なく、一気に背中側から裁いていく。
その時間たるやあっという間の仕業なのだ。見ているだけで感動してしまうほどの包丁さばきは、まさに芸術の域に達しているとも思えるほどだ。
・江戸前のウナギは3段階の仕込み
江戸前のウナギは関西とは異なり、3段階に分けて調理される。
まずは白焼きにしてウナギのうまみを閉じ込め、
次にウナギを蒸し器にいれ、柔らかい食感へと変化させるのだ。
そして蒸し上がったウナギを特製のタレにくぐらせて、焼き上げる。
この3段階の調理によって、ウナギの外側はしっかりと味わい深く香ばしいタレがコーティングされ、内側はふわふわ感とウマミをしっかりとたたえたウナギの蒲焼きへと生まれ変わるのだ。
・絶品のウナ重を待つ時間も楽しむ
生きたウナギを裁くところからスタートするウナ重は1時間以上待ったうえで供されるのだが、その待つ時間もしっかりと楽しめる。
アサヒビールと一緒に供されるのは、ウナギを佃煮にしたものとウナギのエリと呼ばれる部分を時雨煮にしたもの。
ウナギのコクをしっかりと感じられる佃煮と、ショウガがピリッと効いた時雨煮はビールにもお酒にもあう絶品の味わい。
さらにこちらのお店では、日本酒をオーダーした方にのみ、ウナギのヒレを焼き上げた串を提供してくれる。日本酒好きにはたまらないサービスのため、ぜひ日本酒をオーダーしておきたい。
・絶品のウナ重
様々なおいしい前菜と素晴らしいご主人の妙技を楽しんだ後は、いよいよ、うな重だ。
裁きたてのウナギを目の前で蒲焼きにし、それをうな重にしたものに間違いはないのだ。
ただ、心のおもむくままに、美味しいうな重を頬張ってみてもらいたい。そこには感動の味わいが待っている。
・知っておきたいウナギのまめ知識
時間があれば、こちらのご主人からはさまざまなウナギの知識をお伺いする事ができる。
例えばウナギの旬。
ウナギといえば夏のスタミナ食、というイメージが強いのだが、実は天然物のうなぎの旬は10~12月の冬だそうだ。
また、うまいウナギはいくつかあり、その中でも「新子(シンコ)」と呼ばれる、1年経たない若いうなぎは絶品とのこと。
皮も柔らかく、身も脂が乗り、小骨も少ない「新子」は、秋から冬の時期にたまに入荷できる場合がある、というほどレアなものらしい。もし新子を見かけたら絶対に食べておきたい、とも言える味わいだそうだ。
ウマいものにはその裏側にとてもたくさんの時間が積み重なっている、そう感じさせてくれる絶品のウナギを味わうために浅草に出かけてみてはいかがだろうか。
きっとそこには、この場所でしか味わえない、絶品の味わいがあるに違いない。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 鰻禅 (うなぜん)
住所 東京都墨田区吾妻橋3-6-18
営業時間 11:00~20:00 (売り切れ次第終了のため閉店まで開店しているとは限りません)
休日 月曜日(月曜日が祝祭日の場合、翌日が定休日)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「鰻」の音読み、知っていますか?今回は「うなぎ」じゃないよ。【漢字クイズ】
OTONA SALONE / 2024年7月4日 10時0分
-
【漫画】ウナギの代わりになるか?特定外来生物「アメリカナマズ」を捕まえて蒲焼き丼に…興味そそるキャンプレポ
まいどなニュース / 2024年7月1日 12時10分
-
暑い夏を乗り切る!伝統の技法と秘伝のタレで焼き上げる「特製うな重」の予約受付を今年もスタート
PR TIMES / 2024年6月20日 13時0分
-
【2024年まとめ】夏の味覚をお取り寄せ。鰻や肉などスタミナのつく贅沢グルメ5選
IGNITE / 2024年6月20日 0時0分
-
土用の丑の日特集「名店の厳選うなぎ 2024 夏」の開催について~今年も鰻の季節到来!福岡・熊本の名店が作るふっくらジューシーな鰻をご自宅で~
PR TIMES / 2024年6月10日 15時15分
ランキング
-
1【ダイソー】人気爆発で品薄だけど…「スイカバー」が作れるシロップはコスパ最高! 作って食べてみた
オールアバウト / 2024年7月4日 21時15分
-
2なぜ免許証とマイナカード「24年度末」までに一体化? 紛失したら運転できない? 国民にメリットあるのか
くるまのニュース / 2024年7月4日 9時10分
-
3寝るときにエアコンが欠かせません。電気代が安いのは「冷房」と「ドライ」どちらでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年7月4日 2時0分
-
4ミラノ風ドリア「480円→290円」で売上数3倍…創業者が「サイゼリヤの料理は、まずくて高い」と語る深い理由
プレジデントオンライン / 2024年7月4日 8時15分
-
5「手取りはほぼゼロに」定年後、再雇用を選んだ64歳の苦い思い出。現在は田舎に移住して「大満足」
日刊SPA! / 2024年7月4日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください