本物の熟成肉を思う存分味わいたいならココ!肉屋直営レストラン「小松屋・人形町本店」
GOTRIP! / 2015年10月2日 3時39分
有史以来、人類を虜にしてきた肉。噛み締めるたびに溢れる肉汁とほとばしるウマミは、悠久の歴史の中でこの世の生きとし生ける人間の全てを虜にしてきた。
そんな肉の魅力を存分に引き出してくれる食べ方、それが熟成肉だ。
熟成肉とは、肉を長期保存することで、うまみ成分のアミノ酸を増加させ、肉本来のウマミを極限まで引き出してくれる、これまでアメリカやヨーロッパでは一般的であったものの、日本ではあまり一般的ではなかった部類のモノである。
今回は、そんな熟成肉を心ゆくまで楽しませてくれるお店を紹介したい。お店の名前は「小松屋(こまつや)」。
・人形町駅から徒歩1分
こちらのお店、路地裏ではあるが、都営浅草線人形町駅から徒歩1分の好立地にある。一見するとレストランには見えない店構えであり、店先にはお肉を販売しているショーケースもあるため、素通りしてしまうかもしれないが、実は知る人ぞ知る熟成肉を味わえるレストランなのだ。
・こだわりの熟成室
こちらの熟成肉、なんといってもその熟成室(じゅくせいむろ)のこだわりが凄い。肉屋直営のレストランだからこそなのだが、自社の食肉工場内に15坪(たたみ約30畳分)ものこだわりの熟成室が存在している。単に熟成肉といっても熟成室にいれていれば何でもいい訳ではないのだ。室温が一定にキープされており、扉の開閉などによる湿度や温度の変化が起こりにくい安定した熟成室で熟成された肉こそ、本物のドライエイジングビーフといえる。そんな熟成の過程にもしっかりとこだわった熟成肉を味わえるのがこちらのお店の特徴だ。
・日によって異なるラインナップ
こちらのお店、日によって肉のラインナップが異なる事も、熟成肉が単なる熟成肉ではない、という事を教えてくれる。そもそも熟成肉は肉の部位や大きさによって食べごろの熟成期間が異なるものである。そのため、毎日コルクボードに異なる肉のラインナップが並べられているのだ。部位や産地、大きさによって熟成期間が異なる肉を眺める、それだけで肉への期待が非常に高まるのだ。魂のおもむくがままに、好きな固まりをオーダーしよう。こちらのお店は肉の固まりでオーダーするため、大人数でリーズナブルに美味しい熟成肉を味わう事が出来るのも嬉しいポイントだ。
・豪快な炭火による焼き上げ
熟成肉のこだわりだけでは美味しい熟成肉を味わう事はできない。もちろん肉の焼き方も重要になってくる。こちらでは店頭に非常に大きなグリルがあり、その上で豪快に肉のかたまりを焼き上げるという手法をとっている。固まりごと炭火の強力な火力によって焼き上げられる事により、熟成肉はそのウマミ成分をより肉の中に閉じ込めていく。
・熟成肉の美しい仕上がり
強力な炭火によって焼き上げられた熟成肉は、まさに芸術品。美しい断面と熟成肉だからこその芳醇なナッツのような香り。妖艶さすら漂わせるそのフォルムは、まさに人類が求め続けてきた肉への飽くなき探究心が生み出した傑作と言っても過言ではないだろう。
・ウマミの大爆発
まずは塩だけで味わってみてほしい。熟成の期間にしっかりと時間をかけて育まれた肉本来のウマミが肉汁となって噛むほどに溢れてくる事が分かる。その肉汁のスープたるや、まるでステーキの小籠包のようだ。ウマミと甘みをしっかりと味わうと、フィニッシュには香ばしいナッツのような熟成肉特有の香りが鼻腔を心地よく通り抜けていく。これこそが本物の熟成肉なのだと痛感する事だろう。
さらに外せないのがマッシュポテトとのマリアージュだ。ニンニクたっぷりのマッシュポテトはクリーミーな仕上がりでこれだけでも十分前菜となり得る逸品だ。そんな滑らかなマッシュポテトと濃厚な熟成肉とのコラボは、もはや表現の必要がないほどの味わいである事は分かって頂けるだろう。
・サイドメニューも充実
こちらには肉屋だからこその珍しいサイドメニューも充実している。新鮮な馬刺のカルパッチョや生ベーコン、そして熟成したラムチョップなど、単なる熟成肉だけではない楽しみ方も充実している。
熟成肉という単なる流行ではなく、熟成する過程や焼き上がりにまで気を配ったこちらのお店。
人形町を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい、そんなお店である事は間違いない。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 小松屋 人形町本店
住所 東京都中央区日本橋人形町3-7-2
営業時間 17:00~23:00
定休日 年中無休
お店のHP http://dreamersgroup.jp/
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