【世界の美食】世界遺産の街にあるドイツ最古のソーセージ専門店で絶品炭火焼きソーセージを味わう
GOTRIP! / 2016年8月15日 6時0分
南ドイツ、バイエルン州の古都レーゲンスブルク。中世の面影を色濃く残す街並みが世界遺産に登録されているこの街の名物が炭火焼きソーセージです。
12世紀に架けられたという石橋のすぐ近く、ドナウ川に面した場所に「Historische Wurstküche(ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ)」はあります。
なんとドイツ最古という歴史的な焼きソーセージ専門店で、石橋を建設する際にあわせてつくられました。数百年経った今もなお、「レーゲンスブルクに来た目的の一つがここのソーセージを食べるため」という人も少なくないほどの人気を誇っています。
お店の近くまで来ると、煙突からソーセージの香ばしい匂いが漂ってきて、なんとも食欲をそそります。
ここがレストランと知らなければ一見古い小屋のように見える建物がユニークですね。中世の時代からほとんど変わらない姿なのだとか。
ここに来たら必食なのが、ザウアークラウトが添えられた自家製の炭火焼きソーセージ。
ソーセージ6本が9ユーロで、8本が12ユーロ、10本が15ユーロです。ソーセージ6本というと量が多そうに聞こえますが、ここのソーセージは1本1本が小ぶりなので女性でも十分食べられるはずです。
ここのキッチンで働くごく一部のスタッフしか知らないという門外不出のレシピで作られるソーセージは、外はカリッ、中はジューシーで一度食べるとやみつき。
ソーセージの肉汁と、炭火焼きのほろ苦い香ばしさが口の中いっぱいに広がり、この人気ぶりも納得のおいしさ。もちろんドイツ名物のビールとの相性も抜群です。
伝統的なレシピを守って作られているという自家製のマスタードは、ピリッとした辛みがありながら、同時に甘酸っぱさも感じられる独特の風味。
日本人に馴染みのあるマスタードとは見た目も味も全く違います。この独自のマスタードがジューシーなソーセージにすっきりとしたアクセントを加えてくれるのです。
ザウアークラウトといえば、ドイツでは昔からソーセージの付け合わせの定番。酸味が強くて苦手、という人もいるかもしれませんが、ここのザウアークラウトは鋭い酸味がなくまろやかな味わいです。
それだけ食べていると単調になりがちなソーセージの味に変化をつけてくれるうえ、後味をさっぱりとさせてくれます。やはり伝統にはそれなりの理由があるのですね。
ドナウ川を眺めながら味わうおいしいソーセージとビール…天気のいい日ならこれ以上ないほどの開放感。嫌なこともすべて忘れてしまいそうです。
ソーセージが好きな人はもちろん、ソーセージは特別好きではないという人にもぜひ味わってみてほしい「ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ」の炭火焼きソーセージ。
今日も焼きたてソーセージがあなたを待っていますよ!
Historische Wurstküche(ヒストーリッシェ・ヴルストキュッヘ)
住所:Thundorferstr. 3, 93047 Regensburg
営業時間:9:00-19:00
公式ホームページ:http://wurstkuchl.de(ドイツ語・英語)
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
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