「吉野家」に「天丼てんや」に「丸亀製麺」!インドネシアに日系ファストフード店が続々進出!
GOTRIP! / 2016年10月21日 6時0分
日本とインドネシアは、非常に良好な関係を保っている国同士です。
インドネシアの若者は、総じて日本が大好き。アニメなどのサブカルチャーの影響もあり、今までのインドネシアにはなかったものが定着しつつあります。
その代表格が、料理。
それまでのインドネシア市民にとっての「和食」と言ったら、「スシ」と「サシミ」以外にありませんでした。
しかしながら、今では「ウドン」「ギュウドン」「ラーメン」という単語がジャカルタっ子の間でも浸透するようになりました。
これには、日系飲食企業が続々インドネシアに進出しているという背景があります。
・現地で大人気の丼もの
吉野家、すき家、丸亀製麺、ペッパーランチ。これらのお店の看板は、日本人にとって、当たり前の日常です。
実はこれらの企業、すでにインドネシアに進出しています。
特に吉野家は、サブカルチャー関連イベントで臨時店舗を出すなどの営業戦略によって、すっかり現地の若者に浸透しました。吉野家の牛丼の味を知らないジャカルタっ子は、もやは少数派ではないでしょうか。
こうした丼ものの飲食店は、日本と同じお米の文化圏であるインドネシアの食事情に合致しているとも言えます。
もちろん吉野家やすき家だけでなく、面白いところでは天丼てんやもインドネシアに店舗を置いています。
天丼は、東南アジアでは知名度皆無と言ってもいい料理のメニュー。ですが天丼てんやのお店には連日多くのお客さんが足を運びます。
・うどんがもたらした衝撃
また、丸亀製麺のうどんもジャカルタで大きな話題になりました。
インドネシアにも麺類はありますが、「麺に歯ごたえを求める」という概念はありません。
また、うどんつゆのあっさりとした味わいが現地市民には斬新らしく、丸亀製麺は人々の舌に新しい発想をもたらしました。
そして丸亀製麺のすごいところは、現地市民に100%受け入れられるよう徹底して材料を厳選したこと。
それはすなわち、アルコールと豚由来成分を一切使用しないということです。
インドネシア国民の9割はイスラム教徒。
もちろんジャカルタではキリスト教徒や外国人も多いとはいえ、やはり基本は「イスラムフレンドリー」でなければなりません。
丸亀製麺は現地のイスラム評議会の厳しい審査を受け、ハラル認証を取得しています。
この認証は単に豚とアルコールを食材にしなければ取得できるというものではなく、たとえば「店員が調理器具をアルコール消毒する」ということもできません。
だから代替の消毒液を使うのですが、こうした隅々に渡るチェックをすべてパスしなければハラル認定証はもらえないのです。
・グルメと海外ビジネス
こうして見てみると、日系飲食企業がインドネシア市民に与えているインパクトは非常に大きなものだということが分かります。
また、近年の経済成長によりインドネシアでも中間層が着実に増えています。ショッピングモールに行ってもショーウィンドウを眺めることしかできなかった人々が、ちょっとした買い物くらいならできるようになりました。
年々増える市民の可処分所得が、グルメ業界にも及ぶのは自明の理というもの。
また、先述の宗教的理由により「同じメニューでも日本とは少し味が違う」ということもあります。そうしたことをチェックしながら巡る海外グルメ旅行も、計り知れない面白味に満ちています。
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