【世界の街角】フローニンゲンでオランダ地方都市の文化を味わう
GOTRIP! / 2016年12月13日 8時0分
オランダ北部に位置する商業都市フローニンゲンは、のどかな地方都市として愛されている。
紀元前4千年ごろから人が住んでいたと言われる同都市には、花弁のような美しい形の中世の城壁が今でも残る。
第二次世界大戦末期、フローニンゲンの戦いとして、戦火に巻き込まれた同都市。
城壁のそれより3世紀前のイギリスとの闘いでは耐えた城壁も、その大部分を失ってしまった。しかし、旧市街の中心で市民の精神生活を支えてきたマルティニ教会や、市庁舎は無傷で残った。
宗教教育を推進したフローニンゲン大学は、1614年に端を発する歴史の下に存続し、オランダで2番目に古い大学である。
人口の25パーセントが学生のまさに学生都市を作り出したのは、フローニンゲン大学の歴史と権威のおかげだろう。
オランダで最初の女性の大学生Aletta Jacobsや、オランダ人初の女性宇宙飛行士Wubbo Ockelsなど、歴史に名を残す学生を多く輩出している同校は、名実ともに名門校といえるだろう。
学生には欠かせない夜の生活を支えるバーやカフェはもちろんのこと、市民の文化的生活を支える劇場や現代美術館など、全てが日々平和に営まれている。
こんなのどかで美しい都市が、かつて悲惨な戦争に巻き込まれたとは信じがたいかも知れない。
どうか、フローニンゲンの平和には、痛みで学んだ理由があるのだということを忘れずに、同都市での観光を楽しんでほしい。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
『ガンダム』まだだ、たかがア・バオア・クーが落ちただけだ! とはならなかったワケ
マグミクス / 2024年12月31日 23時45分
-
【龍谷大学】いのちと平和を考える特別公開講演会・シンポジウムを開催「歴史の忘却に抗して- ガザのジェノサイドと私たち」
Digital PR Platform / 2024年12月24日 20時5分
-
CGTN:彭麗媛氏、マカオの学生に中国文化を受け入れ、国家の発展に貢献するよう呼びかけ
共同通信PRワイヤー / 2024年12月23日 10時9分
-
CCTV+:2024年北京市民苦情迅速対応フォーラムが北京で開幕
共同通信PRワイヤー / 2024年12月20日 10時25分
-
Xinhua Silk Road: 東京の都市ホットラインサービスが民主的でデータ主導の公共政策決定を強化、報告書
共同通信PRワイヤー / 2024年12月19日 17時39分
ランキング
-
1一人で暮らす老いた親の「ヒートショック」を防ぐ対策法は?【介護の不安は解消できる】
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月13日 9時26分
-
2「ぎっくり腰」経験者の7割近く「2回以上発症」…“発症時の状況”トップは何気ない動作だった
オトナンサー / 2025年1月13日 21時10分
-
3無印良品の「極小カミソリ」の使い勝手が最高。ポーチにひとつ忍ばせておきたいワケ
女子SPA! / 2025年1月13日 15時46分
-
4オフィスの窓から飛び降りて、障がいを負った33歳女性が語った「壮絶半生」と「今、伝えたいこと」
日刊SPA! / 2025年1月13日 8時53分
-
5トヨタ博物館来館者800万人に 達成記念式典、愛知県長久手市
共同通信 / 2025年1月13日 15時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください