世界遺産のアートシティ、ペナン島ジョージタウンで行くべき観光スポット7選
GOTRIP! / 2017年5月14日 6時30分
歴史的な街並みが世界遺産に登録されているばかりか、「アートの街」としても人気の高い、マレーシア・ペナン島のジョージタウン。
歴史的建造物とストリートアート、新旧の融合が面白いジョージタウンで行くべきスポット7つをご紹介しましょう。
1.ペナン・プラナカン・マンション
「プラナカン」とは、中国からマレーシアやシンガポールに渡った中国系移民の子孫のこと。彼らは現地の女性と結婚し、中国とマレーの文化に西洋の要素を加えた独自の文化を築き上げました。
そんなプラナカンの人々によって建てられた建築物を「プラナカン建築」と呼びます。ジョージタウンを代表するプラナカン建築が、「ペナン・プラナカン・マンション」。
プラナカン文化の粋を集めて19世紀末に建てられた邸宅で、現在は博物館として公開されています。東洋と西洋が融合した優雅な空間は、まるで別世界。
館内に展示されている1000を超えるアンティークの数々も圧巻。午前中の早い時間に訪れて、じっくりと時間をかけて見学するのがおすすめです。
2.ブルー・マンション(チョンファッツィ・マンション)
マレーシアのガイドブックの表紙を飾ったこともある、ペナン島のアイコン的存在が「チョンファッツィ・マンション」。鮮やかなインディゴブルーの外観から「ブルー・マンション」の通称で親しまれています。
19世紀末のペナン島の有力者であった実業家、チョンファッツィ氏が建設した邸宅で、その豪華さもさることながら、風水を駆使して建てられたパワースポットとしても有名。
現在はホテルとして営業しており、内部を見学するには、宿泊する、1日3回開催のガイドツアーに参加する、館内のレストラン「インディゴ」を利用する、という3つの方法があります。
どこを切り取っても絵になるブルー・マンションをひと目見れば、きっと恋に落ちてしまうはず。
3.ペナン博物館
白亜のコロニアル建築が並ぶ、ヨーロッパ風の街並みが広がるエリアに建つ博物館。
イギリス統治時代の1896~1906年に学校として建てられた建物を利用したもので、館内では、ペナン島に関連する諸民族を衣装や家具などとともに紹介する展示や、ペナン島の歴史や文化に関する展示が見られます。
第2次世界大戦中の日本軍に関する展示もあり、日本人ならぜひとも学んでおきたいところ。
文明の十字路として、古くからさまざまな民族が交流や衝突を繰り返してきたペナン島のダイナミックな歴史が肌で感じられます。入場料もわずか1リンギット(約26円)と格安なので、行って損はありません。
4.同姓一族の伝統水上家屋(クラン・ジェティ)
ジョージタウンで最もユニークな観光スポットがここ「クラン・ジェティ」。ペナン島のフェリーターミナルに隣接して広がる集落で、中国系移民の子孫たちが現在も伝統的な水上生活を営んでいます。
周一族の橋、陳一族の橋、李一族の橋など、同性の一族がひとつの橋にまとまって暮らしているのが特徴。最大規模を誇る周一族の橋には、土産物店、ジューススタンド、ラーメン屋などが立ち並び、驚くほどの賑わいぶりです。
橋によって家屋のスタイルや風景が違い、それぞれに個性があるので、いくつかの橋をハシゴして、比べてみると面白いですよ。
5.リトル・インディア
「ペナン・プラナカン・マンション」の西に位置する、インド色の濃い一帯が「リトル・インディア」。マハ・マリアマン寺院やナゴール寺院といったヒンドゥー教寺院や、インド料理店、インド系スーパー、インドファッションの店などが並び、活気に満ちています。
道行く人々のほとんどがインド系。さらには、ボリウッドミュージックがあちこちから流れてきて、通りを歩いていると、本当にインドにいるかのような錯覚にとらわれます。
安くて美味しいインド料理店も多いので、ジョージタウン滞在中、一度はリトル・インディアで食事をしてみてはいかがでしょうか。
6.アルメニアン・ストリート周辺
ジョージタウンを代表する観光ストリートが、「アルメニアン・ストリート」。この周辺には、ジョージタウンを彩るストリートアートのなかでも、特に有名な作品や、遊び心たっぷりの面白い作品が集中しています。
雑貨ショップやカフェ、スイーツショップなども多く、世界遺産の古い街並みと、ストリートアートを楽しみながら気ままに散策するのにぴったり。
ただし、日中、特に週末にはまっすぐ歩くのも困難なほど混雑することもあるので、一度は朝の早い時間帯に歩いてみるのがおすすめです。お店は開いていませんが、ストリートアートは貸し切り状態。さらに、古い街並み本来の情緒が楽しめますよ。
7.ムントリ・ストリート周辺
ムントリ・ストリートには、マレーシアで最も保存状態の良い19世紀の中国邸宅群が残っています。ところが、観光客がこぞって訪れるアルメニアン・ストリートとは対照的に、人通りはまばら。
美しさを競うようにして建てられた古い邸宅が連なる街並みを、ゆったりと楽しめる穴場的スポットなのです。周辺にはおしゃれなカフェやストリートアートが次々に登場していて、近年注目度上昇中のエリアです。
今回ご紹介したスポットは、ジョージタウン中心部の狭い範囲にまとまっています。東西と新旧が融合した世界遺産の歴史都市、ジョージタウンの魅力を発見してみてください。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
日本で唯一、公認チベット寺院 恋愛成就と「映え」でも人気 名古屋
毎日新聞 / 2025年1月12日 6時15分
-
日本の城はあまりにかわいそうだ…短期的な富のために歴史的遺構を奪われた天守から見える残念な景色
プレジデントオンライン / 2025年1月6日 9時15分
-
文化との出会い:中国伝統建築の精巧な職人技
共同通信PRワイヤー / 2024年12月25日 15時46分
-
北京の先農壇慶成宮古建築群が一般公開
Record China / 2024年12月24日 15時30分
-
山東省の青島琅琊台遺跡は秦の始皇帝が築いた―中国の専門家
Record China / 2024年12月24日 12時20分
ランキング
-
1「4種類のマグロ」、どれが“値段が高い”か分かりますか?プロに聞く「マグロ」の見分け方
日刊SPA! / 2025年1月11日 15時54分
-
2うどんVSそば 健康に良いのはどっち? 管理栄養士に聞いて分かった“摂取のメリット”
オトナンサー / 2025年1月11日 20時10分
-
3日本プロ野球とMLBで広がる「経済格差」の残酷 メジャーリーガーになれば悠々自適ではない
東洋経済オンライン / 2025年1月12日 9時0分
-
4睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
ニューズウィーク日本版 / 2025年1月11日 18時52分
-
5だからNHKは「女性の全裸遺体」をあえて映した…大河のお約束を破壊する「べらぼう」は傑作になる予感しかない
プレジデントオンライン / 2025年1月12日 8時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください