世界三大潮流が生み出す自然のショー!鳴門の「うずしお」を見に行こう
GOTRIP! / 2017年5月29日 6時30分
徳島・鳴門といえば、なんといっても「うずしお(渦潮)」。日本全国にその名をとどろかせる鳴門のうずしおですが、実物を見たことがある人は案外少ないのではないでしょうか。
うずしおが見られるのは、徳島と兵庫県の淡路島を結ぶ大鳴門橋の下に広がる鳴門海峡。鳴門海峡は世界三大潮流のひとつに数えられており、鳴門のうずしおは最大時が直径30メートルともいわれ、世界最大級の規模を誇ります。
高台から鳴門海峡を見下ろすと、橋の下に渦を巻く流れが見えるほど。
鳴門海峡の地形や月の引力、海流など、複数の要素が絡み合って生まれるうずしおは、まさに大自然のショータイム。数秒から数十秒かけて、一つの渦ができては消え、また新たな渦が発生するというサイクルを繰り返します。
うずしお観潮のベストタイミングは潮流最速時の前後1時間半程度。日によってタイミングが変わるので、あらかじめ観潮に適した時間を確認し、乗船時間を決めておくことをおすすめします。
うずしお観潮船には大型観潮船「わんだーなると」と、小型水中観潮船「アクアエディ」の2種類があります。今回は、うずしおの真上まで接近できる「わんだーなると」に乗船しました。なお、大型観潮船の「わんだーなると」は予約不要、小型水中観潮船「アクアエディ」は要予約です。
乗客を乗せた観潮船は静かに出港。港周辺の海流は穏やかで、この先に激しい潮流が待っているなんて嘘のようです。
それから徐々に、うずしおが発生する大鳴門橋へと近づいていきます。橋に近づくにつれて、次第に潮の流れが速くなっていくのがわかります。
最初のうずしおが見えたときは、船内から「おおーっ!」と感嘆の声が。同じ船に乗り合わせたヨーロッパ人団体客も大興奮といった様子です。
その渦が消えると、また新たな渦が姿を現し、潮の流れが速くなるにつれて、渦もどんどん大きくなっていきます。
この日筆者が訪れたのは、潮流最速時間よりも前であったため、小さな渦がしだいに大きくなる様子が見られましたが、タイミングによっては、ピークの大きさの渦がだんだん小さくなっていく様子が見られます。
話には聞いていても、自然の神秘が生み出す一大スペクタクルを目の当たりにする感動と興奮は格別。目の前で展開されるうずしおは、まさにこの瞬間に、ここでしか見られない光景なのです。
目下、世界遺産への登録を目指して地域の人々が活動している鳴門のうずしお。日本が誇る世界三大潮流を、あなた自身の目で見てみませんか?
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
うずしお観潮船公式サイト
https://www.uzusio.com/
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