【世界の街角】スウェーデンのクリスマスマーケット・ユールマルクナード(Julmarknad)を訪ねてみよう!
GOTRIP! / 2017年12月16日 11時30分
スウェーデンのクリスマスはユール(Jul)と呼ばれ、古くから北欧に伝わる伝統と欧米のクリスマス文化が混在した興味深いものです。
マーケットは比較的小さな規模のものが多く、世界遺産のドロットニングホルムや魔女の宅急便のモデルとなったガムラスタンの広場、野外民族博物館のスカンセンなど、旅行客にも便利な立地で開催されています。
クリスマスマーケットはスウェーデン独特のユール文化と出会える場所。
今回はドロットニングホルム宮殿のクリスマスマーケット・ユールマルクナード(Julmarknad)を訪ねてみましょう。スウェーデンの首都ストックホルムから約1時間ほどの場所に位置するドロットニングホルムは、大自然に囲まれたメーラレン湖の畔にある美しい宮殿です。
12月のスウェーデンは日照時間が短く、午後の2時台には太陽が傾き始め、幻想的な空が見られます。ドロットニングホルム宮殿のクリスマスマーケットには、スウェーデンの伝統的な食材やクリスマスの装飾、ハンドメイド雑貨などの小さなお店が軒を連ねます。こちらの屋台で販売されている人形に注目してみてください。赤い帽子に立派な髭を蓄えた姿がサンタクロースによく似た「トムテ」です。
トムテは北欧の民間伝承に登場する妖精で、農家に住み着いている守護神のような存在。
頭が大きくほどんどの部分が髭で覆われているトムテは、不機嫌そうな表情に描かれることが多いキャラクターながらどこか愛嬌を感じます。本来はサンタクロースとは別物の妖精ですが、欧米でのクリスマスやサンタクロースの姿とスウェーデンで冬至を祝う行事であったユールが混在し、現在のスウェーデンのクリスマスのスタイルとなりました。スウェーデンの家庭では本物のモミの木のクリスマスツリーが飾られることも多いのですが、モミの木で作られたトムテンのオブジェなんてのも見かけました。
ユールは長くて厳しい冬の北欧で暮らす人たちの楽しみの一つであり、12月から1月の始め頃まで街はクリスマス一色に染まります。こちらは「ユールのヤギ」のオブジェ。スウェーデンではユールの準備がちゃんと進んでいるかユールのヤギが確認しにやって来るという伝承があります。
藁で作られたユールのヤギが一般的で、トムテとともにクリスマスのシンボル的な存在です。ハンドメイドの素朴さが魅力の北欧クリスマス雑貨は日本でも密かな人気を集めており、ネットショップや輸入雑貨のお店で販売されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。ヨーロッパ近隣国で開催される大規模なクリスマスマーケットと比べるとこぢんまりとした印象ですが、スウェーデン独自のユール文化に触れることができるのも魅力です。
寒さの厳しい冬の北欧で、ほっこりと心が温まる小さなクリスマスマーケットを訪ねてみませんか?
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
名前 ドロットニングホルムのユールマルクナード(Julmarknad)
住所 Drottningholm, Sweden
アクセス ストックホルムからメトロ18号線でBrommaplan駅まで約20分、バスでDrottningholmまで約10分、バス下車徒歩すぐ
開催日 年度により異なる
公式サイト http://www.kungahuset.se/drottningholm
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