下町的な雰囲気が魅力、カラフルなモナコの旧市街「モナコ・ヴィル」を歩く
GOTRIP! / 2018年5月22日 6時30分
世界で最も有名なカジノ「カジノ・ド・モンテカルロ」を擁するモナコ公国。
お金持ちが集う華やかな社交場のイメージが強いモナコですが、その魅力は単に高級リゾートというだけにとどまりません。
カジノや高級ホテルが集中するモンテカルロ地区とは対照的に、下町的な雰囲気が味わえるのが中世から続く旧市街、モナコ・ヴィル地区。特にお金持ちではない一般の旅行者にとって、モナコ観光の中心となるのはおそらくこの地区でしょう。
モナコの歴史がぎゅっと詰まったモナコ発祥の地、モナコ・ヴィルを歩いてみましょう。
・モナコ大公の公邸、大公宮殿
モナコ・ヴィルは、モナコ公国の中心、海抜60メートルの岩山の上に築かれています。
堅固な要塞都市といった雰囲気のモナコ・ヴィル地区を象徴する存在が、モナコを治める大公の公邸である大公宮殿。1215年にジェノヴァ人が築いた要塞跡に建てられた宮殿で、17世紀のオノレ2世の時代に現在見られるようなイタリア・ルネッサンス様式の建物になりました。
毎日11:55から衛兵交代式が行われるほか、夏期(4~10月)は内部見学も可能。大理石の床とフレスコの天井画が美しい「エルキュールの回廊」や、公式行事が行われる「王冠の間」、グレース・ケリーとレニエ3世との結婚の儀式で使用された「ルイ15世の間」など、華麗に装飾された部屋の数々は必見です。
さらに大公宮殿前の広場からは、モナコ市街と地中海の美しいパノラマが堪能できます。日中の景色はもちろんのこと、しっとりとした夜景も美しく、時間帯に応じてその表情を変えるモナコの風景から目が離せません。
・カラフルで親しみやすい町並み
大公宮殿前の広場からは、黄色やオレンジ、ピンクといったカラフルな建物に挟まれた路地が延びています。そのうちの一本に足を踏み入れると、一気に数百年の時をさかのぼったかのような感覚に・・・
カジノや高級ホテルが建ち並び、港には豪華なクルーザーが停泊する典型的なモナコのイメージとはまったく異なる光景が広がっています。
まるでイタリアの下町のような親しみやすい雰囲気に、すっかり気分もリラックス。庶民的な土産物屋やカジュアルなカフェ、スナック屋台などが並ぶ様子を見れば、高級リゾートとしての一面がモナコのすべてではないことが実感できるはずです。
・グレース・ケリーが眠るモナコ大聖堂
大公宮殿に次いで、モナコ・ヴィルにあるもうひとつの必見スポットが、公室の公式行事が行われるモナコ大聖堂。1875年、ロマネスク・ビザンチン様式で建てられた堂々たる建物で、内部にはカララ白大理石の司教座や祭壇、黄金色に輝くモザイク画などが見られる荘厳な空間が広がっています。
加えてこの大聖堂は、1956年、人気絶頂でハリウッド女優を引退し、モナコ大公レニエ3世のもとに嫁いだグレース・ケリーゆかりの地でもあります。1956年4月19日にグレース・ケリーとレニエ3世との結婚式が行われたのがここなら、1982年9月18日にグレース・ケリーの葬儀が行われたのもここ。
そして現在、グレース・ケリーが眠っているのもこの大聖堂です。本名の「Gratia Patricia」の墓碑銘が刻まれた世紀のプリンセスのお墓をたずねてみてください。
・モナコ公室御用達チョコレート
旧市街でモナコ土産を探すなら、モナコ公室御用達のチョコレートショップ「ショコラトリー・ド・モナコ」がおすすめ。
グレース・ケリーのお気に入りを詰めたボックスもあり、気品あふれるパッケージの高級チョコレートはお土産に喜ばれること間違いありません。ティーサロンも併設していて、町歩き中のひとやすみにもぴったりです。
情緒あふれる歴史的な町並みが広がるモナコ・ヴィル。従来のモナコのイメージを覆すかのようなこの地区を歩けば、モナコが小さいながらも多彩な表情をもつ国であることが実感できるはずです。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
世界最大級のヨットの見本市「モナコ・ヨットショー」が9月25日から4日間開催
IGNITE / 2024年9月14日 19時0分
-
ワイナリーでのんびり過ごしたり フーディーも太鼓判の絶品グルメを 味わったり。トルコ、おすすめです!
CREA WEB / 2024年9月14日 11時0分
-
「ルパン三世 カリオストロの城」45周年で「ZOZO」コラボ! Tシャツからパスタプレートまで全13型
アニメ!アニメ! / 2024年9月10日 18時45分
-
世界最大級のスーパーヨットの見本市 第33回 「モナコ・ヨットショー」 2024年9月開催
PR TIMES / 2024年9月10日 16時45分
-
バッキンガム宮殿の噴水を「血まみれ」にした活動家が有罪に...英王室を狙う過激抗議の数々とその目的
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月3日 11時43分
ランキング
-
1「SHOGUN」エミー賞受賞を喜ぶ人と抵抗ある人 日本人がアメリカで最多受賞した本当の理由
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
2朝食前に歯を磨かない人は「糞便の10倍の細菌」を飲み込んでいる…免疫細胞をヨボヨボにする歯周病菌の怖さ
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 14時15分
-
3「高齢者に炭水化物は毒」は大ウソである…長寿国では「パン、そば、うどん」をもりもり食べている事実
プレジデントオンライン / 2024年9月20日 15時15分
-
4娘の世話を一切しないのに「親権をよこせ」と言う妻。破綻した夫婦が下した“至極当然の結論”
日刊SPA! / 2024年9月20日 15時53分
-
5特殊清掃人が語る“自殺した部屋”に共通している特徴。オカルト的な出来事に遭遇することも
日刊SPA! / 2024年9月20日 8時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください