狩野派の菩提寺に残る大涅槃図や巨大仏画を期間限定で特別公開 / 京都市上京区「妙覺寺 (みょうかくじ)」
GOTRIP! / 2018年1月8日 11時30分
京都市上京区にある「妙覺寺 (みょうかくじ)」。1378年(永和4年)日実によって創建され日蓮宗京都十六本山の一つとなっています。妙覺寺 は、絵師として名高い狩野派の菩堤寺で、狩野元信や永徳らの墓がある日蓮宗寺院です。
平成30年は近代日本の幕開けとなった慶応4年(1868年)の「明治維新」から150年。また西郷隆盛を主人公とした大河ドラマ「西郷(せご)どん」が放映されます。
京都市と京都市観光協会主催の第52回「京の冬の旅」では、平成30年1月6日から3月18日まで、幕末・明治維新や西郷隆盛ゆかりの寺院を中心に15ヶ所で、通常非公開の文化財が期間限定で特別公開されます。
「妙覺寺 (みょうかくじ)」も特別公開箇所の一つ、「京の冬の旅」では初公開される注目スポットです。
荘厳な「祖師堂」には、日蓮(にちれん)聖人、日朗(にちろう)上人、日像(にちぞう)上人の三菩薩坐像が安置されています。
・「京の冬の旅」特別公開の見どころ①巨大な大涅槃図
今回の特別展示の見どころは、狩野元信筆と伝わる「大涅槃図(だいねはんず)」。巨大な大涅槃図は、幅約4.6m、高さ約5.9mと圧巻。
・「京の冬の旅」特別公開の見どころ②塩澤文男氏の釈尊と四天王「刮目大顔面図」
もうひとつ京の冬の旅期間中、本堂内において、画家・塩澤文男氏によるお釈迦様と四天王の巨大仏画の公開制作を行っています。
中央に釈尊を配し、(写真下左から)多聞天(毘沙門天)、広目天、釈尊、持国天、増長天。仏画の全長は約12メートルと見ごたえあり。こちらも公開期間中しか見ることができないので、大涅槃図と合わせてお見逃しなく。
巨大仏画の脇には、戦国時代の武将、斎藤道三の遺言状も特別展示されています。こちらもチェックしてみてください。
その他、妙覺寺では四季折々の姿を楽しむことができる緑の苔が美しい庭園「法姿園(ほうしえん)」も見どころです。(尚、敷地内は庭園を除いてすべて一般撮影禁止)
JR東海ツアーズの旅行商品を申し込むと、非公開文化財や史跡を特別公開する「京の冬の旅」対象施設を1カ所拝観できる入場整理券が付いてきます。この機会にいつもと違った京都を満喫してみてはいかがでしょうか。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
妙覺寺
住所 京都府京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135
公開期間 平成30年1月6日〜3月18日
公開時間 10:00〜16:00(受付終了)
料金 大人(中学生以上)600円/小学生300円
参考HP http://kyokanko.or.jp/huyu2017/
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