煎りたてのほうじ茶を作って味わう!京都・宇治市「福寿園宇治茶工房」でほうじ茶づくりを体験してみた
GOTRIP! / 2018年1月31日 11時30分
宇治茶文化の伝承の地「宇治市」。京都市の南に位置し、世界遺産にもなっている平等院鳳凰堂や、宇治茶の特産品で知られる街です。
そんな宇治市では、宇治茶を使ったグルメやスイーツが楽しめるだけではなく、実際にお茶作りからお茶の楽しみ方まで体験することができます。
今回ご紹介するのは、福寿園宇治茶工房の「ほうじ茶づくり」体験レポート。
1790年創業の茶舗「福寿園」が開設した宇治茶工房は宇治川の清流のほとりにあり、対岸には平等院を拝し、古くより七茗茶園(しちめいちゃえん)の一つである朝日園ゆかりの地でもあります。
・30分で手軽に参加できるほうじ茶づくり体験
福寿園宇治茶工房は、1階は総合案内所と茶店、2階に茶室や工房、茶寮があります。工房では「ほうじ茶づくり」体験の他に、石臼で抹茶づくり、手もみ茶づくりや、茶器づくりなどを体験をすることができます。これらの体験は予約が必要になります。
ほうじ茶づくり体験は、所要時間30分ほど、気軽に受けることができます。10時から17時まで(最終受付16時)随時30分ずつ開始され、各回1人から5人まで体験できます。
入口で参加費を払い工房の中に入ると、ほうじ茶づくりに必要な道具が用意されています。そして手洗いとアルコール消毒をしたら、まずは先生からお茶についての話を聞きます。
・煎茶を陶板にのせる
一通り説明を受けたら、熱した陶板に煎茶を50グラムのせます。ほうじ茶とは、煎茶や番茶などを強い火で焙って製造したもの。
この時使用するのは、1階の売店で販売している100グラムの煎茶を使用します。1回煎る分は50グラム、煎る作業は2回行います。
・10分間ひたすら煎り続ける
ほうじ茶づくりにおける秘訣は、約130度以上の高熱で焙じ、ほうじ香がするまで焙煎すること。焙煎時間は約10分。箸で小刻みにひたすら煎り続ける作業が必須になってきます。
緑色だった煎茶が、煎り続けることによって茶色に変化し、香ばしい香りがしてきます。茶葉が偏らないように全体に火をかけるという意識を持つことがポイントです。
・ほうじ茶をざるに越して完成
最後に用意していた「ざる」で煎った茶葉を越します。越すことでさらに繊細なほうじ茶が完成します。うちわで茶葉が冷めるまで扇ぎます。これで作業の半分が終わりました。
残り50グラムの煎茶を使用し、もう一度同じ作業をします。
・煎る前後の茶葉
煎る前の煎茶(写真下・上)と煎った後の完成したほうじ茶(写真下・下)を比べたら色が変わっているのは一目瞭然。
ここでアドバイス。自宅に購入してから日にちが経った煎茶があったら自宅のフライパンを応用してほうじ茶を作ることができます。中火で煎り時間は約5分ほどですが、煎りながら調整してみてください。古くなった煎茶が香ばしいほうじ茶に早変わり。ぜひお試しになってはいかが。
・できたてのほうじ茶を飲む
煎る作業を2回しほうじ茶を完成させたら、そのほうじ茶をその場で飲むことができます。
スタッフさんが淹れてくださるので、自分が作ったできたてのほうじ茶をお茶請けと一緒に味わってみてください。
煎ったほうじ茶は、持ち帰ることができます。家族や友人に自家製のほうじ茶の味をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
施設 福寿園宇治茶工房 2階第一工房
住所 京都府宇治市宇治山田10番地
営業時間 10時~17時(最終受付16時)
体験時間 30分(予約優先)
参加費 1,500円(税込価格1,620円)
※材料費を含みます。当日受付にてお支払いください。
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
施設のHP http://ujikoubou.com/index.cgi
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