コッテリなのにクドくない!旭川のタクシー運転手がオススメするサッパリ系の旭川ラーメン「天金(てんきん)」
GOTRIP! / 2018年2月18日 11時30分
日本人だけでなく世界でも認められているグルメの1つと言えばラーメン。
日本全国には数えきれないほどのラーメン店があり、もちろん知られざる名店がキラ星のごとく存在している。
例えば、西日本でいえば広島市民を魅了し続ける「陽気」、岡山市民を魅了し続ける「天神そば」、山口県周南市民が愛するスター系ラーメンの「第三スター」や岩国市民に愛され続ける「寿栄広食堂」 などが存在している。
甲信越地方では新潟県長岡市民が足しげく通う「青島食堂」や長野県松本市民が愛するイラン人が作る絶品ラーメン、「ラーメン藤」に、あの田中要次さんも愛すると言う長野県木曽町の「あすなろ」のチャーシューメンなどが挙げられる。
東海地方では、いまや全国区となった名古屋名物の「台湾ラーメン」を初め、一宮市民を魅了しつづける「ベトコンラーメン」に、知られざる岐阜県多治見市の「台南ラーメン」などが挙げられる。
もちろん北の大地・北海道にも、北海道ラーメンランキングで1位を独占し続ける味噌ラーメンのお店「彩未」や、あの北川景子さんを魅了したショウガラーメンの名店「信月」など、数え上げればきりがない。
首都圏でいえば、横浜市民が愛するソウルフード・サンマー麺の名店「玉泉亭」、に平塚市民が愛して止まない独自の平塚タンメン、日本で初めてミシュランの星を獲得したラーメンなど、もはや挙げていくことが困難なほど、さまざまな名店がひしめき合っているのだ。
そんな日本中にある美味しいラーメンの中から、今回は旭川でタクシー運転手がオススメする美味しい旭川ラーメンのお店をご紹介したい。
お店の名前は「天金(てんきん)」だ。
・創業1952年(昭和27年)の老舗ラーメン店「天金(てんきん)」
こちらのお店、旭川というラーメン激戦区において、半世紀以上、人気店としてラーメンを提供し続けているお店。
創業した1952年(昭和27年)といえば、対日講和条約・日米安全保障条約が発効、GHQが廃止され、東京国際空港(羽田)が業務をスタート、第15回オリンピックが、フィンランドのヘルシンキで開催され、日本はこのオリンピックから戦後、初めて参加することになるという、日本が国際社会に徐々に復帰していく契機となった年。
そんな年にこちらのラーメン店は産声をあげ、今なお日本のみならず、世界中の人々に旭川ラーメンのおいしさを伝えつづけているのだ。
・コッテリなのにアッサリ、美味しいスープがたまらないラーメン、それが「天金(てんきん)」の醤油ラーメン
様々な種類のラーメンがあるのだが、オススメは醤油。
旭川ラーメンの表面はラードに覆われているため、湯気が立たない。
しかしながら、ひとたび麺を持ち上げると、ラードに閉じ込められた熱が一気に湯気となって、ラーメンの香りとともに鼻腔(びくう)をくすぐる。
これぞ旭川ラーメンの醍醐味とも言える瞬間だ。
天金のラーメンの一番の特徴はそのスープ。
表面に脂の層ができるため、熱を逃さず、最後までアツアツのラーメンを味わえるという旭川ラーメンの基本を守っているのだが、実はこの脂の層が他のラーメン店とは違う。
実はこの脂の層はラードではない。
スープのベースになる豚骨や鶏ガラを、とろ火にかけてまるまる2日間。たっぷりと時間をかけて具材からしみ出した脂をつかっているからこそくどい味わいにはならず、スッキリとしたウマミを感じられるラーメンとなっているのだ。
そんなウマミたっぷりの脂の層と美味しい醤油のスープに、しっかりと麺が絡むため、絶品のラーメンである事は当然の事実とも言える。
もちろん具材にも手抜かりが無い。
シコシコとしたメンマは軽やかな歯触りで、美味しいラーメンをより楽しく味わえるアイテムになっているし、
脂身のない、それでいてしっとりとしているチャーシューは、スープのウマミや脂をまとい、より美味しくし上がっている。
そして特筆すべきはネギだ。
大きめにカットされたネギは、熱々の旭川ラーメンの熱によって、いい加熱具合となっており、ネギ本来の甘みがぐっと引き立つ味わいとなっている。
そんな美味しいネギをスープと一緒に味わえば、吐く息まで美味しいスープの味わいになってしまう。
氷点下20度以下にもなるという冬の北海道・旭川。
まさにシバれるような寒さだからこそ、本当に体の芯にまでゆっくりと広がっていく旭川ラーメンの美味しさを感じる事が出来るのかもしれない。
厳しい自然環境だからこそ、より美味しくなる旭川のラーメンを味わう、今年はそんな北国への旅を楽しんでみてはいかがだろうか?
冬をより楽しく、より美味しく乗り越えるために作られたラーメンは、きっと寒さでかじかんだ旅人の心も体も、ゆっくりと優しく包み込んでくれるに違いないのだ。
Post: GoTrip! http://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
お店 らーめんや天金(てんきん) 四条店
住所 北海道旭川市四条通9丁目1704-31
営業時間 11:00~20:00
定休日 火曜日
お店のHP http://www.tenkin-asahikawa.jp/
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【徹底レビュー】コンビニ二郎系ラーメン食べてみた! 第2回 【900kcal超え】ファミマの“二郎系ラーメン”「濃厚ニンニク醤油ラーメン」実食レビュー! 麺、スープ、トッピングはどうだ?
マイナビニュース / 2025年1月3日 12時0分
-
ざるうどんのようなつけ麺スタイル! 田町に本日オープン“冷やもり中華太郎ちゃん”
ガジェット通信 / 2024年12月23日 7時30分
-
「高山ラーメン」と絶品チャーシューに思わず笑みが!! 北陸道「神田PA」の幸せランチ
バイクのニュース / 2024年12月18日 11時10分
-
「日本ご当地ラーメン総選挙」初代日本一! 山形・酒田のラーメンがお家で食べられる
ガジェット通信 / 2024年12月12日 7時30分
-
マイルドな辛さと深みのあるスープがクセになる!! 勝浦市「ファミリーレストランこだま」の月見チャーシュータンタンメンを食す
バイクのニュース / 2024年12月10日 8時10分
ランキング
-
1NHKが「紅白歌合戦」で受信料に言及のびっくり "スタエン抜き"でも盛り上がった印象だが…
東洋経済オンライン / 2025年1月8日 13時0分
-
2松屋『3種ソースのグラタンハンバーグ定食』販売休止 「想定を超えるご注文を頂き…」
ORICON NEWS / 2025年1月8日 12時37分
-
3三井住友銀行「初任給30万円」に引き上げに氷河期世代から恨み節…《実績あげた社員に還元して》の悲痛
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月8日 15時3分
-
4野菜高騰は収束見通せず、年始もまだ続く…農水省も嘆く異常気象と品薄による「負の連鎖」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月8日 9時26分
-
5地方の生活コストは本当に安いのか? - FPが地方に移り住んで感じたこと 第157回 移住には、自治体の家賃補助制度を利用して、賃貸住宅に住んでみてはいかがでしょうか
マイナビニュース / 2025年1月8日 11時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください