【世界の絶景】ドイツ・ライン川湖畔に佇むバラの町「エルトヴィレ」ローズガーデン
GOTRIP! / 2018年9月19日 6時30分
ドイツ観光のハイライトとも言えるライン川。人気スポットのひとつであるワインの町リューデスハイムへは、その行きやすさからフランクフルトから日帰りで訪れる旅行者も多いです。
そんなフランクフルトとリューデスハイムをつなぐ沿線上には、エルトヴィレと言う小さな町がります。通りのいたるところにバラが咲き乱れ、みずから「バラの町」と称する美しい町。毎年6月にはバラ祭りも開催され、満開のバラが訪れる者を花の楽園へと誘います。
この町が「バラの町」と名乗るようになったのは、19世紀終盤のこと。1871年にはカール・シュミットと言う人物がこの町に「バラ学校」を設立し、この学校で育てられた50万ものバラがバラ園やそれを囲む城壁を彩っていました。
当時エルトヴィレで栽培されていたバラは多くの名声を我が物にし、たいへんな人気となります。その評判はついにロシアまで届き、バラ学校はサンクトペテルブルクに居城を構えるロシア皇帝を顧客にもっていたほど。
美しく咲き乱れるバラに興味をもったのでしょう。バラ栽培は学校にとどまらず、個人のガーデナーの間でも人気となりました。バラの人気は衰えることを知らず、今日も町の至るところで美しく咲いているバラを目にする事ができます。
町なかに咲いているバラも十分美しいですが、「バラの町」にきたからには足を運びたいのがライン川沿いのローズガーデン。ここには350種類、2万2000株ものバラが植えられており、最盛期である6月に満開のバラが咲き乱れます。
中には希少な品種や歴史的に価値のある品種も植えられており、バラの愛好家にはたまらない場所。
筆者が訪れた9月は最盛期を過ぎてしまったものの、美しいバラのほか様々な花がいたるところで咲いている様子はまさに楽園のようでした。
ローズガーデンのいたるところに置かれているのは、活版印刷術を発明したグーテンベルク像。グーテンベルクはここからさほど遠くないマインツ出身で、マインツを追われた際にはこの町に滞在していました。今年はかれの没後550年にあたります。
その節目のイベントとして、155体ものグーテンベルク像が庭園のあちこちに設置されているのです。グーテンベルク像の設置は9月23日まで。
設置の仕方によっては、どこかコミカルに見えなくもありません。
定番から珍しい品種まで、美しいバラが咲き誇るエルトヴィレのローズガーデン。今日も各地からバラの愛好家が訪れ、その美しさに感嘆しています。
Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新年を控え中国の花卉市場が出荷最盛期、温室栽培のバラは1週間で東京の街角に
Record China / 2024年12月21日 13時0分
-
環境に優しいバラ園を目指して 北海道羽幌町のバラ園が無農薬栽培への支援を募集
OVO [オーヴォ] / 2024年12月18日 12時30分
-
世界一人気のコーヒー豆、アラビカ種を温暖化から救え
ニューズウィーク日本版 / 2024年12月4日 13時34分
-
【広島県福山市】世界バラ会議福山大会カウントダウンボードを設置しました!
@Press / 2024年12月4日 13時30分
-
【12月1日の花】メイアン社の名作 バラの中から別のバラが咲く奇跡の花
CREA WEB / 2024年12月1日 0時0分
ランキング
-
1トースターでお餅を焼くと中がかたいまま…上手に焼くコツをタイガーが伝授!「予熱」より「余熱」がおすすめ
まいどなニュース / 2024年12月25日 17時45分
-
2「別にいいじゃない」ホテルのアメニティを大量に持ち帰る彼女にドン引き。ファミレスでも“常識外れの行動”に
日刊SPA! / 2024年12月26日 8時52分
-
3「DV夫から逃げた妻」がその後20年近く苦しんだ訳 命がけで逃げた母と息子の「現在」
東洋経済オンライン / 2024年12月26日 12時0分
-
4ユニクロが「名作コラボ」を復刻、コスパは抜群なのに“ちょっと残念”だった理由
日刊SPA! / 2024年12月25日 8時54分
-
5「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース / 2024年12月26日 11時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください