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チェコ国内40店舗を展開する「ドブラー・チャイオブナ」は異国情緒あふれる空間でおいしいお茶が飲めるティールーム

GOTRIP! / 2018年9月29日 11時30分

ドブラー・チャイオブナ(Dobrá čajovna)はチェコ国内に40店舗を展開するティールームです。店名はチェコ語で「グッド・ティールーム(Good Tearoom)」という意味だそう。

お店の看板には「茶」の漢字を使った湯のみと茶葉のロゴマークがついていて、日本人ならすぐにお茶のお店であることがわかるでしょう。

今回はチェコの首都プラハから東へ65kmほどのところ位置する町・クトナーホラ(Kutná Hora)のドブラー・チャイオブナに行ってみました。

店内には所狭しと茶葉や茶器、東洋風の小物などが並べられており、漢字の札も目を引きます。

いろいろな国のお茶に混じって、日本茶もありました!

茶葉をしまってある箪笥も、日本の古民家にある古道具のような趣きです。

カウンターの中でお茶をいれていたマスターはチェコ人なのですが、中央アジアを思わせるような服装と雰囲気で、どこかエキゾチック。一瞬、自分がチェコにいるのを忘れそうになりました。

丁寧にお茶を入れる様子を見ていると、不思議とこころが落ち着きます。立ち上る湯気、漂うお茶の香り。店内にはゆるやかな時間が流れているようです。

チェコのお肉料理が続いたので、お腹をすっきりさせられるようなお茶を飲みたいと相談したときころ、「XIAO BIN CHA」を勧められました。プーアル茶(黒茶)の一種のようです。

今回は2人で訪問したので「じゃあ、それを2つ」というと、「1つ注文すれば二人で飲める量だよ」と言われ、1つだけ注文しました。2人分で88コルナ(約440円)はとても良心的に感じます。

XIAO BIN CHAの塊を包み紙から出し、ナイフのような道具を使って茶葉を削り取るマスター。

ひとつひとつの所作が美しく、こんなふうに丁寧に淹れるお茶が飲めることが嬉しくなります。

カウンターでケトルからお湯を移して、最後の仕上げは客席で行ってくれました。

ゆっくり丁寧に注がれるお茶。残りのお湯はティーウォーマーで保温され、お客さんが好きに注ぎ足して飲むことができます。

小さな茶器は、繊細で美しいつくり。発酵茶独特の香りを嗅ぎながら一口いただくと、ほっと心が落ち着きました。コーヒーも好きだけれど、こうして中国茶をいただいて深くリラックスするのを感じると、自分がお茶の国の人間なのだなあと気づかされます。

お茶うけにぴったりの小菓子も数種類メニューにあるので、それらをつまみつつ、お茶をおかわりするのもよいでしょう。

店内のインテリアはアジアの複数の国が混じったような、オリエンタルな雰囲気です。

屋外と地下にも席があり、地元の若者たちが水タバコをブクブクさせていました。バーのような騒々しさはなく、ゆっくりお茶を楽しみながら、ひそやかにおしゃべりする人たちが多い印象。

観光客向けのティールームというわけではありませんが、チェコ(ヨーロッパ)を旅行中の日本人がドブラー・チャイオブナを訪れたら、ほっとくつろげ、旅の疲れも和らぐに違いありません。

Post: GoTrip! https://gotrip.jp/ 旅に行きたくなるメディア

名称 Dobrá čajovna(ドブラー・チャイオブナ)
住所 Havlicek Square 84, 284 01 Kutná Hora, Czech Republic
電話 777 028 480
Webサイト http://www.dckh.cz/
Facebookページ https://www.facebook.com/dobracajovnakh

[取材協力:チェコ政府観光局]

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