早めの対策が大事!50代からの「ヒップラインのたるみ」解消!おすすめ美尻エクササイズ8選
ハルメク365 / 2024年9月23日 22時50分
おしり痩せのための8つの方法をご紹介!おしりや下半身は冷えやむくみが起こりやすく、皮下脂肪のつきやすい部分。皮下脂肪は一度つくとなかなか落ちないため、しっかり対策&ケアが大切です。効果的な筋トレ・エクササイズもご紹介します。
おしりは脂肪がつきやすい&痩せにくい部分
体につく脂肪は大きく分けて「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2つがあります。
内臓脂肪は体につきやすいものの、燃えやすい脂肪です。一方の皮下脂肪は、内臓脂肪に比べるとつきにくいものの、一度脂肪がつくとなかなか落ちません。
おしりの脂肪は皮下脂肪のため、痩せにくいことが特徴です。女性のお尻は外部の衝撃から体を守るため他の部分よりも皮下脂肪がつきやすくなっていることもあり、脂肪が気になりやすい部分です。
これに加えて、運動不足になると筋肉が衰え、脂肪を支えきれなくなって、おしりが垂れる原因に。エクササイズなども取り入れて筋肉量を増やし、きゅっと引き締まったおしりを目指しましょう。
おしりに脂肪がつく原因
ここからは、おしりに脂肪がつく原因をご紹介します。
股関節の硬さ股関節が硬くなり骨盤が歪んでしまうのは現代病の一つと言っても過言ではありません。
お尻の筋肉は股関節を動かして使われる筋肉ですので、股関節が硬くなるとお尻の筋肉が使われず血流が悪くなり脂肪がつきやすくなってしまいます。
筋力の衰え運動不足などによって筋力が衰えると、代わりに脂肪がつきやすくなります。デスクワークが多い人の場合、おしりの筋肉をほとんど使わずに過ごしていることも。
筋肉量が減れば基礎代謝量も落ちるため、痩せにくく、太りやすい体になってしまいます。筋力が衰えると脂肪がずれ落ちるので、太るだけでなくおしりが垂れてしまうことにもなります。
加齢人間が消費するカロリーの約6割を占めるといわれているのが「基礎代謝量」です。
基礎代謝とは、臓器の動きや体温維持、呼吸など生命維持のために必要なエネルギーのことで、何もしていないときでも消費されます。
年齢を重ねると基礎代謝が低下していくため、消費カロリーが少なくなって太りやすくなります。
食生活の乱れ・食べ過ぎ摂取したカロリーが消費されずに余ると、体内に脂肪として蓄積されます。
食べ過ぎや脂っこい食べ物や甘いお菓子ばかりを食べるなど、食生活が乱れていると摂取カロリーが消費カロリーを上回り、おしりに脂肪がついてしまうことに。
むくみむくみとは、体に余分な水分がたまった状態のことです。塩分の取り過ぎやアルコールの影響、運動不足、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、むくみが起こりやすくなります。
むくみが起こると体内の循環が悪くなり、脂肪が蓄積されやすい状態になってしまうため注意が必要です。
冷え女性に多い「冷え」も、おしりに脂肪がつく原因の一つです。通常であれば体内の老廃物はリンパ液によって回収されて排出されますが、体が冷えているとリンパ液の流れが悪くなります。
リンパ液の流れが悪くなると、老廃物と脂肪が混ざり合った「セルライト」ができやすくなります。
悪い姿勢悪い姿勢を日常的に続けていると、骨盤に歪みを生じさせてしまいます。すると、筋肉のバランスが崩れ、おしりに脂肪がつく原因に。
猫背といった悪い姿勢の他にも、頬杖をつく癖や同じ側の方にバッグを掛ける、どちらか一方の足に体重をかけて立つ、脚を組むのも骨盤が歪む原因になります。
おしり痩せの8つの方法
ここからは、おしり痩せの方法をご紹介します。
ウォーキングなど運動習慣をつける運動不足になると、摂取カロリーが消費カロリーを上回りやすくなります。また、運動で体を動かさないと、筋力も低下してしまうことに。
運動不足を解消するためにも、定期的に運動する習慣をつけましょう。無理にハードな運動をする必要はなく、ウォーキングなど簡単な運動でOKです。
正しい歩き方を意識して歩くと、程よく筋肉の付いた美尻の維持にもつながります。
ゆっくり湯船に浸かるおしり痩せのためには、湯船にゆっくり浸かるのも効果的です。入浴することで体をしっかり温めることができ、血行が良くなって、老廃物が排出されやすくなります。むくみや冷えの解消にも効果的です。
38~42度ほどの温度のお風呂に、10~15分ほどゆっくり浸かるといいでしょう。熱過ぎるお風呂に浸かると交感神経が活発になって寝つきが悪くなってしまう可能性があるため、ぬるめのお湯がおすすめです。
姿勢の改善悪い姿勢はおしりに脂肪がつきやすくなる原因のため、猫背などの姿勢を改善することも、おしり痩せにつながります。
姿勢が悪いとおしりに脂肪がつきやすくなるだけでなく、老け見えの原因にもなるため美しい姿勢を心がけましょう。
食生活の改善1日の摂取カロリーが消費カロリーを上回っている場合は、食生活の改善を行う必要があります。自分の摂取カロリーを把握してカロリーコントロールを行うと、健康的なダイエットにつながるでしょう。
ダイエットにいい食べ物を摂取するのもおすすめです。
トレーニング・エクササイズおしり痩せに効果的なトレーニングやエクササイズを行うのもおすすめです。トレーニングやエクササイズを行えば、脂肪を落とすだけでなく、筋力をアップさせて引き締まったおしりを目指せます。
おしり痩せに効果的なトレーニングやエクササイズについてはこの後の項目でご紹介します。
マッサージおしりは冷えやすく、脂肪がつきやすい部分です。また、セルライトが目立ちやすい部位でもあるため、マッサージを行ってセルライトのケアをするのがおすすめです。
- 太ももから腰に向けて、上方向に5回さする
- お尻から前側の太ももの付け根に向けて5回さする
- 反対側も同じように行う
おしりや太もも痩せのためには、体幹と股関節の可動域が大切です。
体幹を上手に使えていないと、骨盤が前方に傾いておしりの筋肉がしっかり使われなくなってしまいます。また、股関節まわりが硬くなっているとおしりの筋肉がうまく動かず、筋肉がアンバランスに発達してしまうことに。
ストレッチをすることで、凝り固まったおしりまわりをほぐし、股関節の可動域を広げることができます。
- 左足を体の前で直角に曲げる
- 反対の脚をうしろに伸ばし、曲げた脚のすねに沿って両ひじを床につける
- 息を吐きながら、曲げた脚と反対側の腕を前へ伸ばし、そのまま3秒キープ
- 腕を元のポジションに戻し、再び腕を伸ばして3秒キープ
- 腕を伸ばす動作を、5~6回ほど繰り返す
- 反対側の脚も同じように行う
どうしてもおしりの脂肪が落ちない場合、美容医療の施術「脂肪吸引」でおしり痩せをすることもできます。
脂肪吸引とは、カニューレと呼ばれる吸引棒を脂肪の気になる部分に挿入して、脂肪細胞を除去する施術のことです。ダウンタイムや痛み、副作用、リスクもあるため信頼できる病院・クリニックに相談することが大切です。
おしり痩せに効果的なトレーニング・エクササイズ4選
おしり痩せ・引き締めのための鍛えたいのが、以下の3つの筋肉です。トレーニングのときは、以下の筋肉を意識しましょう。
- 大殿筋(だいでんきん)……おしりの中でも最も大きな筋肉
- 内転筋(ないてんきん)……内ももにある筋肉の総称
- ハムストリング……太ももの裏の筋肉の総称
ここからは、おしり痩せに効果的なトレーニング・エクササイズをご紹介します。
たるみ流し出典:太もも痩せにおすすめ・たるみ流し!下半身太りを解消
50歳を過ぎると代謝が落ちるため、おしり痩せや下半身痩せの効果がなかなか得られないことも。そんなときは、指圧&エステマッサージと筋トレを組み合わせた独自メソッド「たるみ流し」がおすすめです。
たるみ流しとは、たまった脂肪を揉みほぐす「指圧マッサージ」、リンパの癒着をはがして流す「エステマッサージ」、衰えた筋肉を鍛えてたるみを引き締める「筋肉トレーニング」の3つを組み合わせたもの。
痩せるためだからといって、無理にトレーニングをやり過ぎると膝や股関節などに負担が掛かり、痛めてしまう可能性があります。たるみ流しはハルメク世代向けに考案されたメソッドのため、無理なく続けられますよ。
たるみ流しは「はがす・押し流す・引き締める」の順番で進めていきます。
- お尻と太ももの付け根を揉みほぐす
- 椅子の背などに手をついて、股関節を手で押さえながら、斜め横や真後ろに足を上げる
- 反対の足も同じように行う
出典:ラクに美脚に見せる方法も!大人の脚やせストレッチ
おしり痩せや引き締めにおすすめなのが、ワイドスクワットです。足を開いて行うワイドスクワットは、通常のスクワット以上に効果的におしりを鍛えられます。
ワイドスクワットは、おしりの大半を占める筋肉の「大臀筋」がターゲット。バーベルなどの器具もいらず、効果的にヒップアップができます。運動中にしっかりおしりの筋肉を意識しましょう。
- つま先を斜め45度くらい外側を向け、肩幅の1.5倍〜2倍ほど広く脚を開いて立つ
- 胸の前で両手をクロスさせる
- ひざがつま先よりも先に出ないように気をつけながら腰を落としていく。このとき、太ももと床が平行になるようにする
- 内ももを意識しながら、ここまでの動作を10回繰り返す
最初は太ももと床が平行になるようにするのは難しいかもしれませんが、その場合はできるところまででOK。ワイドスクワットを毎日繰り返しておしりや脚の筋力がアップすれば、深く腰を下ろすことができるようになります。
寝ながらのヒップリフト出典:動画で骨盤底筋トレーニング:寝ながらのヒップリフト
寝ながらのヒップリフトは、おしりと太もも、さらに骨盤底筋も鍛えることができるエクササイズです。
- 仰向けになって、足を腰幅に広げる
- 膝を立てて、足裏が地面にしっかりつくようにする。このとき、鼻筋が天井を向くようにして、両手は横に添える
- 息を吸いながらお尻を上げていく
- 息を吐きながら膝を閉じ、内ももを引き締めお尻の位置をキープ
- 息を吸いながら、再び膝を開く
- 息を吐き、背骨1本ずつ床につくように意識しながらゆっくりと背中を下ろす
- ここまでの動きを1日5〜10回ほど行う
出典:ダンスで美尻!くびれ!追い込みのツイスト&ウェーブ
トレーニングやエクササイズはなかなか続かないという人や、楽しく体を動かしたいという人にはおしりを引き締めるダンスがおすすめ。
TRFのSAMさんが手掛ける、ハルメクのためにオリジナル制作した50代からの「健康美ボディダンス」のパートの一つ「ツイスト&ウェーブ」では、おしりやお腹まわりを効果的に引き締められます。
「ツイスト&ウェーブ」のパートは約1分ですが、他のパートも合わせると全部で5分20秒あります。
残りの4つのパートは「上半身ストレッチ」「股関節ストレッチ」「お尻だけ動かすボディコントロール」「二の腕痩せパート」となっており、約5分のダンスで効果的に体全体をシェイプアップできるので、合わせて行ってみるのもおすすめです。
エクササイズで引き締まったおしりに!
おしりは脂肪がつきやすく、痩せにくい部分です。おしりに効果的な筋トレやエクササイズを行って、筋力アップや脂肪燃焼をしましょう。
食生活の乱れや運動不足、加齢などの原因によっておしりに脂肪がついてしまうと落とすのが大変になるため、おしりに脂肪をつけないようにすることも大切です。
※効果には個人差があります。試してみて異変を感じる場合はおやめください。
監修者プロフィール:関口アキラさんTHE CODITIONING ROOM代表、通称ファンキー関口。女優など著名人の専属ケアを務めるかたわら、東京ガールズコレクションにてボディケアサポートなど多くのイベントに出店。人気美容チャンネル「FANN CHANNEL」に出演し、視聴者投票1位でグランプリ受賞。「始める前に始める」を掲げた身体の土台づくりとどこにもない独自の手法で身体を造る。
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