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不調改善の鍵は「肩下げ」にあり!全身が生き返るきくち体操

ハルメク365 / 2024年7月2日 18時50分

不調改善の鍵は「肩下げ」にあり!全身が生き返るきくち体操

雑誌「ハルメク」で人気の「きくち体操」がWEB版になって登場!今回は「肩の動きを改善」の前編。「肩が痛いのは、肩につながるたくさんの筋肉が弱っているからです」と、きくち体操の創設者・菊池和子さん。自分でできる改善策を紹介します。

菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール

菊池和子(きくち・かずこ)さんのプロフィール

1934(昭和9)年生まれ。日本女子体育短期大学卒業。体育教師を経て「きくち体操」を創始し、以来50年以上、毎日の授業、ラジオ、テレビ、講演などを通して指導にあたる。神奈川・東京に直営教室を持つ。『毎日のきくち体操』DVD、『「意識」と「動き」で若く、美しく!きくち体操』、『立ち方を変えるだけで「老いない体」DVD付き』(ともにハルメク刊)など著書多数。

きくち体操とは?

きくち体操は、形、回数を目標にして動かすのではなく、脳で自分の体を感じ取って動かします。「体は、あなたの命そのもの。今日から一緒に動かしましょう」(菊池和子さん)

肩甲骨を1ミリ下げると、全身が生き返る!

肩だけでなく、全身が生き返ってきますよ

きくち体操のどんな動きの説明にも、必ず出てくるのが、「肩を下げる」とか「肩甲骨を1mm下げる」というひと言です。

「肩を下げる」ことがなぜそんなに大事なのかといえば、肩を下げると、背すじがきれいに伸びます。鎖骨も左右に開き、ろっ骨も広がって肺はのびのびと呼吸できるようになります。酸素が体中の細胞に行き渡って、それこそ芯から生き返ったような気持ちになれるのです。

逆に肩を上げたままでは、どんなにがんばって毎日腕を伸ばしたり、体を反らしたりしても、十分に体を動かし切れません。肩は、よほど意識しないと日常的に上がりっぱなしです。ですから、私はきくち体操教室では声を張り上げて、「肩下げて!」と何度も言います。

みなさんも体操をするとき、いいえ、台所に立つときでも歯を磨くときでも、いついかなるときでも思い出したら「肩下げて!」と自分に言い聞かせて、肩甲骨を下げるようにしてください。

その回数が増えれば増えるほど、あなたの姿勢はよくなって、呼吸も楽になっていきます。

体はあなたの気持ちに必ず応えてくれる

誰の肩甲骨も上下左右に自由に動く!

上のイラストのように肩甲骨と鎖骨は、肩の一点だけでつながっていて、そのつなぎ目に腕が下がっています。肩甲骨は背中のろっ骨の上にポンと置いてあるだけ。だから、肩甲骨は上下左右に自由に動きますし、誰でも「肩は下げられる」のです。

思うように動かせないという方は、まずはご自身の肩甲骨は、もっと動かせる!と言い聞かせて、動かしてみてください。体は本当に素晴らしくて、あなたが「こうしたい」と思えば必ず応えてくれますよ。

次回は実際に肩の周りの筋肉を動かす運動をご紹介します。肩につながる筋肉がしっかり動いていることを意識しながら挑戦してみましょう!

取材・文=岡島文乃、井口桂介(ともにハルメク編集部) 撮影=中西裕人 ヘアメイク=南場千鶴 モデル=太田伸子 イラストレーション=浦恭子
※この記事は雑誌ハルメク2021年8月号を再編集しています。

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