1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

認知症の一歩手前のサイン!見逃さずに脳を鍛える方法【専門医監修】

ハルメク365 / 2024年10月5日 12時0分

認知症の一歩手前のサイン!見逃さずに脳を鍛える方法【専門医監修】

「生活に意欲がなくなると認知症の一歩手前」と脳の専門医である石川さんは言います。意欲を高めるためには達成感が大切なんだとか。そこで最終回では、石川さん開発の意欲を高める脳ドリルを紹介。これまでより難しい問題を用意しました!

教えてくれた人:石川久(いしかわ・ひさし)さん

教えてくれた人:石川久(いしかわ・ひさし)さん

脳神経外科医。国際医療福祉大学三田病院脳神経外科勤務。開頭手術やMRI画像診断などで1万人以上の脳を見てきた「脳の名医」。救急医としても、脳疾患など、全身管理を専門とする。著書に『1日1問解くだけで脳がぐんぐん冴えてくるドクターズドリル』(アスコム刊)など。メディアの出演も多数。

できた達成感が次の意欲につながります

「出掛けなくなる、服に無頓着になる、入浴の回数が減るというように生活に意欲がなくなると認知症の一歩手前です」と話すのは、脳神経外科医の石川さん。

意欲をアップさせるために欠かせないのは達成感。簡単な問題から始めて「できる」という手応えを得られれば、さらに難しい問題に挑戦する気持ち=意欲が出てきます。

意欲アップに向けて、今回はこれまでより難しい問題にチャレンジしてみましょう。

Q1.足すと101になるペアを4つ探してください。

Q1.足すと101になるペアを4つ探してください。

Q1の答え:

Q1.足すと101になるペアを4つ探してください。

Q1の答え:
( 19 と 82 )
( 26 と 75 )
( 37 と 64 )
( 48 と 53 )

Q2.次の4つの数字を使い合計が10になる数式は?

Q2.次の4つの数字を使い合計が10になる数式は?

【ルール】

「+」「−」「×」「÷」のどれかは1回だけ使ってください。ただし、いずれも1回しか使えません。

例:2、3、8、9なら、8÷2+9−3=10





Q2の答え: 

Q2.次の4つの数字を使い合計が10になる数式は?

「今回の問題は見た瞬間に面倒くさそうと思いますよね。でもやってみようという気持ちと解けた満足感が、認知症を予防することになります」(石川さん)

さらに石川さんがすすめるのは日常生活での挑戦です。「何歳からでも興味があることを始める気持ち、実際に始めることが、脳を刺激します。どんどん活性化していきますよ」

日常生活で意欲アップと達成感を味わうには?

「代謝・血流が下がると意欲も下がります。でも本人は気付かない。これが怖いのです」と石川さん。出掛けなくなり、運動をしなくなり、人とのコミュニケーションを取らない、これでは意欲は下がるばかり。

「面倒くさそうなドリルに挑戦することも効果的ですが、積極的に人と触れ合ったり、新しい趣味を始めて達成感を味わう。これが、認知症の防止に役立ちます」

きれいな絵や写真を時間をかけて模写する

きれいな絵や写真を時間をかけて模写する

気分が上がる美しい写真や絵をじっくりと真似て描いてみましょう。集中力、注意力が上がり、完成すれば達成感が得られます。

地域の活動に参加する

講演会やボランティアなど、地域の活動は意外と豊富。外に出掛け、人と触れ合えば、自然と体力も増し、脳も刺激されます。

習い事を始める

習い事を始める

新しいことに挑戦すること自体が脳を刺激。好きになれそうなことを始めてみましょう。興味がないことを無理にやるのは逆効果です。

以上、全6回にわたり脳の力を活性化させる最新「脳ドリル」を紹介しました。ドリルを解くことで脳全体への刺激となります。脳をいつまでも元気にしましょう。

取材・文=原田浩二(ハルメク編集部)

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年5月号を再編集しています

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください