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【自律神経の乱れ?】医師に聞く!だる重疲れな「心と体」に意識を向ける方法

ハルメク365 / 2024年6月17日 23時0分

【自律神経の乱れ?】医師に聞く!だる重疲れな「心と体」に意識を向ける方法

コロナ禍を経て、日常が戻り明るい空気感に変わってきました。そんな中でも、情報過多、寒暖差や人間関係のストレスで心身が張りつめている方も多いようです。軽やかに暮らしていくために、自律神経を整え、心と体をゆるめる方法を精神科医に聞きました。

教えてくれた人:奥田弘美(おくだ・ひろみ)さん

教えてくれた人:奥田弘美(おくだ・ひろみ)さん

1967(昭和42)年生まれ。92年、山口大学医学部卒。精神科医・産業医。執筆家。精神科診療や都内20か所の企業の産業医として老若男女の心身のケアに従事。近著は、『不安と折り合いをつけてうまいこと老いる生き方』(中村恒子との共著・すばる舎)

ゆとりのない現代人には心身をゆるめることが大切

「50代以上のハルメク世代の方々は、家庭や職場、地域の中で日々、がんばっていらっしゃる方が多いです。それに加えて現代は、昼夜問わずにネットやテレビなどから情報が入ってきますし、SNSなどで人間関係も複雑化し緊張が続きやすい。

つまり交感神経が優位の状態が続き、心身をゆるめる時間がとりにくくなっています」と精神科医の奥田弘美さんは言います。

寒暖差や人間関係のストレスで自律神経の乱れに

さらに、暑い夏、冷房のきいた室内と室外の気温差もあり、そこに人間関係などのストレスがかかると自律神経が乱れやすくなります。

「自律神経が乱れ緊張に傾くと、体に 力が入って肩や首が凝り、頭痛や不眠につながったり、胃痛や便秘になることも。そんなときは心身をゆるめるケアをしましょう。マッサージなどで体の緊張をゆるめると心もリラックスできますよね」(奥田さん)

ストレスを発散することで心身の緊張をほぐす

「心と体は直結しているので、心が望んでいることを実現してあげるとストレスが発散され、心身の緊張がほぐせます。例えば休日は、素直な自分の気分で動けるよう、極力予定を入れず、時間に追われない暮らしをする。目覚ましをかけずに自然と起きる時間まで眠る。

メリハリのある暮らしを意識して1週間のうち数日は心身をゆるめる日と決めるのもよいでしょう」と奥田さん。

自分なりのリラックス方法で健康な生活を

自分なりのリラックス方法で健康な生活を

例えば、リラックスするために体の凝っている場所を軽くマッサージする、カフェインを含まないハーブティーなどを飲む。目を疲れさせないよう、夜眠る前はスマホを見ない。

「何もしないでボーッとするのも究極のリラックス。自分の心身をゆるめる方法を持っていると、目まぐるしい現代でも健やかに過ごしていけます」(奥田さん)

1.肩や背中などこわばっている場所をなでて、ほぐしてみる

凝っている肩や首、背中などをなでたり軽くマッサージを。体がほぐれたら、心もゆるみます。

2.自然と目がさめる時間が体が求める睡眠時間

ベストな睡眠時間は人それぞれ。普段の自分の睡眠時間と比べて、明らかに眠れない日が2週間以上続いたら医療機関の受診を。

3.時間に追われない、“何もしない”時間も大切

楽しい行事でも、予定を入れれば準備をしたり気分が高揚したりエネルギーを使います。何もしない時間をとると心身が休まります。

4.夕食後は、“ゆるめる”時間。目を休ませる

夕食の後片づけ後はリラックス時間に。間接照明にしたり、目を休ませたりすることが質のよい睡眠につながります。
 

次回はリンパケアのプロによるリラックス方法をお伝えします。
 

取材・文=野田有香(ハルメク編集部)、撮影=中西裕人

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年6月号を再編集しています。

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