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ちょいモレ、夜中のトイレ…更年期のおしっこ悩みを改善!名医が解説

ハルメク365 / 2024年7月22日 21時0分

ちょいモレ、夜中のトイレ…更年期のおしっこ悩みを改善!名医が解説

「くしゃみの拍子に“ちょい漏れ”してしまう」「夜トイレに何度も起きてしまう」…… こうした尿トラブル改善のカギは、骨盤の一番下にある「骨盤底」という組織に力をつけることにあります。骨盤底ケアに詳しい名医・関口由紀さんにお話を伺いました。

教えてくれた人:関口由紀(せきぐち・ゆき)さん

教えてくれた人:関口由紀(せきぐち・ゆき)さん

女性医療クリニックLUNAグループ理事長。インターネットサイト・フェムゾーンラボ社長。医学博士。近著に『「トイレが近い」人のお助けBOOK』(監修、主婦の友社刊)がある。

女性の健康と美しさを保つ要、骨盤底とは?

女性の健康と美しさを保つ要、骨盤底とは?

骨盤底(こつばんてい)は、その名の通り骨盤の一番底にあり、内臓を支える筋肉群(骨盤底筋)やじん帯・皮下組織などからなるひし形の組織です。ちょうど自転車のサドルが当たる部分がその範囲で、尿道口や肛門の開閉なども担っています(上図)

この骨盤底は、「50代以降の女性が特に弱らせやすい場所」と話すのは、泌尿器科専門医の関口由紀さんです。

「骨盤底が衰える原因の一つが、妊娠・出産によるダメージです。50代以降、筋力の衰えが顕著になるとその“古傷”が顕在化し、骨盤底の筋肉やじん帯が緩んで内臓が下垂したり、排泄機能の不調にもつながります。これは『骨盤底障害』といわれ、多くの方が悩む『尿漏れ』や『頻尿』も、その症状の代表例です」

骨盤底はプレートのような作りをしていて、膀胱や尿道、子宮や直腸などを下から支えつつ、尿道口や肛門を収縮・弛緩させ排泄をコントロールする役割を担っています。加齢や運動不足の他、悪い姿勢などの生活習慣で衰えます。

骨盤底の衰えリスク度をチェック!

現在のあなたの骨盤底の状態をチェックしてみましょう。いくつ当てはまりますか?

□座っているときひざが開いてしまう
□長時間座っていることが多い
□お尻からドンと座りがち
□背もたれに寄りかかって座る
□猫背もしくは反り腰と言われる
□トイレでいきむことが多い
□妊娠・出産経験がある
□閉経している

3つ以上当てはまる方は特に注意が必要です!骨盤底が衰えると、臓器脱やぽっこりお腹、便秘など、他の“女性によくある”悩みにつながるのだとか。

次回は、骨盤底の衰えが招く不調や病気について紹介します。

取材・文=新井理紗(ハルメク編集部)、イラストレーション=タカヤユリエ

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年3月号を再編集しています

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