夏のむくみ放っておくとヤバい?体のめぐりをよくする朝昼晩の水の飲み方
ハルメク365 / 2024年8月15日 16時0分
![夏のむくみ放っておくとヤバい?体のめぐりをよくする朝昼晩の水の飲み方](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/halmek/halmek_article_12393_0-small.jpg)
冷たいものばかりに手が伸びる夏は、水分代謝が低下しがち。体のめぐりが悪くなると、むくみも起こりやすくなります。夏のむくみ解消の秘訣は水分の取り方にあり!医師の石原新菜さんに、夏の水分代謝を高める朝昼晩の水の飲み方を教えてもらいます。
■監修者プロフィール:石原新菜(いしはら・にいな)さん
イシハラクリニック副院長。ヒポクラティック・サナトリウム副施設長、健康ソムリエ理事、フェムテック・ジャパン理事。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。著書に『やせる 不調が消える 読む冷えとり』等70冊を数える。
加齢とともに体は水分をため込みやすくなる
夕方になると靴が窮屈になったり、足が重だるくなったりする「むくみ」。むくみは、体に吸収されなかった水分が溜まることで起こります。
体に取り入れた水分は血液に吸収され、血管から染み出て細胞に吸収されます。このとき、細胞に吸収されなかった水分が、体の中で余分な水分となってむくみを引き起こすのです。
冷えなどから血行が悪くなると、水分を吸収する力が弱まって体がむくみやすくなります。
また、50代以降の女性は、加齢による基礎代謝の低下から体が冷えやすくなることに加え、更年期の女性ホルモンの乱れから血行が悪くなりがちです。
体は歳とともに水分をため込みやすくなると心得て、めぐりのいい体づくりを心掛けていきましょう。
夏のむくみにも要注意!
むくみと言えば冬に起こりやすいイメージがありますが、実は夏も、むくみに注意したい季節です。
冷房のあたり過ぎや冷たいものの取り過ぎは体を冷やし、暑いからと水分を取り過ぎると水分を吸収する力が弱まって、水分代謝がうまくいかなくなります。
「たかがむくみ」とむくみを放っておくと体が疲れやすくなって、夏が過ぎても体の重だるさが抜けず、秋バテにつながることもあります。また、体のめぐりの悪さから、頭痛やめまいを引き起こすこともあります。
元気に夏を乗り越え、秋を楽しむためにも、夏のむくみは夏のうちに解消しておきましょう。
屋外と屋内で水分の取り方を変える
夏のむくみ解消のポイントは水分の取り方にあります。
石原さんによると、まず、夏の体が必要とする水分量の目安は約2.2L。そのうちの約1Lは食事から取れるので、水分補給として必要な量は約1.2Lです。
そのうえで、「夏は屋外と屋内で水分の取り方を変えることが大切」と石原さん。
「暑い外にいるときは熱中症対策として、冷たい飲み物をこまめに飲みましょう。汗と一緒に体内のミネラルなども失われるので、塩分もあわせて取るように意識して。一方で、冷房の効いた屋内では、常温、または温かい飲み物を少しずつ飲むことを心掛けましょう。涼しい場所で冷たい飲み物を飲みすぎると体が冷えてしまい、汗をかかない環境で大量の水分を取ると、体が水分をうまく吸収できないからです」(石原さん)
なお、1日に必要な水分量はあくまでも目安です。外にいる時間が長かったり、運動をしたりなどでたくさん汗をかいたときは、その都度プラスして水分補給を行うようにしましょう。
夏の体のめぐりをよくする朝昼晩の「水の飲み方」
さらに石原さんに、夏の体のめぐりをよくする朝、昼、晩それぞれの水分補給のポイントも教えてもらいました!
■朝の水分補給:起きたらコップ1杯の白湯を
夏は寝ている間もたくさんの汗をかくので、朝起きたらコップ1杯の水分を取るよう心掛けましょう。
「中でも朝におすすめなのは白湯です。寝起きに、人肌~50度くらいのお湯を飲むと血液やリンパの流れがよくなって、体内に滞っていた余分な水分が尿として排出されやすくなります」(石原さん)
■昼(日中)の水分補給:「ちょい足し」を意識する
日中、コーヒーや紅茶などを飲むときに、しょうがやシナモン、黒糖、はちみつなど、体を温める作用のある食材をちょい足しすると、血流がアップして水分代謝がスムーズになります。もちろん、白湯にちょい足ししてもOK!
なお、夏はたくさん汗をかくことや、さっぱりとした食べ物ばかり食べてしまうことから、ビタミンやミネラルが不足しがちです。食事では、そうした栄養素を無理なく補給できる具だくさんの味噌汁などを水分として積極的に取り入れましょう。甘酒も、ビタミンやミネラルの補給におすすめですよ。
■夜の水分補給:寝る前の白湯で体を温める
夏は寝ている間にたくさん汗をかくことを考慮して、寝る前にもコップ1杯くらいの白湯を飲むようにしましょう。
冷たい水でなく白湯を飲むことで、体が温まってぐっすり眠れる効果も期待できます。飲むタイミングは、就寝の30分~1時間前くらいがおすすめ。体を温めるちょい足し食材をプラスすると、より体のめぐりがよくなります。
体のめぐりがよくなると活力が増して、疲れも取れやすくなります。水分の取り方を意識することで夏のむくみを早めに解消し、軽やかな体に整えていきましょう!
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