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あきらめないで!少額からできる「ほったらかし投資」がおすすめの理由

ハルメク365 / 2024年9月20日 21時0分

あきらめないで!少額からできる「ほったらかし投資」がおすすめの理由

人生100年時代と考えると、投資できる期間は意外とあるもの。今さら……と諦めず、まずはNISAから始めてみませんか?NISAにまつわる疑問について1級ファイナンシャル・プランニング技能士の風呂内亜矢さんにQA形式で教えてもらいました。

教えてくれた人:風呂内亜矢(ふろうち・あや)さん

1級ファイナンシャル・プランニング技能士。CFP(R)認定者。『マンガでカンタン!NISA・iDeCoは7日間でわかります』(Gakken)をはじめ、お金に関する書籍は約30冊。YouTube「FUROUCHI vlog」も更新。

Q.初めての投資。なぜ「NISA」がおすすめ?

Q.初めての投資。なぜ「NISA」がおすすめ?

A.少額で始められ、利益に税金がかからないからです

「NISA」は、国民が資産形成しやすいように、と政府が推進する投資の非課税制度。証券会社などで専用口座を開設し、株式や投資信託などの金融商品を購入します。メリットは、運用して得た利益が非課税になること。また月々100円から始められ、投資の基礎も学びやすいです。

Q.新しくなった「NISA」は何が違うの?

A.制限がなくなって、もっと使いやすい制度になりました

2024年より、NISAは新しくなりました。従来の「つみたてNISA」はなくなりましたが、「つみたて投資枠」で同じような運用が可能です。投資できる金額は、従来の年間40万円から120万円に拡大されました。また、20年だった非課税期間は無期限に。目減り対策に長く使える制度といえるでしょう。

Q.NISAでは「株」を買うの?

A.初心者は 「投資信託」を毎月少しずつ買うのがおすすめ

「NISA」を活用した投資でより初心者向けなのは、投資信託を毎月購入する「つみたて投資枠」での投資です(※下のQもご参照ください)。

投資信託は、国内外の株や債券、不動産などに分散して投資する金融商品。毎月コツコツと積み立て、長期運用することで、リスクを抑えた運用も可能です。投資の目的は資産の目減りを防ぐこと。そのため性格が異なる商品をセットで買える、投資信託が便利です。すぐに結果を求めずに、「長期目線で」見ていきましょう。

Q.NISAでは「株」を買うの? 

いきなり本格的に始めなくてもOK!まずは少額から

初めて投資するなら1000円など少額から。まずは経験して流れを把握することが目的。自分が値動きの上下などに過敏に反応して、ストレスに感じないかなど確かめましょう。

Q.「NISA」を始めてみたい!どうすれば?

A. 「専用の口座」を開いて、購入商品と金額を決めるだけ

証券会社や銀行などで「NISA」の口座を開設し、購入する投資信託を選んで、月々の積立金額を決めます。利用する枠は「つみたて投資枠」を選択。購入資金は、指定した口座から自動的に引き落とされるので、一度手続きすれば、後は放っておけばOKです。売却はいつでも好きなときにできます。

NISA申し込みの流れ

1.口座開設

Q.「NISA」を始めてみたい!どうすれば?

証券会社や銀行の店舗かネットで、専用の口座を開きます。店舗なら窓口で相談でき、安心です。

2.商品と金額を設定

Q.「NISA」を始めてみたい!どうすれば?

投資する金融商品と金額を設定します。金融機関ごとに、取り扱う商品や最低金額が異なります。

3.運用する

Q.「NISA」を始めてみたい!どうすれば?

一度始めたら、後はほったらかしでOK。投資に慣れてきたら、増額を検討してみても。

4.売却する

Q.「NISA」を始めてみたい!どうすれば?

お金を活用したいタイミングで売却します。損をしないよう、価格を確認してから売りましょう。

Q.証券会社でなく、銀行の証券口座ではダメなの?

Q.証券会社でなく、銀行の証券口座ではダメなの?

もちろんOK!購入できる投資信託は限られます

ネットに不安があったり、証券会社にハードルを感じるなら、銀行でNISAの口座を開くこともできます。銀行は、ネット証券に比べて、扱う投資信託の数が少ないですが、知識の少ない人には選ぶ手間を減らせるので、逆にメリットになる可能性も。

初心者には1本で複数のジャンルに投資できる「バランス型」というタイプの投資信託がおすすめ。自分で特定のジャンルを組み合わせて買うのは大変ですが、セット買いできるので手間を減らせます。

以上、全3回にわたって銀行預金の目減りを防いで大切なお金を守る対策をお伝えしました。将来に備え、今できるところからチャレンジしてみては?

※投資は、元本および利回りが保証されたものではありません。実際の資産運用や投資の判断は、必ずご自身の責任において行ってください。

取材・文=井口桂介(ハルメク編集部)、イラストレーション=日比野尚子

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年12月号を再編集しています

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