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光熱費を1円でも安く!ムダを省いて効果を実感・光熱費節約術10

ハルメク365 / 2024年9月6日 21時0分

光熱費を1円でも安く!ムダを省いて効果を実感・光熱費節約術10

効果的な節約には「まずは習慣を見直して、いったん手をつけると効果が続く固定費から取りかかるのがおすすめです」と話すのは、消費生活アドバイザーの和田由貴さん。効果が目に見えて実感できる節約術を教えてもらいました。

教えてくれた人:和田由貴(わだ・ゆうき)さん

「節約は無理をしないで楽しく!」をモットーに、耐える節約ではなく快適と節約を両立した賢い節約生活を提唱。『即実践!即効果!節約のプロがおしえる家計防衛術100』(辰巳出版刊)など著書も多数。

まず見直すべきは光熱費・通信費・保険料の3つ!

生活を大きく変えずに節約できるものとして、光熱費、通信費、保険料が挙げられます。

「光熱費に関しては、電力自由化で電力会社の乗り換えを考える人も増えましたが、プランによっては逆に電気代が上がってしまうこともあります。それよりも消費電力量の多いエアコンや冷蔵庫、照明器具の使い方を普段から気を付ける方が節約につながります」と話すのは、消費生活アドバイザーの和田由貴さん。

逆に通信費はすぐにでも見直すべきと言います。「大手キャリアでも新プランが続々登場しているので、大幅な節約が可能です」

食費や交際費、娯楽費などの変動費は、生活に影響し、削るとストレスがかかることもあるのでできる範囲で、と和田さん。「なんとなく得した気になっても節約の意味がありません。〇円節約しているという確信を持って家計を守っていきましょう」

今回はその中でもすぐに実践できる光熱費節約術を教えてもらいました。

ムダを省くクセをつける!光熱費節約術10

1.水道のレバーは完全に水側にする

ムダを省くクセをつける!光熱費節約術10

お湯と水が出るレバータイプの混合水栓は、レバーが右側にあるときは水のみですが、真ん中にある場合は、お湯も出ている状態です。お湯は限りなく低温で出ているので体感できませんが、ガス(電気)代がかかっています。水を使うときは完全に水側にしましょう。

2.エアコンは単体では使わない

2.エアコンは単体では使わない

エアコン単体だと、床付近が涼しくなるばかり。サーキュレーターで空気を循環させることで、効率よく部屋全体が冷えます。サーキュレーターの電気代は、1時間で1円未満。エアコン単体で使うより、併用した方が部屋全体が冷え、節電になります。

3.エアコンの設定温度を1℃上げる

1日9時間冷房する場合、1℃上げると、1シーズンで約940円電気代が安くなります。1日の使用時間を1時間減らすと、さらに約580円の節約に。夏は熱の約7割が窓から流入してくるので、よしずやすだれなどを使い窓の外側で日射を防げば冷房効率がアップします。

ちなみに冬は、暖房を1℃下げるとひと冬で約1650円電気代が安くなり、使用時間を1時間減らすとさらに約1260円の節約ができます。また暖気の6割は窓から逃げるので、床までしっかり覆う厚手のカーテンを併用すれば、より暖房効率もアップ。

4.「とりあえずテレビ」はご法度

「とりあえずテレビ」はご法度

テレビを見ないときに消すのは節電の基本です。なんとなくつけっぱなしにする習慣を見直しましょう。最近のテレビは待機電力が非常に少ないので、普段テレビを消すときはリモコンオフでOK。旅行などで長期間使用しない場合にのみ、主電源を切るかプラグを抜くようにするとよいでしょう。

5.“つけっぱなしがお得”は誤解。照明器具はこまめに消す

照明器具はつけるとき一番電力を使うと言われますが、実は 点灯時にかかる電力消費はわずか。短い時間でもこまめに消しましょう。ただし、蛍光灯は短時間につけたり消したりすると寿命が短くなるので要注意。最もお得なのはLED。電気代は蛍光灯の半額、白熱電球の1/10になります。

6.冷蔵庫は8割収納で

冷蔵庫の詰め込み過ぎは、冷気の循環が悪くなり、余計な電力がかかります。また冷蔵庫の奥にある冷気の吹き出し口をふさいでものを置くと、冷気が行き届かなくなるので避けましょう。逆に冷凍庫は庫内のものが保冷剤の働きをするため詰め込んだ方が節電に。

7.炊飯器の保温機能は使わない

炊飯器の保温機能は使わない

炊飯器で4時間以上保温するなら電子レンジで温め直す方がお得。10時間保温すると、炊飯1回分以上の電気代がかかります。炊飯に使う電力は、お米の量が多くても早炊きにしてもほとんど変わらないので、まとめて炊いて冷凍保存するのがおすすめ。

8.保温ポットより電気ケトル

保温機能付きの電気ポットは、一度沸騰させればいつでもお湯が使えてお得に思えますが、これは誤解。沸かすより長時間保温する方が電気代がかかるので、1日カップ10杯以上お湯を使うとしても、使うたび電気ケトルで沸かす方が低コストです。

9.便座のふたは必ず閉める

暖房便座はふたをすることで熱の放出を防ぎ、年間約1000円の電気代節約に。ふたに断熱材を採用している機種なら、さらなる節約効果が期待できます。便座や洗浄水の温度設定を中から弱に変えることでも、年間1000円以上浮きます。

10.お風呂は追い焚きよりお湯の入れ直し

お風呂の追い焚きは高コスト。2時間空けて追い焚きをすると年間6000円以上ムダになることも。入浴の間隔が空く場合は、浴槽にふただけでなく保温シートをすることで温度の低下を防ぐことができます。翌日、水のように冷たくなった残り湯は、沸かし直すよりも他のことに再利用し、新たに湯を入れ直した方が節約になります。

次回は効率よくお得をゲットできるアイデアを紹介します!

取材・文=三橋桃子、松尾肇子(ともにハルメク編集部)、イラストレーション=あべさん

※この記事は、雑誌「ハルメク」2023年12月号を再編集しています

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