喉の痛みに!うがいに●●を取り入れてイガイガ軽減「正しいうがいの仕方」も
HALMEK up / 2025年1月16日 16時0分
寒い冬は増える喉の不調。イガイガとした違和感や喉の痛みが気になっている人も多いのではないでしょうか。空気が乾燥する季節は喉をいたわるケアが大切。喉を守る正しいケアについて、医学博士の福島忍さんに教えてもらいます。
喉が痛くなる3つの原因
ryanking999 / PIXTA
空気が乾燥する冬は、喉のイガイガや痛みにご用心! 喉の調子が悪いと、声が出づらくなったり、食事を飲み込むのがつらくなったりしますよね。
医学博士の福島さんによると、喉が痛くなる原因は大きく3つあるのだそう。それが、「乾燥」「ウイルス」「刺激」です。
■乾燥
喉の粘膜には、病原菌などの外敵の侵入を防ぐ役割があります。喉が乾燥すると喉粘膜の防御力が低下し、ウイルスなどの病原菌が体内に侵入しやすくなります。また、喉の乾燥は喉粘膜の免疫力低下につながり、病原菌が増殖しやすくもなります。特に空気が乾燥しやすい季節は常に喉を潤しておくなど、乾燥対策が必要です。
■ウイルス
喉の粘膜にウイルスや細菌が侵入すると、咽頭や扁桃が炎症を起こします。感染が鼻や肺などに及ぶと、鼻水や咳など、いわゆる風邪ということになります。
■刺激
喉は強い刺激にさらされると、粘膜に炎症が起きて痛みが起きやすくなります。声の出し過ぎや、辛い食べ物・飲み物、タバコ、アルコールなども喉の刺激につながります。
これらのリスクを遠ざけるためには、マスクの着用でウイルスをブロックしたり、こまめな水分補給で喉を保湿することが大切。喉への刺激を減らすために、アルコールや辛いものといった刺激物も取り過ぎないように心掛けましょう。
毎日の習慣に!喉を守る正しいうがいの手順
buritora / PIXTA
喉を守る正しいケアの第一歩は、毎日のうがい習慣です。
うがいは、喉に付着したウイルスや細菌を洗い流す効果が期待できるため、風邪や感染症の予防にもつながります。
まずは、「正しいうがい」の手順を確認してみましょう。
<喉を守るための正しいうがいの手順>
- コップに水を入れ、口の中の汚れを洗い流すようにブクブクうがいをして吐き出します。
- もう一度水を口に含み、上を向いて「あー」と声を出しながら15秒ほどガラガラうがいをして吐き出します。
- ガラガラうがいを2~3回繰り返しましょう。
なお、うがいをするタイミングは、帰宅したときや、朝起きたときです。人が多い場所に行った後はもちろんですが、起床時も口の中でウイルスなどの菌が繁殖している可能性がありますから、朝食前もうがいで口の中を洗い流すと安心です。
takeuchi masato / PIXTA
また、うがいの際は、水道水やうがい薬の他、身近な「喉にいい」とされるものを取り入れるのもおすすめ。のどのイガイガ軽減の他、気分転換にも役立ちそうです。
<うがいに取り入れても!喉にいいもの>
- 紅茶……紅茶に含まれるポリフェノールの一種には、抗菌や殺菌作用があると言われています。「インフルエンザウイルスを不活化するには薄い濃度の紅茶でいいという報告があるので、2杯目、3杯目の出がらしでもOKです」(福島さん)
- 緑茶……緑茶に含まれるカテキンには、喉にうれしい殺菌作用があると言われています。ペットボトルの緑茶でも効果が期待できるので、外出先でうがいがしたくなったときにも便利です。
- 食塩……食塩水には、炎症を起こした喉の痛みを和らげる効果があります。うがいに使う食塩水の濃さは、コップ1杯の水に塩ひとつまみが目安です。
- 大根の搾り汁……大根に含まれる辛み成分には炎症を鎮める作用があります。搾り汁そのままでは刺激が強いので、大根おろしの汁などを、うがい用の水に少し加えてみては?
喉が痛いときの対処法は?
日頃から対策をしていても、喉のイガイガや痛みが起こることがあります。
福島さんは、「喉の痛みや不快感があるときは、こまめな水分補給で喉を潤しながら、殺菌・抗菌・抗炎症作用や喉の痛みを和らげる成分の入った、のど飴やタブレットも活用しましょう」と話します。
福島さんによると、喉が痛いときは、天然の抗菌物質と言われるプロポリスもおすすめなのだとか。
「プロポリスには優れた殺菌・抗菌作用の他、炎症を抑える働きもあります。また、アレルギー反応が喉の不快感を悪化させることがありますが、最近の研究で、アレルギー性の炎症によって気管が狭まるぜんそくなどを軽くするという研究報告もあります」(福島さん)
プロポリスはのど飴の他、液体タイプやスプレータイプなどもあります。スプレータイプなら気になるところに直接吹きかけることもできますし、飲み物に混ぜて使うことも可能。持ち運びにも便利なので、外出先で喉のイガイガが気になったときも気軽に使えます。
またプロポリスはビタミン、ミネラル、アミノ酸などの栄養素を豊富に含み、免疫力アップにも役立ちます。普段から免疫力アップを心がけることで、喉の健康はもちろん、元気な体をキープしたいですね。
喉の違和感が気になる季節。喉を守る正しいケアで、イガイガにつながる乾燥やウイルスを遠ざけていきましょう。
取材協力:山田養蜂場健康科学研究所
監修者プロフィール:福島忍(ふくしま・しのぶ)さん山田養蜂場 健康科学研究所 学術情報担当。入社以来、最先端の研究学術情報を集約・発信する業務に従事する他、10年間、全国各地の大学との共同研究や自社の臨床研究などにも携わり、ミツバチ産品の効果を明らかにしてきた。医学博士。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【天気予報】17日も岡山県南部や香川県を中心に空気の乾燥続く…喉のイガイガ対策を
KSB瀬戸内海放送 / 2025年1月16日 17時36分
-
朝起きると、喉(のど)がイガイガ! 就寝中に乾燥から喉を守るためには?
ウェザーニュース / 2025年1月16日 5時20分
-
インフルエンザ大流行! 新年も引き続き免疫対策を。
Digital PR Platform / 2025年1月15日 13時0分
-
インフルエンザ大流行! 新年も引き続き免疫対策を。
共同通信PRワイヤー / 2025年1月15日 10時0分
-
インフルエンザ予防は「30秒」あればいい 「家に帰ったら」「調理の前後に」すべきコト
J-CASTニュース / 2024年12月28日 16時0分
ランキング
-
1“正しい鼻のかみ方”ちゃんと出来てる?テッシュメーカーが伝授 ポイントは「片方ずつゆっくり」なんだって
まいどなニュース / 2025年1月18日 20時30分
-
2「中居氏騒動」フジ社員に伝えたい"企業防衛"論理 「もし会社が消滅するかもしれない」事案起きたら
東洋経済オンライン / 2025年1月18日 17時30分
-
3「ほぼ常に揺れている」ダイソー、原因は上階のフィットネスジム? バーベルの落下音やランニングマシンの振動が社会問題化
まいどなニュース / 2025年1月18日 15時10分
-
4CMが「ACジャパン」になっていく…中居正広氏を起用し続けたフジテレビ社長に現役社員が抱く“強烈な違和感”
プレジデントオンライン / 2025年1月19日 7時15分
-
5「歯石取りは痛い」と疑わない人が知らない真実 最後に「すっぱいもの」を食べる人は要注意
東洋経済オンライン / 2025年1月18日 16時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください