【詐欺・実体験】突然の訪問販売、悪質なリアル手口!屋根やシロアリ、水道局だまされないで
ハルメク365 / 2024年12月1日 10時0分
「ちゃんと修理しないと大変!」と不安をあおる
「おたくの屋根壊れてますよ」と太った作業員風お兄さんに声をかけられました。なんだか変な感じがして断ったのですが、後日それは詐欺だと発覚! その話を聞いた友人から、似たような話が集まってきて。さて、次に訪問販売が来たらいったいどうする?
屋根工事の点検商法のトラブルは5年間で3倍
ある日我が家にやってきた太めのお兄さん、ご近所で屋根工事をしているそうです。
「おたくの屋根が浮いているみたいなので点検してあげますよ」
なんだか変な感じがして断りました。
夫が近所で工事している職人さんに声をかけて聞いてみました。なんと、太めお兄さんはその会社の人ではなかったのです。
「工事をしている周辺のお宅に回るみたいで私どもも迷惑しているんです」と実際に工事していた業者さん(詳しくはこちらの記事)。
なんとなく心配で、家を建ててくれた会社に点検してもらったところ「屋根に問題はありません」とのこと。やっぱり詐欺でした!
国民生活センターのウェブサイトによると、屋根工事の点検商法のトラブルは5年間で3倍に増えているそうです。
屋根工事の点検商法のトラブルが増えています-典型的な勧誘トークを知っておくことで防げます!
国民生活センターより
屋根修理(詐欺)の話を知り合いに話したところ、似たような話が集まってきたのです(ハルトモ倶楽部の記事を見て連絡してきてくれた友人もいました)。
みなさん、似たような経験をされているのですね。
シロアリがこちらに飛んできた?
高校時代の友人のK子さんから聞いた話です。
「近くの家でシロアリ駆除をしていたが、こちらの方面に数匹逃してしまった」と中年男性が訪問してきました。
「念のため床下を見せてもらえませんか?」と言われたのです。
シロアリいるの?ホントに?
実はK子さんの家は数か月前にシロアリ駆除をしたばかりでした。そこで「必要ありません」と強い口調で断ることができました。
聞いたところでは、床下点検をしたというのはウソで、実際にはもともと自分が持っていたシロアリを見せるのです。
「今駆除しないと大変なことになる」「1か月遅れるとシロアリがたくさん増えますよ」「今日だけ近所に来ているのでお安くしますよ」と次々に心の弱みにつけ込んで、すぐに契約させようとします。
水道局から来た
訪問販売ばかりではありません。公的機関を偽って、家に上がり込む手口もあります。
知人のM子さんのお話です。
男性2人組が「水道局から点検にきた」と訪問してきました。1人が住人と一緒に水道メーターのそばに行き、説明を受けます。そのすきに残ったもう1人が家の中に上がり込み、指輪や時計や現金を盗むという手口でした。
一人暮らしとかお金がありそうとか、そんな家に目をつけてやってくるのかもしれませんね。
神戸市水道局のウェブサイトより
神戸市水道局のウェブサイトでは「水道局では、お客さまからのご依頼のない水質検査や、浄水器等の販売・斡旋をするような行為は一切行っておりません。
不審と思われる場合は、水道局職員の身分を証明するものを確認してください」と注意を呼び掛けています。
ガス会社を装って給湯器の点検に来る事例もあります。この場合は給湯器が壊れてると言って高額な給湯器を契約させます。
国民生活センターで注意を呼びかけています。給湯器の点検にご注意ください-70歳以上の高齢者を中心にトラブル急増!-
テレビ付きインターホンを活用、家族や知人に頼ろう
訪問販売は、最初に断ってしまえば被害に遭いません。
そこで我が家ではモニター付きインターホンを使っています。画面でどのような人が来ているかもわかるし、実際に会う必要がありません。画像も保存されます。
必要かな? と思ってもその場で決めません。すぐにやっておかないと大変だとか、今だけお安くしておきますなどという悪知恵に対抗するためです。
モニター付きインターホン。画像を保存して時間もわかるので便利
では水道局や消防署、ガス会社など公的機関やそれに準じる会社の名前を名乗られた時はどうしましょうか。
公的機関やガス会社の人は必ず身分証を携帯しています。身分証を持っているかどうかをまず聞きましょう。このような点検は前もって必ず連絡の紙がポストに入っているはずです。必要があればまた点検に来るので、疑わしい時には断ってしまいましょう。
それでも迷ってしまう時にはどうしましょうか。家族や知人に頼りましょう。
「こんなことがあったんだけど」「困っているんだけど」
年を重ねて、人生の後半戦に入ってきた私たち。そろそろ周りの人に頼っても良い時期です。
たとえば、傷んできた屋根や壁の修理はしなくてはいけないし。給湯器だって古くなったら替えなくてはいけません。そんな時に飛び込みの業者に頼らなくても済むように。
「訪問販売は断る」
「しようと思ってもその場では決めない」
「家族や友人に頼る」
私の人生後半戦は、これでいきます。
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