50代こそ取り入れたい!「中顔面短縮メイク」で自然に若見えする方法【メイク講師伝授】
ハルメク365 / 2024年12月17日 11時30分
年齢を重ねると、顔が間延びしてのっぺり顔に見えることが。いつまでも小顔でいるための、大人のための「中顔面短縮メイク」をご紹介します!
鏡を見てびっくり!「あれ?顔、伸びた?」
mits / PIXTA(ピクスタ)
若い頃はそれなりに顔の形はきれいだと思っていたけど、年を重ねるごとになんだか面長っぽい形に変わってきたかも……そう思う方も少なくないようです。
若い頃に比べると肌のハリが減少し、顔全体がたるんだようなのっぺりとした「間延び顔」になってしまいます。立体感のないのっぺり間延び顔を解消するには、やはりメイクの力が必要!
中顔面を短く見せるメイクのポイントは、
- 小鼻と上唇の距離を近づける
- 明るさをプラスして立体感を演出する
- 頬の余白は「下まぶたメイク」で変わる
顔が間延びして見える原因は「頬の余白が目立つ」「人中が伸びて見える」ことにあります。
頬の余白を埋めるには、チークで血色感を出す方法がありますが、意外と知らない小ワザとして「下まぶたメイク」にこだわる方法もあります。
チークだけでなく、下まぶたのメイクの仕方をマスターすれば、よりいっそう小顔効果が!
左:下まぶたメイク無し、右:下まぶたメイク有り
左が下まぶたメイク無し、右が下まぶたメイクをした後の写真です。こうすることで目から唇までの距離が縮まって見えるのがわかるはず。
また、人中が伸びて見えるのものっぺり顔の原因に。「人中」とは鼻の下と上唇の間の縦の溝ラインを指します。目立たないパーツかと思いきや、この距離が短ければ短いほど美人である、と言われるほどお顔の印象を大きく左右するパーツでもあるのです。
これらを解消するためには、先ほど述べたようなメイクのポイントを実践してみるのが一番!そこでここからは、すぐにでも実践できる「中顔面短縮メイクの小ワザ」をご紹介します!
若返って見える!?明日から実践できるメイクの小ワザ
1.リップペンシルで唇の山を高く取ろう中顔面短縮方法、まずは簡単にできる小ワザとして「上唇のボリュームをアップさせる」方法があります。
リップペンシルやリップブラシを使って、上唇の山をやや高めに取り、上唇のボリュームを出します。難しいテクニックでもなくこれだけで小顔効果が叶うので、初心者さんにもおすすめ。
このとき注意したいのが“やりすぎない”こと。とても細かいパーツになるのでやりすぎるとかなり不自然な印象になってしまいます。
近くで見たときに、「少し変わったかな?」ぐらいがちょうどいいです。離れて自分の顔を見てみると、人中が短くなりお顔がキュッと引き締まって見えるはずです。
また、唇の山だけを高くするのもNG。口角から自然な丸みが出るよう、リップペンシルやリップブラシで自然なラインを描きましょう。
リップペンシルの色は、ピンクベージュやピンクブラウンなど、唇の色に近く、少し濃いぐらいの色がいいでしょう。上から重ねるリップが濃い場合はその色に合わせてもっと濃い色を使っても構いません。
リップペンシルは口紅の滲みを防いできれいな仕上がりを維持する効果もあるので、持っていない方はぜひ手に入れてくださいね。
2.パウダーハイライトを唇の上に軽くなじませるこちらも人中短縮テクニック。パウダーハイライトを唇の山から谷のラインに沿って、細かく入れてみましょう。小さなアイシャドウブラシやチップなどを使うと入れやすいです(もちろん、アイシャドウが付いていないブラシで!)
この方法は、例えば上唇がもともとボリュームがあり、リップペンシルでオーバー気味に描くと厚く見えてしまう……という方にぴったりです。
また、お顔の中心に明るさが出ることで立体感がプラスされ、お顔全体が引き締まったような印象を与えることができます。人中短縮は、若い方だけでなく50代以降の大人世代にもぴったりなのです。
リップラインを取るように、山から谷、反対の山から谷、という風に「M」の字に入れるといいでしょう。山から谷にかけて深めにハイライトを入れてしまうと、角が立った不自然なリップラインに見えてしまうので、「M」の凹み部分は浅めに仕上げるのがおすすめです。
使用するハイライトは、ラメが大粒ではない繊細なパールのハイライトを選ぶといいでしょう。また、色が白すぎると肌色から浮いてしまうので、アイボリー、またはベージュカラーのハイライトを選ぶと大人の肌色にもマッチします。こちらも難しいテクニックではないので、あとは自然な色のパウダーハイライトを用意しておきましょう!
3.下まぶたメイクで余白を埋める頬の余白を埋めるためにチークを塗ってはみたけれど、なんだかまだ物足りない……と感じる方は、下まぶたメイクにこだわってみましょう。
アイメイクをする際、どうしても上まぶたの方ばかり仕上がりを気にする方が多いですが、意外にも上まぶたより下まぶたの方が印象が変わりやすいと言われています。
下まぶたメイクの方法は、、例えば「下まつげにもしっかりマスカラを塗る」、「太めのアイラインを描くようにアイシャドウを細く入れる」、「下まぶた中央にハイライトカラーを入れる」などがあります。
下まつげにマスカラを塗る際は、ボリュームより長さを意識しましょう。下まつげの長さが出ることで、頬の広い部分の余白が埋まりのっぺり顔から脱出できます。ブラックは濃く下まぶたに影が出やすいので、ダークブラウンなど柔らかめのカラーを使うのがおすすめです。
また、マスカラだけでなくアイシャドウで深みを出すことで、さらに余白を埋めることができます。上まぶたになじませた色を下まぶたにもなじませ、中央にハイライトカラー(上唇の上に使用するような色)をなじませることでさらに立体感もアップします。
涙袋を作る必要はありませんが、深みと明るさだけでもプラスされれば「のっぺり顔」から脱出できます。
上唇、下まぶたなど普段目立つことがないパーツですが、大人こそこだわるべきパーツ。そこにこだわることで「間延び顔」から脱出できるはずです。
ぜひ明日のメイクから、実践してみてくださいね!
写真・文:SAKI(メイク講師・美容ライター)
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