草刈家に3代続く定番のお年賀 100年以上続く老舗の味【草刈民代さんのとっておき】
HALMEK up / 2024年12月26日 21時0分
元バレリーナで、現在は女優として活躍中の草刈民代さん。いくつになっても、スリムでしなやかな体をキープし、その凛とした美しさは憧れの存在。そんな草刈さんが幼少期からずっと親しんできた、草刈家の定番とも言える“とっておき”の逸品とは?
草刈民代さんプロフィール
1965年、東京都生まれ。73年、小林紀子バレエバレエアカデミーにてバレエを始め、81年から牧阿佐美バレヱ団に参加。96年には映画「Shall we ダンス?」(周防正行監督)に主演。2009年にバレリーナを引退後、女優として活動を広げ、12年、映画「終の信託」(周防正行監督)に主演し、第36回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。
お正月のわくわくがぎゅっと詰まった小さな袋
「おばあちゃーん、遊びに来たよ!」
まだ幼い草刈さんがうれしそうにドアを開けると、玄関先には白地に若草色の葵の紋が入った包みがずらり。
「父の実家は代々印刷会社を営んでいて、年末になると家の中にはお取引先へ配るお年賀が並んでいました」
包みの中身は、えびせん。袋を開けると広がる香ばしい磯の香り、ちいさな手にそっとえびせんをのせてくれる祖母の手のぬくもり……。
「祖母は92歳で他界しましたが、えびせんを長くお使い物として大事にしていました。一緒に食べたひとときは今でもよく覚えていますね」
「えびせんが大好きだった」小学生の頃の草刈さん(@tamiyo_kusakari_official Instagramより)
えびせんが草刈家のお年賀の定番になったのは、祖父の代からなのだそう。「家業を継いでいる妹もえびせんをご贔屓(ひいき)にしていて、今でもえびせんの香ばしい香りは、我が家の年末年始の風物詩になっています」
草刈家が3代にわたって親しんできたえびせんは、明治初期に創業した老舗煎餅店 「進世堂」の江戸銘菓「江戸みやげ」。東京・築地で創業し、現在は五反田で6代にわたって味を守り続けています。
1袋にえびせんほか海苔巻き、あられ、薄焼き煎餅など9種も入っています
「江戸みやげ」はえびせんのほか、海苔巻きやあられなど9種のあられが吹き寄せ(詰め合わせ)になった逸品。「中でもメインのえびせんは、他にはない別格の味」と草刈さん。
「ふんわりと甘く軽やかな口当たりで、いくつでも食べられちゃうんです。幼心にどこか特別というイメージがあり、いつも一袋あっという間に食べ切っていました(笑)」
周防さんのご実家にも愛されて28年
そんな思い出の詰まった「江戸みやげ」を一緒に楽しんでいる人がいます。それは、結婚28年になる、夫で映画監督の周防正行(すお・まさゆき)さん。結婚後初めて周防さんの実家へ新年のあいさつに行く際のお年賀に選んだのも、やはり「江戸みやげ」でした。
結婚28年を迎える夫の周防正行さんと(@tamiyo_kusakari_official Instagramより)
「大切な家族だからこそ私が大事にしてきた安心できる手土産を、とお持ちしました。『すごくおいしい』と主人の妹が進世堂さんのお店のことを調べてくれて。『すごい!明治から続く老舗だったのね!』 と、みんなで盛り上がったのも楽しい思い出ですね」
いつもおせちのそばにある、小さなおいしさ
上品な包装は大正時代から変えていないのだそう
草刈さんの中で、お世話になっている方へのお年賀に「江戸みやげ」は欠かせないそう。
「お正月って、多くの方が集まってお食事やお酒を楽しみますよね。えびせんは、お子様からお年を召した方まで万人受けするお菓子ですし、おつまみとしてもおいしい。おせちやごちそうの邪魔にならず、でも食卓にあるとついついつまんでしまうような存在です」
幼少期の頃から、そして今もなお、草刈さんのおいしく幸せなお正月を彩る「江戸みやげ」。
えびせんを口にすると、香ばしい磯の風味とともに祖母との懐かしい思い出が広がります。
草刈さんの“とっておき”はこちら
江戸みやげ箱入り(60g×6袋) 3600 円(税込み)
サクっと香ばしい、老舗煎餅屋「進世堂」の極上えびせんえびせんの他、9種のあられ(海苔巻き、揚げ餅など)が入った吹き寄せは、さまざまな味や食感が楽しめると評判。
中でも上品な甘さと香りのえびせんは、数多くの著名人を虜に。他にはないカリっとした食感と香ばしさの秘密は、そのこだわりの製法にあり。丁寧に殻を手剥きしたアカエビを北海道産馬鈴薯や小麦粉に練り込み、一度焼いてから天日干しした後、油で揚げているのだそう。
缶や袋入りなど、サイズも多数。
「草刈家に代々選んでいただいているのは光栄なこと。毎年たくさんご注文いただき、大晦日に車に積んで草刈さんのお宅へお届けにあがるのが、私にとって恒例の楽しみになっています」(6代目店主・杉江烈さん)
【販売店情報】
進世堂
〒141-0031 東京都品川区西五反田7丁目8−10
電話:03-3491-3092
https://edomiyage.com/
ネットショップにてお取り寄せ可
※記事内の情報は2024年12月現在のものです。商品価格は変更になる可能性があります。あらかじめご了承ください。
取材・文=梅津美希 写真=小林キユウ(商品) スタイリング=渡辺ゆき 構成=小林美香(HALMEK up編集部)
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