気付けばセックスレス!更年期で性欲再燃したけれど…
HALMEK up / 2025年1月17日 22時50分
セックスレスに陥った50代女性の体験談を紹介します。気付けば、いつの間にかセックスレスになっていた、更年期になって性欲が増した……どんなエピソードがあるのでしょうか?
いつの間にかセックスレスになっていた
5年10年は当たり前。セックスレスの女性たちは限りなく存在する。ただ、いつから、どうしてそうなったのかを明確に記憶している女性たちは少ない。むしろ「いつの間にかセックスレスになっていた」というのが大多数だ。
「下の子が生まれてからですね。私自身はいつからどうしてセックスレスになったのか記憶がなかったんです。
上の子が2歳のときに下が生まれているので、その後の数年間は本当に育児に忙しくて、セックスどころではなかったというのが私の印象。実は夫は違う意見を持っていることが最近、発覚したんですが……。
当時の私は、セックスする時間があるなら少しでも寝たいと思っていました。うちは共働きでしたし、夫も仕事が多忙なのに家のこともよくやってくれていたので、すごく協力し合ってがんばってきたとは思っていたんです」
そう話してくれたのは、イクコさん(54歳)だ。2歳年上の男性と結婚して24年、今は上の娘が就職をして家を出ていき、下の息子は大学生。アルバイトだの友達の家に泊まるだのと、週に数回しか帰宅しないので、ほとんど夫婦二人だけの生活となっている。
断った側は覚えていないが、断られた側は記憶している
「うちは夫婦でよく話はするんですよ。芸能人の不倫の話からだったかしら、セックスレスの話題になって、そういえばうちもしなくなったよねーと。そうしたら夫が、『今だから言うけど』と話し始めたんです」
下の子が生まれてしばらくたった頃のこと、夫がイクコさんを誘うと、イクコさんは「やめてよ、そういうこと」と無碍に言い放ったのだという。
イクコさんは、当時、本当にいつも疲れていたし、性欲などなかったので、それは夫も同じだと思い込んでいた。ところが夫は、そうやって妻に冷たくあしらわれたため、「二度と自分から誘うまい」と決めたそうだ。
「それを聞いてちょっとショックでした。私はいつの間にかセックスレスになっていたと思っていたし、夫が誘ってこないから、まあ、それはそれでいいかなと感じていたのですが、実は自分がそんな拒絶をしていたなんて。早く言ってくれればよかったのにと夫に言いました。でも、夫は夫で傷ついたから言えなかったんだ……と」
お互いに誤解はとけたものの、今さらする気にもなれないよねということで意見が一致し、セックスレス歴は更新され続けている。
性に関しては、女性もさることながら男性も意外と繊細なのだ。妊娠、出産などを機に夫側から誘えなくなるケースも多い。
共働きでなくても、家事や子育てで疲弊する妻を見ていると、とても誘う雰囲気ではないと気持ちが引いてしまう夫も少なくないのだ。
男性も女性も、断った側は覚えていない。だが、断られた側ははっきりと記憶しているものである。
40代後半の閉経間際になって、急に性欲が増して……
男性の性欲のピークは若いときだろう。一説には18歳くらいともいわれている。50代になればむしろ男性は性欲だけに支配されないという、女性にとっては利点も生まれる。
多くの女性たちは、若い頃の男性の性欲に「付き合わされている」という思いを持ったことがあるはずだから。
「私の性欲のピークは40代後半だったかもしれません」
そう言うのはトシミさん(53歳)だ。50歳が目前だと感じた48歳の頃、生まれて初めて自分の性欲をリアルに感じたという。
「閉経したら女でなくなると当時は思ってしまったんですよね。だからいきなり夫に襲いかかったりして(笑)。夫は怖かったと思います。それまで10年くらいまったくのセックスレス状態でしたから。『急にどうしたんだ!?』と驚かれた記憶があります」
どうしたと言われても、自分でもよくわからなかった。ただ、今を逃したらもう一生セックスできない、女ではなくなってしまうと思い込んでいた。
だが、せっかくトシミさんから迫ったのに、夫は中折れしてしまいきちんとセックスできなかった。
「夫も焦ったんでしょうね。ずっと理由もわからずセックスレスになっていて、急に私が襲ったからびっくりしたこともあるんだと思います。うまくできなかったことでなんとなく気まずくなって、それ以来、またセックスレス状態に戻りました」
自分の焦燥感を夫に伝えることはできなかった。セックスレスを寂しいと思ったことがなかっただけに、彼女自身の気持ちをうまく言葉にすることが難しかったのだ。
「夫はその件については、何もなかったことのように振る舞っています。それが夫の優しさなのか、また迫られたら困るからなのかはわかりません。私は自分の性欲を意識はしたけど、それをどうやって解消したものか……と思っているうちに5年もたってしまったという感じです」
性欲は三大欲求の1つ。女性にだってあって当然
自分の性欲に気付き、中高年になってからマスターベーションを始める女性もいるが、多くはトシミさんのようにモヤモヤしたものを抱えながら過ごしている。マスターベーションをしたことのない女性も少なくないのだ。
男性は物心ついた頃から、自分の性器を「息子」と呼んだりする。だが女性はなかなか自分の性器と仲良くなれない。生まれてから一度も、自身の性器を鏡で見たこともなく、もちろんマスターベーションをしたこともないという人は意外と多いのだ。
「好きな人がいなければ性欲は感じない」
そう思い込んでいる節もある。好きな人がいようがいまいが、女性にもごく自然に性欲はあるものなのだが、ないと思い込んでいれば発露しないままになってしまう可能性もある。
食欲、睡眠欲と並んで三大欲求のはずなのだが、性欲だけは満たさずにいると満たされないのが当たり前になってなれてしまう。食欲や睡眠と違って、満たさなくても命に危険はないから重視されない(自分が重視しない)という側面もあるのだろう。
だが本来は自然と湧いて、自然と満たされるのが幸せに違いない。
「しなくてもいい」
「したくない」
そう思っている人に無理にした方がいいとは言わないが、少しでも「もっと楽しみたい」「これから楽しんでみたい」と思うなら、一歩、足を踏み出す勇気は必要なのではないだろうか?
次回は、セックスレスに真剣に悩み、克服した女性の体験談を解説していこう。
▼50代女性が10年のセックスレスを解消した方法は?
取材・文=亀山早苗
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