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もうお金に困らない!「年金家計簿のつくり方」。DL可「書くだけでお金が貯まるシート」つき!

HALMEK up / 2025年1月14日 22時50分

もうお金に困らない!「年金家計簿のつくり方」。DL可「書くだけでお金が貯まるシート」つき!

人生100年時代。年金で生活しながら、貯蓄を減らす日々に不安を抱えている人も多いですよね。「書くだけでお金が貯まるシート」は、年金収入と月々の支出を書き出し、収支を把握。結果的にお金が貯まるように! ダウンロードできるシート付きです。

教えてくれた人

深田晶恵(ふかた・あきえ)さん
1967(昭和42)年北海道生まれ。生活設計塾クルー取締役、ファイナンシャルプランナーCFP(R)認定者・1級FP技能士。『まだ間に合う!50代からの老後のお金のつくり方』(日経BP)など著書多数。 

年金1回ごとに、2か月分の家計を「書く」

カレンダー

「書くだけでお金が貯まるシート」(※記事の最後でシート全体が見られます。また、ダウンロードもできます)は、2か月ごとに受け取る年金1回あたりの収支をイメージできるように、「2か月分の家計」を書き出すことがポイントです。年金収入と月々の支出を書き出し、収支を把握します。 

ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんは、「お金が貯まる近道は、家計のムダを見つけること」と言います。このシートによって、家計のムダを見つけ、削減できる項目をチェックしましょう。

貯蓄と収入、使えるお金を書き出す

■貯蓄

貯蓄

はじめに「貯蓄」欄を書きます。貯蓄が合計でいくらになるのか、その貯蓄を毎月どのくらいのペースで取り崩しているのかを把握することが、100歳まで安心な家計をつくります。
 

■収入

収入

次に、「収入」欄。生活費のベースとなる定期収入(年金など)を書きます。税金などを公的年金からの天引きで支払っている方は、「手取りの年金額」を記入しましょう。公的年金は2か月ごとに支払われるので、2月(偶数月)を終えた時点で、3月(奇数月)の「前月の年金の残り」欄に残高を記入します。これが3月の生活費です。

予算を立て、実際に使った金額を記入する

■支出

支出その1

次に、「支出」欄です。1か月分の「支出の予定金額(予算)」を埋めていきます。「予算を立てるのは、限られたお金を使う上では必須です。また、貯蓄の目減りを抑えるため、お金の出どころに意識的になりましょう」(深田さん)。

公共料金や光熱費、保険料、税金、住宅ローン、食費、日用品費、趣味・交際費、医療費、行事支出など、生活に合わせた細目ごとに書きます(口座引き落としや納付書払いの場合もこの表に書いて管理)。

そのお金を「どこから出すか」の欄もしっかり書きましょう。定期収入から支払うものは「年金より」の欄に、貯蓄を取り崩して支払うものは「貯蓄より」の欄に金額を書きます。

予算の隣に、「実際に使った金額」を書く欄を作ります。1か月目と2か月目の2つ設け、こちらもお金の出どころ(年金からか、貯蓄からか)がわかるように欄を作ります。「これで、2か月ごとに受け取る年金1回あたりの収支をイメージすることができるようになります」(深田さん)。

支出その2

支出その3

支出その4

「食費や日用品費など日々自分のお財布から出す『お財布支出』の予算は、前月までの実績を見ながら立てます」と深田さんは助言します。

以上の予算総計と、各月の支出総計を計算するようにします。

さらに、これとは別のシートを作って、税金や社会保険料、行事支出などの年間の支出の見通しも書き込みましょう。いつお金が必要になるか知るためにです。「固定支出や行事支出が重なる月もあります。その月は苦しくても、支出の少ない月もあるので、年間を通して調整するよう計画できます」(深田さん)。

2か月分の支出を見れば、計画的な支出ができるように

2か月間、シートを書き終えたら、家計の確認です。まず「支出」欄から。実際の支出は予算内でしたか?「オーバーなら、原因を振り返りましょう」と深田さん。次に、2か月分の収支を計算して、家計の現状を確認します。

家計の確認

2か月分の収入(2月と3月の定期収入の合計額)から、2か月分の支出合計額を引くと、「2か月分の収支」が出ます。支出が収入に比べてどれほど赤字だったかを確認します。「年金生活は現役時代よりも収入が減るので、家計のスリム化が必要。現役の頃のように使っていたら今すぐ見直しを」と深田さんは注意します。

さらに、一生安心な年金家計をつくるために、今の家計の赤字をチェックします。

家計の赤字をチェック

「老後資金から1年間で取り崩してもいい額」は、銀行預金など「金融資産の全額」から、住宅リフォーム費や病気に備えるお金など「一生に一度必要かどうかのお金」を引き、それを「100ー今の年齢」で割って算出します。

上の表に当てはめて計算して、「家計の健全度」がプラスなら、この調子でお財布の紐を締めていきましょう。マイナスであれば、シートを見直して使い過ぎの支出をカットしましょう。「大幅にマイナスだったとしても、現状を把握できたことで、今まで不安な思いで使ってきたお金がようやく計画的に使えるようになります」と深田さん。

こうして2か月を実践できたら、同じようにシートを作って、1年間続けましょう。計画的な支出で、「お金が貯まる」年金家計に!

「書くだけでお金が貯まるシート」

■書くだけでお金が貯まるシート■

書くだけでお金がたまるシート

「書くだけでお金が貯まるシート」は、こちらからダウンロード

お金歳時記シート

「深田式 お金歳時記」は、こちらからダウンロード

取材・文=井口桂介、大矢詠美(ともにハルメク編集部) 監修=深田晶恵
※この記事は、雑誌「ハルメク」2019年3月号を再掲載しています。

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