【50代ファッション】「3色コーデ」で垢抜け&体型カバー!人気パーソナルスタイリストが解説
ハルメク365 / 2024年6月5日 18時50分
大人の「3色コーデ」
50代女性におすすめのファッションは「3色コーデ」!カラーバランスを工夫すると、年齢肌や体形の変化など、大人女性特有の悩みを解決できます。人気パーソナルスタイリスト・杉山律子さんに、自分に似合う色の見つけ方とおしゃれのポイントを聞きました。
監修者プロフィール:杉山律子さん
すぎやま・りつこ パーソナルスタイリスト。一般社団法人スタイリストマスター認定協会代表理事。自分らしいおしゃれが学べるパーソナルスタイリング講座を定期開催している。著書に『クローゼットは3色でいい』『ファッションの主役は1つ』(ともにKADOKAWA刊)がある。
おしゃれな50代ファッションのポイントは?
NGコーデ:いつもの服が垢抜けない理由
シワやたるみなど肌の変化が目立ち、今まで着ていた服が似合わなくなった……。そうした大人女性特有の悩みは、自分に似合う色の組み合わせを知ることで解決できます。
「肌の変化を感じやすい50代女性は、洋服の色使いを見直すことが大切」だと、杉山律子さんは話します。
「色はおしゃれの核になる要素。色の使い過ぎや組み合わせ方がイマイチだと、垢抜けない印象になりがちです。自分に似合う色を3つ(基本の3色)決めることで、着こなしに統一感が出ます」
3色コーデ+小物でアクセントカラーをプラスするのがおすすめ
3色コーデのポイントは必ず白を入れること。白は誰にでも似合う上、肌の悩みを目立たなくしてくれる万能色なのです。
「白の効果は絶大なので『膨張色だから』と躊躇せず取り入れましょう」
次は、引き締め色として、黒か紺のどちらか1色を選びます。
「黒か紺か迷ったら手持ちの服を見返して。クローゼットに多い色=自分に似合う色です」
最後に、白と引き締め色を繋ぐ、ニュアンスカラーを加えます。
「ニュアンスカラーは、おしゃれに奥行きを出してくれる名脇役。ベージュ・グレー・カーキ・ブラウンの4色は、黒と紺どちらにも合います」
基本の3色をチェック!自分に似合う色の見つけ方
クローゼットの中で眠らせている手持ち服も、色に注目すれば新たな出番があるはず! 自分に似合う色の見つけ方を紹介します。
Step1:まずは白を入れる
くすみやシワが目立つ年齢肌を明るく見せてくれる白は、大人世代にとって大切な色。どんな色とも相性がよく、着こなしに統一感を出してくれます。
Step2:次に引き締め色を選ぶ
メリハリのある着こなしを作るのに引き締め色の黒か紺は絶対必要。迷った際は自分が好きな色か、下記の表でチェックの数が多い方を選びましょう。
引き締めカラーの選び方(黒・紺)
Step3:ニュアンスカラーを選ぶ
ニュアンスカラーは中間色とも呼ばれ、彩度が低くグレーがかった色が特徴。おしゃれの奥行きを演出してくれる、縁の下の力持ち的な存在です。
4色のニュアンスカラー
実践!基本の3色をコーディネートしておしゃれに変身
基本の3色が決まったら、あとはトップス・ボトム・小物を組み合わせてコーディネートするだけ。手持ちの服でも、白プラス2色選ぶだけでこんなにおしゃれになるんです!
※洋服はすべてスタイリスト私物(※靴・バッグ・スカーフなど小物以外)。
50代ファッションのお手本!黒を使った3色コーデ
胸元の白が光を反射!年齢肌をキレイに見せる(写真右)基本の3色:ブラウン+白+黒
短め丈を選べば白のパンツでもスッキリ。シャツの襟を大きく開けてインナーの白を見せることで顔色が一気に明るくなります。
基本の3色:カーキ+黒+白
気になる腰回りはシャツを巻いてさりげなくカバー。隠したい部分を囲むように巻き、結び目をあえて真ん中から少しずらすことで、こなれた雰囲気になります。
50代ファッションのお手本:紺を使った3色コーデ
重めの色は小さくまとめ、白パンツを主役に(写真右)基本の3色:グレー+紺+白
首元が詰まった服はY字のロングネックレスで縦長ラインを作り、スマートな印象に。トップスは小さくまとめて、白のワイドパンツと全体のバランスを整えましょう。
基本の3色:紺+白+ブラウン
清潔感を感じさせる白の小物は、シンプルなコーディネートを上品に見せてくれる優秀アイテム。バッグと靴の色をそろえるセット使いもおすすめです。
小物でアクセントカラーをプラス!より華やかに若々しく
3色コーデをマスターしたら、次はアクセントカラーに挑戦しましょう。
「存在感が強いアクセントカラーはコーディネートを華やかに、顔回りを明るく引き立ててくれます。着こなすのが難しいと思われがちですが、基本の3色に1点加えるだけでいいので簡単です」と杉山さん。
アクセントカラーを効果的に使うためには、1か所・1色に絞ることが大切です。
「存在感が強い色の場合、アクセントカラーが引き締め色の役割を兼ねてくれることも。また、ビビッドカラーは小物で取り入れる方が若々しく見えますよ」
ビビッドなオレンジを追加!カジュアルコーデで若々しく50代ファッションのお手本:バッグでオレンジをプラス
基本の3色:カーキ+白+黒
アクセントカラー:バッグでオレンジをプラス
小物でビビッドなオレンジを追加すると、元気で若々しい印象になります。白パンツと合わせて、きれいめカジュアルコーデに仕上げましょう。
50代ファッションのお手本:ストールにアクセントカラーを
基本の3色:グレー+白+ベージュ
アクセントカラー:ストールでターコイズブルーをプラス
ターコイズブルーが強いので、引き締め色がなくてもメリハリある装いに。ロングカーデと合わせることで、縦ラインが強調されたシルエットになり、スタイルアップ効果も!
50代ファッションのお手本:パープルの靴で女性らしさアップ
基本の3色:ベージュ+白+黒
アクセントカラー:パンプスでパープルをプラス
ボトムが重い色のときは足元に明るい色を追加するのがおすすめ。足の甲を見せて、さらに軽やかに演出します。
応用編:洋服でアクセントカラーをプラス!1色変更も
冬はどうしても黒やグレーなど、暗い色が多くなりがち。時には、基本の3色のうち1色をアクセントカラーに変更するなど、洋服でプラスするのもおすすめです。
襟と袖に白を出すことで顔映りがアップ!50代ファッションのお手本:白&えんじ色で顔映りアップ
基本の3色:白+グレー+黒
アクセントカラー:ニットでえんじ色をプラス
えんじ色はそのまま着ると顔色がくすんで見える可能性も。白を使ってワントーン明るく見せましょう。
50代ファッションのお手本:カラフルなニットをプラス
基本カラー:白+紺
アクセントカラー:ニットでパンプキンイエローをプラス
大きめの白バッグは、白い服同様に若々しく見せる効果があります。
50代ファッションのお手本:存在感あるグリーンのパンツ
基本カラー:白+ブラウン
アクセントカラー:パンツでグリーンをプラス
深みのあるグリーン色のパンツは、存在感が強い色なので、引き締め色の代わりとしても使えます。
おしゃれな50代ファッションのポイントは、「3色コーデ」とアクセントカラーの使い方にあり! 今回ご紹介したコーディネート例を参考に、みなさんも手持ち服を見直してみてはいかがでしょうか?
取材・文=児玉志穂、大矢詠美(ともにハルメク編集部) 撮影=中田陽子(MAETTICO) スタイリング=杉山律子 ヘアメイク=甲斐美穂(ROI) モデル=伊藤ライム、原田孝子
※この記事は2019年11月号「ハルメク」に掲載された内容を再編集しています。
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