【紫外線対策】室内でも焼ける!光老化(シミ・シワ)からお肌を効果的に守るには?
ハルメク365 / 2024年8月14日 11時50分
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シミ・シワが気になるアラフィフのお肌にとって、紫外線は大敵! 普段からしっかり対策をしてきれいなお肌を維持したいですよね。そこで、知っているようで知らない紫外線の特徴や普段から気を付けたい対策を紹介します。
紫外線の特徴
紫外線は、波長の長さによって、A波、B波、C波の3つに大別されます。それぞれの特徴を紹介します。
紫外線A波 (UV-A)
・波長が最も長く、肌の奥まで届く。シワやたるみの原因になる。
紫外線B波 (UV-B)
・Aの次に波長が長く、肌の上層に届いてシミやソバカスの原因になる。
紫外線C波(UV-C)
・波長が短く、オゾン層に吸収されて地表まで届かない。
上記の特徴から、普段から気を付けなければいけないのが「紫外線A波」と「紫外線B波」です。
紫外線は、季節や時間帯によっても変わり、最も多くの紫外線量なのが夏。とはいえ、桜が咲き始める春から徐々に増加し、初夏になると爆発的に増幅! ちなみに、1日のうちで一番注意したい時間帯は、午前10時から午後2時頃。
そもそも紫外線の量は「紫外線の強さ×時間」で測定されていて、弱い紫外線だったとしても、長時間浴び続ければ、強い紫外線を浴びたも同然……。時間帯や天気に関わらず、しっかり対策をするのが大切です。
紫外線対策のポイント
では、どうやって対策するのがいいのでしょうか。紫外線対策のポイントは、やはり「日焼け止めを塗ること」が何より大切です。さまざまな日焼け止めがラインナップされていますが、「SPF」や「PA」に注目するのがポイントです。
・SPF(Sun Protection Factor)
「紫外線防御効果」のこと。シミやソバカスの原因となる紫外線B波を防ぐ指数。1から50の数値で示され、数値の大きい方が効果が高い。
・PA(Protection Grade of UVA)
シワやたるみの原因となる紫外線A波(UV-A)を防ぐ効果の程度を4段階の「+」マークで表す。+(効果がある)から++++(極めて効果が高い)まである。
SPFなら50で、PAなら++++が最も効果的ですが、出掛ける場所や時間帯、時期などの状況に応じて使い分けるのがいいでしょう。
日常生活で外を出歩くならば、SPF10以上、PA+以上で十分ですが、炎天下でのマリンスポーツやレジャーなどの場合はSPF30以上、PA+++以上を選ぶのがおすすめです。
市販の日焼け止めの種類には、乾燥肌に適した乳液タイプやさっぱりとしたジェルタイプ、外出時に塗り直ししやすいスプレータイプなどがあります。自分の肌にフィットした日焼け止めを使い、こまめに塗り直すことも忘れずに。
PAやSPFの値が低いものなら2、3時間、高いものなら5、6時間おきに塗り直すといいでしょう。
プラスアルファの日焼け止め対策も大切
日焼け止めにプラスして、肌に日差しが当たらないように意識するのも大事なポイントです。
夏場でも外を歩くときは長袖・襟つきの色の濃い服装にしたり、帽子やサングラスなどの小物類を上手に使ったり、するとより効果的です。
さらに、日傘で紫外線をシャットアウトするのもいいでしょう。突然のゲリラ豪雨も多いだけに、晴雨兼用の傘を持っていると安心です。
天気のよる紫外線量の違い
「曇りの日は紫外線対策をしなくてもいいの?」と気になる人も多いようですが、快晴時は紫外線の量が増えるのは当然ですが、実は曇りの日や雨の日も注意が必要です。
曇りの日は、雲が太陽を遮っているため、快晴時に比べると紫外線が届きづらい状況です。気象庁による発表では、快晴時に比べると、薄曇りの日は8~9割、曇りの日は6割、雨の日は3割まで紫外線が減少するそうです。
とはいえ雲が多い状況でも、すき間からの日差しが散乱光に便乗して、快晴時より多くの紫外線が降り注ぐこともあります。単純に曇りだから紫外線が少ないとは言い切れないだけに、基本的にはお出掛かけ時は日焼け止め対策をしておくのがおすすめです。
室内でも紫外線対策が必要!
「室内でも紫外線対策をした方がいいって本当?」と思っている人は要注意。紫外線対策をするのは、外出時だけではありません! 紫外線は短時間でも肌にとっては大敵。特に注意したいのが、地表に届く紫外線の約95%を占めている「UV-A波」と、肌に強い影響を与える「UV-B波」です。
波長が長い特徴を持つ「UV-A波」は、実は窓ガラスやカーテンを通過して室内まで届いてしまうやっかいもの。1枚の窓ガラスで約30~40%、薄いカーテンで約30%ほどしかカットされません……。
つまり、1年を通して窓から入る紫外線によって少なからず肌に悪影響を及ぼしているといえます。
室内での紫外線対策室内での紫外線対策は、一番手軽にできるのが、遮光やUVカットできるカーテンを使うこと。薄いカーテンでも紫外線を遮るものもあるので、必要に応じて入手するのがいいでしょう。
カーテンを付けづらい天窓や小窓の場合は、市販の「紫外線カットフィルム」を使うのも効果的です。無色透明なものを選べば、明るさも確保できておすすめです。また、手軽さには欠けますが、窓ガラスを「紫外線カットガラス」にしてしまう方法もあります。
カーテンや紫外線カットフィルム以外の対策は、日焼け止めを塗るのが手早くできておすすめです。「UV-A波」ならPA値が高いものを、「UV-B波」ならSPF値が「30」ほどで十分です。日焼け止めはしっとりしたクリームタイプなどもありますが、ローションタイプの軽いテクスチャーの日焼け止めなら室内でも抵抗なく使用できるでしょう。
紫外線は、限定された時期や場所だけで対策をするのではなく、室内でも意識しておきたいですね。
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