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78歳・東京五輪メダリスト・中村多仁子さん!ぽっこりお腹と猫背をまとめて解消!美姿勢を保つ秘訣

ハルメク365 / 2024年6月2日 11時0分

78歳・東京五輪メダリスト・中村多仁子さん!ぽっこりお腹と猫背をまとめて解消!美姿勢を保つ秘訣

ぽっこりお腹&猫背の解消を目指す特集全8回。最後は、元オリンピック体操女子日本代表・中村多仁子さんにインタビュー。78歳の今も引き締まった体や美しい姿勢を保つ秘訣を教えてもらいました。私たちが日々の生活に取り入れられるポイントもありますよ。

<p>※インタビューは2021年4月に行いました。</p> <h2>中村多仁子(なかむら・たにこ)さんのプロフィール</h2> <p style="text-align:center"><img alt="中村多仁子さんのプロフィール" height="400" src="https://halmek.co.jp/media/uploads/c6784068136fb0625b953c2fb23d04ac1642147394.9869.jpg" width="250"></p> <p>1943(昭和18)年、新潟県生まれ。東海大学名誉教授。女子体操選手として1962(昭和37)年プラハ世界選手権大会団体3位、1964(昭和39)年東京オリンピック団体3位など活躍。競技生活終了後、東海大学で後進の指導をする。シニア世代の健康指導も行う。著書に『シルキー体操』(徳間書店刊)がある。</p> <h2>日常動作を意識すれば美しい姿勢が保てる</h2> <p>引き締まった体に、ピンとした美しい姿勢の中村多仁子さん。年齢とともに多くの人が感じる体型の変化の悩みはあまりないかと思いきや、「とんでもない! 私も78歳(取材当時)になり、体は日々、老化しているんですよ」とのこと。</p> <p>「若い頃と比べてサイズ自体は大きく変わっていないと思いますが、意識しないと姿勢はどんどん衰えてしまうのです。何もしなければガクッと老化してしまいます。コロナ禍での一年、運動不足になった方も多いと思いますが、私も試行錯誤してきました」と言います。</p> <p style="text-align:center"><img alt="日常動作を意識すれば美しい姿勢が保てる" height="468" src="https://halmek.co.jp/media/uploads/caa791d5b6a90b3d6eef5c319585ae721642143696.0138.jpg" width="500"></p> <p>多仁子さんの毎日は、朝、起きたら、ふとんの上で深い呼吸をしながら、両腕や両脚をぐんと伸ばしたり、腰をひねったりなど体を動かすことから始まります。</p> <p>「30代半ばの頃、ヨガと出合い、呼吸法と瞑想を学びました。それと簡単な体の動きを組み合わせたものを自分で&ldquo;ヨガナスティック&rdquo;と呼んで、40年以上、今も続けているんです。朝、ふとんの上で行うことが多いですが、夜、疲れた体をほぐすために行うことも。その日の体の状態によって、20分くらいのときもあれば、自分が心地良いと感じるまで一時間ほど掛かることもあります」と言います。<br> &nbsp;<br> ヨガには、骨盤底筋を意識する呼吸があるそうで、「毎朝、肛門を締めて内臓を上に上げるようなイメージで呼吸をしています。腹筋と背筋をつないでいる骨盤底筋のゆるみやゆがみを直せば、ぽっこりお腹も猫背もすっきりしてくると思います」(多仁子さん)</p> <p><strong>掃除をするときも体を意識!</strong></p> <p>そして、多仁子さんが最も大事だと思うのが、自分の日常動作をチェックし、意識して動かすこと。</p> <p>「ジムに行ったときなど決まった時間だけ、意識して体を動かす方も多いと思いますが、毎日の日常動作の方がはるかに時間が長いので、意識すれば効果が高い。台所で食材を切ったり、掃除機を掛けたり、下にある物を取ったり。あなたはどんなとき、お腹が出ていたり、猫背になっていたりしますか? まず、それに気が付くことが大事です。気が付けば意識して改善できますから」(多仁子さん)</p> <p>そして、改善するために必要なのは、体を伸ばす動きを定期的に行うこと。</p> <p>「私は家事の合間など、暇さえあれば、よく両手を後ろで組んで上げていく動きをしています。普段、なかなかこんな動きはしませんよね。きつく感じる方も多いと思いますが、慣れてくると徐々に腕が上がり、凝り固まっていた背中や肩甲骨まわりも動かせるようになって、良い姿勢につながります」(多仁子さん)</p> <h3>多仁子さんイチ押しの動きはこれ!</h3> <p style="text-align:center"><img alt="多仁子さんイチ押しの動きはこれ!" height="450" src="https://halmek.co.jp/media/uploads/79dafba7492e8a8e16b8536f6d3f56201642143680.1792.jpg" width="225"></p> <p>後ろで両手を組み、目線を上にして、組んだ腕を徐々に上げ、10秒ほど伸ばします。無理せず、慣れてきたら腕をより上の方へ。</p> <p style="text-align:center"><img alt="両手のひらを床に向けて10秒ほど伸ばす" height="450" src="https://halmek.co.jp/media/uploads/8facb4317ce1ec27c9d85316f959e34b1642143659.4407.jpg" width="206"></p> <p>上の動きの後、両手のひらを床に向けて、さらに10秒ほど伸ばします。</p> <h2>社交ダンスで出会った90歳の方の姿勢が目標</h2> <p style="text-align:center"><img alt="社交ダンスで出会った90歳の方の姿勢が目標" height="433" src="https://halmek.co.jp/media/uploads/e58c3be763e41a3c319f567b3fe0d1b81642143646.9852.jpg" width="600"></p> <p>多仁子さんは、体操選手、指導者として60年以上、美しい姿勢や体の動きを追求してきました。</p> <p>生まれつき股関節が脱臼しやすく故障を繰り返し、67歳の頃、歩くのにも不自由するようになって人工股関節を入れる手術を経験。古い形式の手術だったため、一週間寝たきりになり、車いすや杖に頼りながらリハビリを続け、歩けるようになるまで半年以上も掛かったそう。</p> <p>そのとき、頭、背骨、尾骨、両膝、くるぶしの間を通る縦軸を意識して体を動かすと負担が少なく、美しい姿勢になると実感し、その縦軸を&ldquo;シルキーライン&rdquo;と命名。76歳のとき、著書『シルキー体操』を出版しました。</p> <p>2020年には、長年住んだ家から長男が住んでいた横浜のマンションに転居。「横浜は社交ダンスのメッカで、4か月前、思い切って始めたんです。そこで90歳の方がヒールを履いてドレスを着て踊っているのを見て衝撃を受け、ものすごく元気をいただきました。ああ、私もこうやってはつらつと生きていきたいって」(多仁子さん)</p> <p>一時は、体力も落ちて介護付きマンションに入ろうかと思った時期もありましたが、この出会いから刺激を受け、今は社交ダンスのレッスンに通い、毎朝、自主練習をしているそう。</p> <p>「私も負けられないと、7cmヒールも履けるようになりました。昨日より今日、少しでも向上したい。思うように体を動かせるようになりたい。それを目標に毎日、過ごしています」(多仁子さん)</p> <p>ぽっこりお腹や猫背を解消し、多仁子さんのように美姿勢をキープするには、日々の積み重ねが大切。今回の特集で紹介したストレッチや呼吸法を少しずつでも取り入れていけば、昨日より今日、今日より明日、素敵に変化できるはずです。</p> <p>取材・文=野田有香(ハルメク編集部) 撮影=中村彰男</p> <p>※この記事は雑誌「ハルメク」2021年6月号を再編集、掲載しています。年齢は取材当時のもの。</p> <p>

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