ほうれい線や二重あご解消【お風呂で5分】木村友泉の最強リフトアップ術

「顔のたるみを解消するには、土台である首・胸・背中をほぐすことが大事」というのは、リンパケアのプロである木村友泉さん。ご自身も奇跡の若々しさをキープしている木村さんが、朝晩数分で顔たるみを解消できるオリジナルメソッドを伝授！

教えてくれた木村友泉さんのプロフィール

きむら・ゆうみ／「LHJ健美研究所」代表。富山大学薬学部卒業。薬局勤務の傍らリンパケアの効果を実感し、トレーナーと薬剤師の二刀流へ。講演会や執筆など精力的にリンパケアの啓発に努めている。ハルメク365では「木村友泉　大人のリンパ・からだケアLesson」を連載中！

↑木村友泉さんの連載を見るには画像をクリック↑

今すぐトライして、顔印象を変えよう！

「目もとや口もとがたるむ原因は、肩甲骨まわりの筋肉と胸鎖乳突筋が固まっていること。ここが固いまま顔を動かすと余計たるみやしわが増えることもあるので、まずは固まってしまった土台を動かせる状態にしましょう」（木村友泉さん）

木村さんのメソッドをハルメクの商品開発担当が１か月間チャレンジしたところ、目もとのむくみがすっきりして、顎のラインもシャープに！ ほうれい線も目立たず顔全体が引き締まった印象になりました。変化のほどは「朝3分で顔たるみ解消！ 木村友泉の最強リフトアップ術」も参考にしてみてくださいね。

湯船の中で！夜の5分メソッド

掃除に料理、パソコン作業など、私たちは下を向き背中を丸める姿勢になってしまう時間が長く、夜には背中から肩にかけての筋肉が固まってしまいます。

「目もとのたるみが気になる方は、パソコン作業などで手もとを見る時間が長くなっていませんか？ 下を見ることで眼球が下まぶたを圧迫して、目の下の筋肉が凝り固まり、たるみになります。夜眠る前にこの凝りをほぐすことで、翌朝の顔がもっとスッキリして元気に見えます」（木村友泉さん）

筋肉がゆるみやすい湯船の中で、たった5分。今回紹介するのは「夜の5分たるみケア」です。さっそく始めましょう！

【STEP1】首・胸・背中をほぐす

湯船のへりに頭を載せて、肩と背中の肩甲骨を意識しながら、8の字に動かします。朝の時と同様に、背泳ぎする時に肩甲骨が動くようなイメージで。

【STEP2】お顔のリフトアップ

1．上まぶたのたるみを引き上げる。

額にシワが寄らないように目を上に向けた状態で、上の眼窩（目のまわりにある骨のくぼみ）を、親指でグーッと押し（加圧し）ます。押した後に、圧を抜き軽く揺らします。

目頭から目尻に向かって4か所の眼窩を押します。

2．目の下のたるみを引き上げる

目の下は、眼窩（骨のくぼみ）ではなく、眼窩の下に指を置きます。人差し指と親指で皮膚を固定するように、4秒間軽く押します。その後、ごく弱く引っ張るようにしてタテタテ、ヨコヨコと動かし、クルクルクルと回します。

※目の下は皮膚が薄く弱い筋肉なので軽く圧をかけるように意識しましょう。
※ここでも額にシワが寄らないように、目を上に向けて。

3．ほうれい線を引き締める。

親指を口の中に入れて、イラストの範囲をグーッと押します。押して痛いところは、凝っているところです。左手で右側を。右手で左側を行いましょう。

4．耳の縁（ふち）をほぐす

親指と人差し指で耳の縁をつまみ、グーッと挟んでほぐします。
※凝っているとすごく痛く感じます。
5．耳の後ろのコリをほぐし、血流を促す

頭部の血流はいったん耳の後ろに行ってから、首の下に流れるので、ここが凝っていると血流が滞ってしまいます。お顔をすっきり引き締めるために、血流を促していきましょう。

耳の後ろの皮膚を、親指または三指で押し（加圧し）ます。押したままタテタテ、ヨコヨコと指を動かします。その後、指の圧を抜き、軽くクルクル回します。図のように、上から下に向かって5か所。
※癒着が取れてほぐれてくると、皮膚がつまめるようになります。

親指でも三指でも、いずれかやりやすい方で結構です。

【STEP3】最後にリンパを流す

頬から耳下腺に向かって（上から下へ）、両手を交互に動かして、ソフトなタッチで1方向にサラサラとなでます。

夜のメソッド終了！

眠っている間の食いしばりなどで固まりがちな顔まわりの筋肉を、土台となる首・肩まわりからほぐしていきます。リンパも流して朝からすっきり！もっとリフトアップを目指すなら「朝編」にもトライ！