下腹スッキリ、お尻がキュッ【奇跡の70代】谷玉惠さん「20代からスタイルキープ」の秘密
ハルメク365 / 2024年9月30日 11時50分
下腹スッキリ、背筋シャンとしたスタイルで颯爽と現われた健康運動指導士の谷玉惠さん。70代後半の今も20代の頃と同じサイズのジーンズをはく驚きのスタイルの持ち主。谷さんが体形維持や健康への意識を持ち続けている理由と2つのコツを聞きしました。
谷玉惠さんのプロフィール
たに・たまえ 1945(昭和20)年生まれ。鍼灸師。健康運動指導士。東京生まれ。64年、19歳の時、ミス・インターナショナル日本代表に。85年、東京・青山に体操教室を開業。以来、約30年にわたり、整体、鍼、ダイエット体操などを通して、“骨盤のゆがみ”を整える健康な体づくりと生活習慣を指導。70歳を機に教室を閉じ、現在は講演会や講座などで指導を続けている。『元祖!ふるだけ骨盤たいそう 30年間指導で、5万人が若返り!』『最高のお尻になる お尻アップ体操』(ともに主婦の友社刊)など、著書多数。
「細い=美」の時代にミス・インターナショナルに
左がミス・インターナショナル日本代表のとき。右が現在。すらりと伸びた足、シャンと伸びた背筋は当時のまま!
70代後半の今も美しい姿勢、はつらつとした仕草が素敵な健康運動指導士の谷玉惠さん。健康や運動への関心は、10代の頃からずっとあったと言います。当時、東映ニューフェイスへのオーディション参加をきっかけに、ダイエットの第一人者である和田静郎先生のもとで体づくりを学んでいた谷さん。
「その頃はイギリスのツイッギーのような凹凸のない細さが“美”の主流。食べ盛りの10代には厳しい節制が必要でした。でも健康を害しては美しくなれませんから、食生活だけでなく運動や呼吸法などいろんなことを学びました。根が真面目なこともあって、教わったことはとにかく実践するタイプなんです。なので、食べて動いて、体形を維持していました」と当時を振り返ります。
努力の甲斐あって、19歳でミス・インターナショナル日本代表に。それをきっかけに、テレビ番組の司会やレポーターなど芸能界へ一歩踏み出します。
テレビの世界から、体を整える仕事への転身
テレビ番組の司会時代の谷さん
ところが、待ち受けていたのは目の前の仕事へのふがいなさと焦りでした。
「若いうちにそういう世界に入ってしまったので、無知だったんですね。仕事を始めると、そんな自分に限界を感じて行き詰まってしまって……。その状況を打破したくて、思い切ってフランスに留学したんです」
語学を学びながら1年ほどフランスで暮らしていたとき、偶然、現地のレストランで玄米菜食を作る日本人シェフに出会います。
「体に染みいるおいしさで、食事を通して”体が喜ぶ”という感覚を知ったんです。このことが、自分が何をしたいのか自問自答するきっかけになりました。健康的で美しい人でいたい。自分だけでなく、そういう人を育てるお手伝いをしていきたいと心に決めました」
そして帰国後、鍼灸師や健康運動指導士の資格を取得。1985年、40歳で東京・青山に整体や鍼灸などで体のバランスを整える「TAMAE H&B研究所」を開業します。
「その頃になると“健康美”が主流になり、“美”の幅が広がっていきました。いいことです。結局、美しさの根本にあるのは”その人らしさ”、そして“健康”なのですから」と谷さん。
特に女性は年を重ねるごとに、出産や更年期などさまざまなタイミングで体がゆがんだり不調を起こすことは避けられず、正しい運動や生活習慣を身に付けることが大切だと実感したと言います。
評判を呼び、テレビや雑誌などのメディア出演も多数。これまで9冊もの著書も出しています
ぽっこりお腹、腰痛、ひざ痛すべての原因は「体のゆがみ」
当時から谷さんが着目していたのが「体のゆがみ」です。
「研究所にいらっしゃる方が、口々に、腰が痛い、ひざが痛い、体型が崩れてしまった……いろんなことをグチられるんですね。そういう方の体はだいたいゆがんでいるんです。ゆがみを正せば、さまざまな問題も改善するのではないか。そう思い、研究を始めました」
特に女性は、出産や加齢によって骨盤が後傾した状態であることが多く、下のイラストのように、開いた骨盤の中に内蔵が下がり、下腹がぽっこり出て脂肪がつきやすくなってしまうのです。「体はすべてつながっていますから、骨盤がゆがむと、猫背になり、お尻も垂れて、体型がみるみる崩れていってしまうんです」と谷さん。
生活習慣や姿勢など日々のクセによって、左右、上下など複合的にゆがんでいる人も多く、その分、体に負担がかかり、体型が崩れる原因になるのです。
背骨と骨盤を説明するため、イラスト内の腕の表示は省略しています
骨盤がゆがんで猫背になると、お腹の筋肉もゆるみます。次第に筋力が低下して、正しい姿勢を維持できず、腰やひざにも負担がかかっていくのです。
「ですから、何より大切なのは、(1)骨盤をゆがませない生活習慣を意識すること。そしてゆがんでいるなと感じたら、朝夕気付いたときでいいので、(2)正しい位置に戻すエクササイズをすること。この2つを続けてさえいれば、スタイルを維持することは難しくないはずです」と谷さんは言います。
そこで次回は、谷さんが長年かけて考案した、体をゆがませない生活習慣の注意点と簡単な運動をご紹介します。
↑画像をクリックして谷玉惠さんのエクササイズ動画をチェック↑
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