老け見え面長をカバー!「くびれミディアムボブ」で小顔&華やかにイメチェン
ハルメク365 / 2024年6月8日 14時50分
50代・60代女性のイメチェンビフォーアフターをレポートする連載企画。今回は「面長や低身長をカバーしつつバランスのよいヘアスタイルになりたい」という60代の市川さんが挑戦。コンプレックスを解消し、華やかなミディアムスタイルにイメチェンです!
面長・低身長でもバランスよく見えるヘアスタイルが知りたい!
今回イメチェンに挑戦するのは「コンプレックスでもある面長や、低めの身長にもバランスよく似合うヘアスタイルがわからず、ずっと悩んでいました」という市川さん(60歳)。
昨年ロングヘアからミディアムヘアにしたものの、正解かどうかわからず日々のスタイリングにも迷っていた、とのこと。
還暦を迎えたのを機に、年下世代からも憧れられるような華やかな大人女性にイメチェンしたいと応募してくれました。
イメチェンに挑戦する人:市川美樹さん(60歳)「面長で157cmという低めの身長に合うヘアスタイルがわからず、ずっと悩んでいました。還暦を迎えたのを機に心機一転、年相応よりも若く、はつらつとしたイメージになって、年下の人からも憧れられるような華やかな大人女性にイメチェンしたいです」(市川さん)
ヘアカット:久瀧ゆきさん「面長さんの場合、タテのラインを強調するヘアスタイルだと、かえって顔の長さが目立ってしまうことに。顔まわりにレイヤーを入れて顔の横にボリュームを出すひし形シルエットと、前髪を作るスタイルで、面長をカバーしながらメリハリのあるスタイルを目指します」(久瀧さん)
メイク:船津有史さん「面長をカバーしつつ小顔を目指すなら、ファンデーションの塗り方にポイントが。明るく見せるところと暗く見せるところの差が出るように意識するとよいですよ。目元や頬のポイントメメイクをうまく組み合わせながら、若々しく華やかな印象に仕上げていきます」(船津さん)
※シニア専門ヘアサロン「えがお美容室」でヘアカット&「ビューティー体験(ネイル・メイク・ヘアセット・撮影)」をセットで実施。撮影日はいつものナチュラルメイクで来てもらい、髪型とメイクでどこまで変化するのか、ビフォーアフターを写真で比較。
軽やかな大人のカジュアルスタイルに挑戦!
まず最初に、写真撮影用の洋服をセレクトします。
市川さんのためにスタイリストのジョニーさんがおすすめしてくれたのは、華やかなマスタードイエローのシャツワンピースと、 同系色のノースリーブワンピースを重ね着する、ワントーンレイヤードスタイル。足元はスニーカーで軽やかな大人のカジュアルスタイルを目指します。
「ワンピースは好きでよく着ますが、重ね着スタイルは初めてです」と市川さん。普段あまり着ないというマスタードイエローにも期待が高まります。
イメチェンのポイント1:短め前髪&ひし形シルエットで面長をカバー
シャンプーを終えたら、いよいよカットです。まずは全体の長さを調整しながら大まかなシルエットを作っていきます。
ヘアスタイリストの久瀧さんいわく、市川さんのお悩みでもある面長さんの場合、顔のサイドの髪の長さと、前髪の長さが小顔に見せるポイントになってくるそう。
「トップからサイドにかけて髪が長いと、顔まわりがストンとしてタテの輪郭を強調してしまうので、トップとサイドに適度にレイヤーを入れます。それにより顔の横側をふくらませてボリュームアップできるので、タテのラインを和らげてくれる効果が期待できますよ。また、レイヤーを入れることで動きも出て、軽やかな印象になるのでおすすめです」(久瀧さん)
同じく、前髪の長さにも面長をカバーするポイントが。
「前髪が長いと、頭頂部から目元までの長さがある分、隙間があくとおでこが長く見えてしまい、面長を強調することに。前髪を短くすることで頭頂部からの距離を縮め、厚みを持たせておでこに長い隙間ができないようにするとよいですよ」(久瀧さん)
確かに、前髪を短くすることでおでこの印象が弱くなり、サイドに入れたレイヤーでふくらみも出て、タテのラインがカバーされたように見えますね!
イメチェンのポイント2:ドライヤー前のひと手間で髪のパサつきをケア
ヘアスタイルの他にも、髪のパサつきやツヤも気になるという市川さん。
「髪のパサつきが気になるときは、ドライヤー前の髪が濡れた状態のときにヘアミルクや専用オイルなどでしっかり保湿してあげることが大切です」(久瀧さん)
パサつきが特に気になる人には、オイルタイプよりも水分の多い乳液タイプがおすすめとのこと。
手のひらから指先までしっかり乳液をなじませたら、髪の根元のあたりから毛先まで丁寧にもみこむようにつけるとよいそう。このひと手間が、ドライヤーの熱から髪を守り、パサつきを抑えて髪にツヤを出してくれます。
また、髪を気持ちいいぐらいの強さで少しひっぱりながら乾かすことでクセが伸び、ツヤも出てくる上、頭皮マッサージにもなってよいのだとか。
「ドライヤーの仕方一つで全然違ってくるんですね~」(市川さん)
イメチェンのポイント3:首元のくびれでキュッと小顔に!
全体的に髪の根元を起こすように乾かしてふんわりさせたら、トップに大きめのカーラーを巻いて後頭部にボリュームが出るようにセットしていきます。
市川さんのように髪にクセがある場合、ある程度乾いた段階で外ハネになるように意識して襟足を外側に向けて乾かすと、ドライヤーだけでも大まかな形が作れて、あとのスタイリングが格段に楽になるそう。
仕上げに、ヘアアイロンで毛先を外側に巻き、首元にキュッとくびれをつくっていきます。
こうして、小顔効果もある華やかな「くびれミディアムボブ」が完成しました!
イメチェンのポイント4:肌の美しさを引き出すベース作り
続いてはメイクです。まずは肌のベースづくりから。
市川さんに普段のメイクでのお悩みを聞いたところ、全体的に肌は乾燥しているのに、Tゾーンは崩れやすいとのこと。また、面長のためか寂しい印象になりがちだそう。
ヘアメイクの船津さんいわく、「お肌の乾燥が気になる方は、メイク前のスキンケアでしっかり肌を保湿してから下地をつけることが大切です」とのこと。
そこで、保湿効果のある乳液で肌を整えたのち、トーンアップ効果のある下地をつけると、マッサージ効果で血行もよくなり、肌が明るくツヤも出てきました!
「市川さんはもともとお肌がとてもキレイなので、メイク前のスキンケアと下地だけでもカバーできますよ。Tゾーンが崩れやすいとのことでしたが、肌の乾燥を補おうと脂分が出てしまっていたのかも。メイク前のスキンケアでしっかり保湿することで、過剰な皮脂の分泌を押さえて崩れも防げます」(船津さん)
さらに、クマやたるみなどが気になる目の下には、トーンアップ効果のある日焼け止めを重ね付け。明るさをプラスしていきます。
「クマが気になるからと目の下に明るめのファンデーションで色を重ねると逆にくすんで見えたり、崩れやすくもなります。肌の美しさを生かすなら、明るくしたいところに下地や少し明るめのコンシーラーを重ねる程度でも十分ですよ」(船津さん)
イメチェンのポイント5:塗りすぎNG!引き算メイクで小顔を目指す
下地が完成した時点で、すでにメイクをしたかのような肌の美しさが引き出された市川さん。続くファンデーションは、ほほや鼻まわり、口元など、必要なところにだけ軽く乗せていきます。
「顔全体に均等にファンデーションを塗ってしまうと、全体的に顔は明るくなるものの、メリハリがなくなりかえって顔が大きく見える原因になります。市川さんのお肌の美しさを十分に生かすなら、ファンデーションは必要な個所にほんの軽く重ねるぐらいでOKです」と船津さん。
確かに、軽くファンデーションをプラスしただけで、明るいところと暗いところで自然なメリハリができて、顔が引き締まった印象に!
「今まで、メイクの崩れ防止にとリキッドファンデーションと、さらにパウダーも重ねて全体的に塗っていました! 逆効果だったんですね~」(市川さん)
続いてチークは頬骨のやや上め位置で、横に向かって並行に入れていきます。あまり上にし過ぎると顔の下側の余白が気になってしまうので要注意。
「面長さんは頬にチークを丸く乗せるのではなく、頬を横切るようにサイドに流すことでタテのラインが遮られ、その分顔が短く見えますよ」(船津さん)
イメチェンのポイント6:余白を減らすアイメイクで、タテのラインをカバー!
きれいなアーモンド形の目をしている市川さん。
「目尻が少し上に上がっているアーモンドアイの方は、目尻の下側にほんの軽くサイドに流す感じでアイシャドウを入れることで目の重心が下に下がり、目と頬の間の余白を埋めてくれます」(船津さん)
眉毛も同様に、目と眉の間が空いていると、老け見えの原因になってしまうそう。そこで、目と眉の間の余白を少なくすることを意識。眉山の角度がきつい場合は山の下側を埋めるようなイメージで眉用パウダーやペンシルで足していきます。また、少し眉を描き足して横幅を出しながら、左右差も整えます。
眉の濃さが気になる場合は、眉マスカラで明るさと抜け感をプラスして。こうして眉の下側をしっかり描くことで目元が引き締まり、目ヂカラもUPしました! 仕上げにオレンジのリップカラーも加わり、若々しくパッと華やかな表情になりました。
イメチェンのポイント7:初体験のネイルは春色カラー!
イメチェンのラストはネイルです。
ネイルが生まれて初めてという市川さん。手元が明るく見える春色カラーをセレクトしました。
普段のお手入れはもっぱら爪を上下に挟んでカットするグリップ型の爪切りで、週に1回ぐらいの割合で勢いよくバチン!バチン!と切っていたのだとか。
「実は爪切りが爪に与える衝撃は強すぎるので、2枚爪になったり爪が割れやすくなったりすることも。本来はネイルファイル(爪やすり)でお手入れするのが理想です」(小森さん)
ネイルファイルを使った爪のお手入れも初体験という市川さん。爪の甘皮処理から始まり、一本一本丁寧に仕上げていきます。
「仕事をしていても常に目に入るネイルがきれいだと気分も上がります。爪やすりを使ったお手入れなど、自分に手をかけてあげているのが実感できてよいですね」(市川さん)
仕上げに、美白効果のあるハンドクリームを塗れば、ワントーン明るくなった美しい手元の完成です!
こうしてすべてのメニューが終了し、イメチェン完了です!
コンプレックスを解消して軽やかに変身!イメチェンビフォーアフターを写真で比較
イメチェン前は「面長や低い身長がコンプレックスで、似合う髪型がわからない」とお悩みだった市川さんですが、どのように変身したのでしょうか?
さっそく、ビフォーアフターを比較してみましょう!
フロント(正面から)イメチェン前は、前髪が長く額の分け目から見えるおでこの長さが目立つ印象でしたが、前髪を短くし、サイドにふくらみを持たせたことで顔のタテのラインがカバーされています。
また、メイク前のスキンケアと下地作りで肌の美しさを引き出したので、ファンデーションは軽めでもしっかりと頬にツヤが出て、チークやアイメイクの効果も加わり全体的に引き上がって見えます。
サイド(横から)イメチェン前は下側にいくにつれて広がり気味だった髪が、後頭部にはしっかりボリューム、襟足にはくびれができたことでメリハリが出て、横から見た印象がグッと素敵になりました!
バック(後ろから)後ろ姿もキレイな丸みと襟足にかけてのくびれで美しいひし形&外はねフォルムが完成し、首元がスッキリして見えます。
ドライヤー前のヘアミルクでしっかり保湿したことで、髪にツヤも出ていますね。
「なりたかったイメージにピッタリ!お姫様気分を堪能できました」
明るいマスタードイエローのシャツワンピースと同系色のワンピースに、白のベルトをアクセントにしたワントーンコーデスタイルで登場した市川さん。軽やかなヘアスタイルともあいまって、明るく華やかな印象になりました。
そんな市川さんに、イメチェンの感想を聞いてみました。
「髪がすごく軽くなり、動きもプラスされて、私がなりたかったイメージにピッタリのヘアスタイルです! また、自分の持っている肌の良さを生かしながら引き算メイクで素敵に仕上げられることがわかり、とても勉強になりました。コンプレックスも気にならなくなりました」(市川さん)
ワンピースを重ねる着こなしについても、「ワンピースの重ね着スタイルは初めてだったのですが、シャツワンピースが軽やかな印象でオシャレですね。これから自分でも取り入れていきたいです」とのこと。動くたびにシャツワンピースがふわりとなびくのもエレガントです。
また、足元も同系色にしてタテのラインを強調することで、気にしていた低めの身長がカバーされてバランスよくスラリとした印象に。アクセントの白いベルトをウエストの少し上あたりで締めれば脚長効果もありますね。足元のスニーカーで抜け感がプラスされ、軽やかな大人カジュアルスタイルに変身しました。
今回のイメチェンでウキウキと気分もアップしたという市川さん。まっすぐ帰るのはもったいないと、イメチェン後のヘアスタイルに似合うファッションを探しにその足でショッピングに出掛けたのだとか。
「イメチェン後、ヘアスタイルが軽くなったねと周りからも好評です。何より自分が一番気に入っていて、面長をカバーするメイクなど教えてもらったことを毎日実践しています」(市川さん)
毎日のヘアスタイルも襟足は外はねになるようブローして、ひし形シルエットをキープしているのだとか。何よりも自分が楽しく明るい気持ちになることが、周りからも輝いて見える秘訣ですね!
「似合う髪型&メイクがわからない」そんな人は、プロのサポートでイメチェンに挑戦してみませんか?
「今」のあなたに似合う髪型やメイクを知って自分をアップデートすれば、毎日がもっと楽しくなりますよ!
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えがお美容室年齢を重ねた素敵な女性のための美容室。白髪が気になる、髪にボリュームがでない、 髪が細くなってきた、ツヤがなくなってきたなど、シニア世代ならではのお悩みにお答えします。スタッフの検温やマスク着用、器具の消毒、換気などの新型コロナウイルス予防対策も徹底しています。
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東京都豊島区巣鴨3-20-14 山下ビル2階/不定休
女性ならではの視点からヘアスタイルはもちろん、トータルビューティをアドバイスしてくれるスタイリスト。ライフスタイルに合わせたスタイル提案を得意としている。
メイク:船津有史さん50代女性を輝かせるリバイバルメイクの第一人者として活躍中。雑誌、広告やアーティストなどのヘアメイクも手掛ける。テレビ、雑誌など多数出演。著書に『悩みがぶっ飛ぶ 50代からのヘア&メイク術』(扶桑社)がある。
ヘアカット=久瀧ゆき(えがお美容室) メイク=船津有史(えがお美容室) ネイル=小森さくら(えがお爪工房) 衣装スタイリング=ジョニー・カワサキ(えがお洋品店) 撮影=土谷陽介、吉原潤一(えがお写真館)
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