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【東京】フランス仕込みのブーランジェリー5軒。地元民に愛されるベーカリーと人気のパンをチェック!

Hanako.tokyo / 2020年10月24日 19時38分

【東京】フランス仕込みのブーランジェリー5軒。地元民に愛されるベーカリーと人気のパンをチェック!

東京都内には、美味しいフレンチパンが食べられる名店ブーランジェリーが続々オープンしてます。今回は、パン好きも必見のフランス仕込みのブーランジェリーをご紹介します。

1.〈カタネベーカリー〉/代々木上原

パンは夕方まで次々と焼き上がる。ガラスケースごと持って逃げたくなるほど、どれもおいしそう。

クロワッサン 160円、パンオショコラ 170円。美しいダークブラウンに焼き込んだ皮がバターの香ばしさを演出する。

サラダセット(ヨーグルト付き)1,000円。パリのビストロを思わせるボリューム。

職人気質の片根大輔さんと、料理上手の奥さま智子さん。毎年家族でフランスへ出かけ、アパルトマンで暮らしてバカンスを過ごす。そこでの発見がこの店をどれだけ充実させていることだろう。フランスのパン屋のように、〈カタネベーカリー〉は早朝7時から営業する。

地下に併設されたカフェは、早朝から営業。薄暗い空間がやすらぎを与える。

パリの朝食 700円

バニラ 140円。ザ・フランスのおやつ。ただごとではない香ばしさ。

パンオレザン 200円。カスタードとあふれんばかりのラム酒の芳香。

地下のカフェに下り、旅行気分で、「パリの朝食セット」を頼む小さな贅沢。「パリの一ツ星か二ツ星の、安いホテルの朝食をイメージ」と、片根さんは笑う。素っ気ない食堂のテーブルに置かれるカゴ盛りのパン、そのおいしさに感動した記憶が甦る。特に謳うわけではないけれど、このパンには、片根さんのありったけの技と情熱が注ぎ込まれる。

カタネベーカリー

東京都渋谷区西原1-7-5Phone: 03-3466-98347:00~18:00(日は~14:00)月、第1・3・5日休

2.〈griotte Bakery cafe〉/駒沢大学

手前から左回りにパンイタリアン 130円、バゲット(ハーフ)140円、フムス 200円、にんにくコンフィとクリームチーズ 300円。

フレンチとパンの融合を目論む、最も若い世代が小島正義シェフ。食の都リヨンでフレンチ修業をした。「食べてました。ケーキ、チョコ、パン…。二ツ星、三ツ星のレストランはすべて行きました。フロマージュブランを1ℓ食べたり」。なんという食いしん坊。この人ならまかせて大丈夫だ。

クロワッサン 230円

ジンジャーオレンジ 270円(各税込)

1軒でパンも惣菜もそろえ、デリとしての機能を果たす。各種のペーストにフランス仕込みの辣腕は発揮される。にんにくコンフィとクリームチーズは、芳醇さがオリーブオイルによって引き延ばされる。ひとすくいパンに塗るだけでビストロのような食事になる。

〈griotte Bakery cafe〉
取り置き可、地下にイートインスペースあり。コーヒー 280円、グラスワイン 600円(各税込)。
東京都目黒区東が丘2-14-12
03-6314-9286
8:00~19:00 月休(祝の場合、翌火休) 
10席/禁煙

(Hanako特別編集『おいしいパンのこと、すべて。』掲載/photo : Keiko Nakajima text : Taeko Terao edit : Kahoko Nishimura)

3.〈Du Pain et Des Gâteaux Les Initiés〉/根津

アルザスで修業したシェフが作る焼き菓子も人気。

フランスのブーランジェリーのよ2うな店内。「こんがりバゲットにうっとり!(瀬戸さん)」

根津の住宅街にオープンしたブーランジェリー。腕を振るうのはパティシエール出身の若きシェフ。フランスの権威あるバゲットコンクールで外国人女性初優勝を果たし、話題の成澤芽衣さんがパンの監修を手がけ、フランスの香り漂うパンや本場仕込みの焼き菓子を提供。

〈Du Pain et Des Gâteaux Les Initiés〉
東京都文京区根津2-32-5
090-8041-6329
10:00〜17:00 月水休
イートインなし

Navigator…瀬戸かほ/雑誌やカタログ、CMなどでモデルとして活躍。昨年写真集『Emanon』を発売。女優業にも進出し、これまでの主な作品に映画『ゆうなぎ』など。

(Hanako1182号掲載/photo:Norio Kidera, Tomo Ishiwatari, Kenta Kawasaki text:Kahoko Nishimura, Etsuko Onodera)

4.〈Toshi Au Coeur du Pain〉/都立大学

「バゲット・トラディション」199円

細長く成形したバゲットの生地にナイフでクープを入れ、窯に入れ、取り出す川瀬敏綱さん。まるでフランスさながらに、1日これを10回、週末には300本ものバゲットを焼く。

川瀬敏綱シェフは、自分のパンが、修業先であるパリバゲットコンクール優勝店〈リュック・ドゥ・ラ・シャペル〉そのままであることを、誇りに思っている。何十年にもわたって、日本のパン業界は、フランスのパンに「追いつけ追い越せ」をつづけてきたが、それでも私たちの知らない「フランス」があるのだと、〈トシ〉のバゲットを食べると実感する。

サンドイッチ。「パテドフォア」(写真上)と、「ジャンボンブール」500円。

コーヒーと焼きたてクロワッサンといった、フランス的な最高の楽しみを味わえる空間。

冷蔵庫から出したてのバターの風味に、わずかに黒胡椒のような香りを混ぜたような。塩は薄めで、食事と合わせておいしさが発揮される塩梅。次から次へと訪れる客がみんなバゲットを注文するのも、パリのブーランジュリーそのまま。フランスでバゲットは日本のごはんのように3食食べるもの。だから、すこぶる安い。〈トシ〉ではバゲットをわずか180円で売る。だから、都立大学の人たちも〈トシ〉にバゲットをごはん代わりに買いにくる。

そのかいあって、1日10回も焼きだすバゲットがどんどん売れ、週末には300本もの本数になる。値段がフランス並みの安さ地元の人が毎日買いにくるどんどん焼くいつも焼きたてだからおいしい毎日買いにくる、と好循環が実現。いつも窯前でバゲットを焼きつづける川瀬さんのひたむきな姿は、本当にフランスのブーランジェに見える。

〈Toshi Au Coeur du Pain〉
東京都目黒区中根2-13-5 1F
6:00(カフェは10:00、日8:00)~19:00 月火休
18席/禁煙

Navigator/池田浩明
パンラボ主宰。パンについてのエッセイ、イベントなどを柱に活動する「パンギーク」。著書に『食パンをもっとおいしくする99の魔法』『日本全国 このパンがすごい!』など。

(Hanako1175号掲載/photo:Kenya Abe)

5.〈CICOUTE BAKERY〉/南大沢

「北海金時豆のコンプレハーフ」320円(税込)

団地の一角をおしゃれにリノベ。手作りの発酵種によるカンパーニュを早くから作ってきた北村千里さんは、小麦や野菜を直接取り寄せ、生産者の思いを表現、あたたかい気持ちがパンから伝わる。生産者や品種名が冠されたハード系は絶品。「北海金時豆のコンプレ」などのおやつパン、サンドもあり、誰もが楽しめる。

〈CICOUTE BAKERY(チクテベーカリー)〉
東京都八王子市南大沢3-9-5-101
042-675-3585
11:30〜16:30 月火休
12席/禁煙

Navigator…池田浩明(いけだ・ひろあき)/パンの研究所「パンラボ」主宰。パンライター。自称「ブレッドギーク」(パンおたく)。NPO法人新麦コレクション理事長として、日本においしい小麦を普及する活動も行う。

※掲載しているパンはすべて取材時のものです。

(Hanako1182号掲載/photo:Hiroaki Ikeda, Kenya Abe text:Hiroaki Ikeda special thanks:Yuya Uemura, Ami Hanashima edit:Yoshie Chokki)

【お知らせ】Hanako.tokyoでは基本的に本体価格を掲載しておりますが、2019年10月1日の消費税率改定以前に取材・掲載した記事にある(税込)表記の金額については、旧税率での掲載となっております。ご了承下さい。

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