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水の都・島根県松江市で〈カニ小屋〉や〈由志園〉のイルミネーションを満喫する“縁雫”の旅!

Hanako.tokyo / 2020年12月15日 18時0分

水の都・島根県松江市で〈カニ小屋〉や〈由志園〉のイルミネーションを満喫する“縁雫”の旅!

水の都と呼ばれる島根県松江市で、冬の風物詩〈カニ小屋〉とイルミネーションアワード2020のベスト4に選ばれた〈由志園〉のイルミネーションを堪能してきました。堀川めぐりや松江城などメジャーな観光スポットのほか、日本三大菓子処の松江で和菓子作りにも挑戦! 冬のシーズンを夜まで満喫できる松江の遊び方をご紹介します。

雨の日も寒い日も楽しめる〈堀川遊覧船〉!

大手前広場乗船場。 

雨でも、屋根とこたつのおかげで気分良く、出発~。

まずは、乗り合い小船で松江城の堀を周遊する〈堀川遊覧船〉を体験。朝から雨が降っていて憂うつな気分でしたが、船に屋根とこたつ(※)が完備されているのを知り、一瞬でリセット! こういう心配りって、すごく嬉しいですよね。
松江では雨の日を “こころをリセットし、あなたのもとへ素敵なご縁を運ぶ雨”という意味がある「縁雫(えにしずく)」と呼ぶそうですが、まさに言葉通り!

※こたつは、冬限定です。

武家屋敷前。

松江市の「伝統美観地区」に指定されている塩見縄手。

最初の見どころは、松江城の北側にある塩見縄手と呼ばれる通りです。塩見縄手には、小泉八雲記念館や武家屋敷が並んでおり、江戸時代の情緒あふれる風景が撮れますよ。

橋の下からギリギリの高さを通って出てくる船を見るのも楽しい!

通常の屋根の高さはこれくらい。

橋をくぐる瞬間は屋根がこれくらい低く。

橋の下をくぐるのも〈堀川遊覧船〉の楽しさですが、中には屋根を下げないと通れないほどの低い橋もあります。そんな時は、船頭さんの掛け声で屋根を下げ、乗客が一斉に前屈姿勢に。これが、ちょっとしたアトラクションのようで面白い瞬間。

「カラコロ広場乗船場」の船頭さんたちがお見送り。

鴨や野鳥のさえずりも。

松江城もバッチリ!

こたつでぬくぬく温まりながら遊覧できるので、50分でも意外とあっという間! 終盤戦では、堀越しの松江城が撮れるイチ押しの撮影スポットもあるので、お見逃しなく。

〈堀川遊覧船〉
島根県松江市黒田町507-1
0852-27-0417
12月1日~2月末の期間は、始発9:00~最終16:00までの間を30分間隔で運航。
※季節によって異なる。
遊覧時間は通常コース約50分 
一日乗船券 大人(中学生以上)1,500円/小人(小学生)800円 ※税込み

松江のシンボル〈松江城〉へ!

〈松江城〉と城下町を築いた松江開府の祖・堀尾吉晴の像。 

「天下一やさしいお城ガイド」を合言葉に、ガイドを務めてくれる“まつえ時代案内人”。

〈松江城〉は、全国に12城しか残っていない現存天守のひとつで、平面規模では2番目、高さでは3番目の規模を誇る大きい城です。また、2012年5月に再発見された2枚の祈祷札からは、「慶長十六」や「正月吉祥日」などの文字が確認され、築城が慶長16(1611)年であることが確定し、2015年7月に国宝に指定されました。ちなみに国宝に指定されている現存天守は、〈松江城〉をいれて5城のみ!

大手門を抜けた最初の階段。

ハートと亀の形をした石垣、見つけましたか?

上にある櫓は、中から見ることも。

刻印の種類が記された説明版。 

分銅紋は、松江城を築いた堀尾氏の紋。

天守に着くまでも、見どころはあります。大手門を抜け、外曲輪(二之丸下ノ段)の天守に向かって行く階段の途中では、ハートや亀の形をした石垣を見ることができます。また刻印がされた石垣を探してみるのもおすすめ。刻印の理由は諸説あるそうですが、工事の分担や石切り場の区別、合わせ印など土木工事をスムーズに行うために付けられた記号と考えられているんだとか。15種類もの刻印があるそうなので、いくつ見つけられるか挑戦してみてはいかがでしょう?

天守前に到着!

発見された祈祷札のレプリカのひとつ。

天守の中は、意外と広い!

宍道湖が一望できる南側。

〈堀川めぐり〉で通った北堀橋や川が見える東側。

天守の外観は4重で、内部は地上5階、地下1階の構造となっています。地階では、国宝のきっかけとなった祈祷札のレプリカや、現存天守では唯一、天守内にある井戸をみることも! 各階では甲冑や槍などの展示品や、石垣に近づく敵を鉄砲や石などで攻撃するために設けられた「石落とし」と呼ばれる穴や、鉄砲用の狭間、矢狭間、格子窓など、戦のための仕掛けがたくさん見受けられます。そして、“天狗の間”と呼ばれる天守最上階では、松江の街を360度、一望することができますよ!
武者ガイドさんの催行は毎週土曜日のみですが、事前予約(※1)すると希望日に案内してくれるそうなので、城の楽しみ方を知りたい人は利用してみてはいかがでしょう。

〈松江城〉概要
島根県松江市殿町1-5
0852-21-4030(松江城山公園管理事務所)
8:30~17:00(最終受付 16:30)
※10月1日〜3月31日の期間中
天守入場料 大人680円/小人(小・中学生)290円 ※税込み

「まつえ時代案内人 最強の城!松江城郭ガイドツアー」
お一人様1,600円(ガイド料・松江城登閣料含む)
毎週土曜  (※1)7日前までに事前予約すると、希望日に催行可。
10:00~/13:30~ 1日2回
約1時間30分
集合場所:国宝松江城大手前駐車場「堀尾吉晴公銅像前」
[出発]堀尾吉晴公銅像前枡形虎口二の丸跡国宝松江城天守[解散]本丸

〈皆美館〉の名物「鯛めし」で贅沢ランチ。

「鯛めし御膳・福」2,300円。

〈皆美館〉入り口。

個室から見渡せる美しい庭園。

具材を乗せたら、秘伝の出汁をかけていただきます。

ぽん酢につけて味わう「カレイ煎餅揚げ」。

大橋川のほとりに佇む旅館〈皆美館〉は、明治21年創業の老舗旅館。こちらの1階にあるレストラン〈庭園茶寮 みな美〉では、名物の家伝「鯛めし」をランチにいただくことができます。そぼろにした鯛の身と、ゆでた卵を裏ごしした黄身と白身を一緒にご飯の上にのせ、ワサビ・大根おろし・ねぎ・海苔を添え、その上から秘伝の出汁をかけてお茶漬け風にしていただきます。体にすっと入っていく「鯛めし」の優しいおいしさは、格別! カツオの本節ベースに松江の醤油を使用した甘い出汁は、途中で冷めてしまったら熱々のものに交換してくれるので、ゆっくり味わってくださいね。「鯛めし御膳・福」はその他に、もずく・胡麻豆腐・茶碗蒸し・カレイ煎餅揚げがセットに。カレイ煎餅揚げも、パリパリ具合と塩味のバランスが絶妙! ここなら個室もあるので、のんびりとランチタイムが過ごせます。

〈庭園茶寮 みな美〉
島根県松江市末次本町14 皆美館1F
0852-21-5131
11:30~15:00(14:00LO※土日祝14:30LO)、17:30~21:00(20:00LO)
不定休
100席・個室あり

〈カラコロ工房〉で和菓子づくり体験!

見本の「初氷」と「寒牡丹」。

テーブルの上には、すでに材料と道具が並べられています。

お腹がいっぱいになったところで、次に向かったのは和菓子づくりが体験できる〈カラコロ工房〉です。教えてくれるのは、明治7年創業の老舗和菓子店〈彩雲堂〉の菓子職人さん。作る和菓子は、きんとんと練りきりの2つ! 

真ん中は〈彩雲堂〉の「若草」。

職人さんがゆっくり説明しながら実践も。

餡を手で伸ばしていく作業。

寒い時期に咲く「寒牡丹」の練りきりが完成! 

ざるをひっくり返して、手のひらで漉していくと‥

そぼろ状にした餡が出来上がり。

そぼろ状にした餡を箸で丸めた餡に付けていきます。

きんとんの「初氷」。

職人さんの説明と手の動きを見様見真似で、一つずつ作っていきます。色の違う餡を練ったり、広げたり、丸めたり、まるで工作のような楽しい時間! 作り始めは、なんとなく不格好に見えて不安ですが、初心者でも上手に作ることができます。茶巾を使って花の形を表現した練りきりの「寒牡丹」と、2色のそぼろ状の餡を周りに付けたきんとんの「初氷」の2種類が完成!
和菓子づくり体験では、〈彩雲堂〉の職人さんが作ったふっくらとした求肥が自慢の「若草」(真ん中)も1つ付いて、持ち帰りできるようになっています。体験時間は40分程度と、時間もかからないので、ぜひトライしてみて下さいね! 多少作るのに自信がなくても、味はバッチリおいしいですよ

カラコロ工房の『松江の和菓子づくり体験』
島根県松江市殿町43 3F
0852-20-7000(カラコロ工房事務局)
水休
11:00~/14:00~1日2回開催、所要時間40分程度。
1人1,500円(税込)
※季節によって作る和菓子は異なる。

〈由志園〉の130万球が輝くイルミネーション。

庭園入り口は、床がプロジェクションマッピングに。

古代深海をイメージした世界。

約1万坪の広大な敷地に設えた池泉回遊式庭園の〈由志園〉では、「祈り」をテーマに和のイルミネーション「黄金の島ジパング2020」を開催中。しかもイルミネーションアワード2020のプロフェッショナルパフォーマンス部門において、全国で4位に選ばれたイルミネーションです! 

「出雲富士」のゾーン。

満月から三日月に。

「稲穂イルミの棚田」ゾーン入り口。

展望台上から見るイルミネーション。

「和傘の灯り」ゾーンも華やか。

1万坪の空間で連動する光のエコシステム、1kmにわたり流れる光の流星、花札、十二単をモチーフにしたデザインなど、全部で15の光の世界が庭園に広がっています。「出雲富士」をテーマにしたゾーンでは、1秒間に1670万色の変化するLEDに加え、鎮守の森とその上から流れ落ちる滝をイメージした圧巻の作品に! 奥には八雲と大山を鑑賞できる展望台も。

「七色の鏡の池」では、水鏡を通して七色の輝く逆さイルミネーションが天地に広がり、とっても幻想的でロマンチック! 松江駅から無料のシャトルバスが出てるので、少し早めに向かってイルミネーションを楽しんでみてはいかがでしょう。

和のイルミネーション「黄金の島ジパング2020」
島根県松江市八束町波入1260-2 日本庭園 由志園
0852-76-2255
2020年12月1日(火)~12月27日(日)クリスマスイルミネーション
2020年1月2日(土)~1/11(月)ニューイヤーイルミネーション 
日没~20:30までライトアップ
夜の入園料(16:30から)大人1,000円/小中高生500円 ※税込み
※12/28~1/1、1/6はイルミネーション休み。12/30,12/31は閉園。
※最終入園は閉園の30分前まで。
※荒天時は一部の展示ができない場合、または中止になる場合あり。
無料シャトルバスの運行あり
※2020年12月~2021年1月11日の土日祝とクリスマス(12月24日・25日)のみ
※JR松江駅南口発 由志園行き 16:0016:30/17:2017:50/18:4019:10
※由志園発 JR松江駅南口行き 18:0018:30/19:2019:50/20:4021:10
公式サイト

最後は、旬のカニをお手頃価格で味わえる〈かに小屋〉!

〈かに小屋〉は松江でここだけ! 

ボイルされた「松葉ガニ」と「紅ズワイガニ」、価格は時価!

生の「松葉ガニ」もありますよ! 

中には陸前高田産の大きなホタテも(※こちらも価格は時価)

ノドグロの干物も!

かにと相性の良い日本酒は、種類も豊富!

事前に食べたいものをセルフで選び、先にお会計を済ませます。

山陰地方の代表的な冬の味覚といえば、カニ! 松江市では冬の時期になると、地元民に人気の〈かに小屋〉が期間限定でオープンします。旬の時期に採れた山陰地方のカニは、身がしまっていて甘く、その上安いのが特徴! 「松葉ガニ」や「紅ズワイガニ」のほか、「のどぐろ」「えてかれい」などの島根県産の干し魚をはじめ、「さざえ」「えび」「ジビエフランク」「焼きおにぎり」など、カニ以外の食材も充実! また、カニのダシが効いた人気の「カニ汁」もありますよ。「松葉ガニ」と「紅ズワイガニ」は時価になりますが、価格の目安は、「松葉ガニ」が2,500円~5,000円、「紅ズワイガニ」は1,800円~3,000円ほど。またカニ以外のメニューは、すべて200円~800円とお手頃価格に! 

1杯でこの大きさ!

お腹が白い方が「松葉ガニ」で、赤い方が「紅ズワイガニ」。

「松葉ガニ」のカニみそは、濃厚!

身がプリっとしまっていて美味!

カニ用の三杯酢をつけると、さらに美味しさがアップ!

さざえ、ホタテ、カニみそもいい感じに

〈かに小屋〉は事前予約が必須。

食べ方がわからない!って方もご安心を。カニの食べ方が書かれた表が渡されるので、それを見ながら焼いていきましょう。焼き方のポイントは、生ガニの場合は、色が赤くなるまでしっかり焼くこと! ボイルされているカニは、殻が渇いてきたら食べごろです。何もつけずにそのまま食べても美味しいですが、セルフスペースに置かれているカニ用のお酢をつけて食べるのもGOOD! 身がぎゅっとつまった食べごたえと甘みが特徴の「松葉ガニ」と、ダシのような旨みを感じる「紅ズワイガニ」は、カニみその味も異なるので、ぜひ食べ比べしてみてくださいね。
この冬、おいしい海鮮が食べたいなと考えていた方は、松江でカニを食べる1泊2日の週末旅を計画してみてはいかがでしょうか?

〈かに小屋〉
島根県松江市朝日町150-7
090-4100-6942
11:00~21:00
2020年12月4日(金)~2021年1月31日(日)の期間限定
※12月28日(月)~2021年1月8日(金)の間は休み
※事前予約制
※1組様、1時間30分の制限あり。
※税込み価格
詳細はこちら

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