憧れの“サスティナブルな暮らし”へ。身近にはじめられるアップサイクルアイデア4つ。
Hanako.tokyo / 2021年1月20日 15時1分
割れた器やお店のショッパー、着なくなった洋服…捨てるのはちょっと待った!アップサイクルなワークショップやオーダーメイドで、まだまだ大事に使えます。そこで今回は気軽に始められるワークショップやオーダメイドできるショップをご紹介します。
【自分の手で作る、直す。WORKSHOP】
1.包装紙やショッパーで作るペーパーアイテム。〈折人 ― OribitO ―〉
アップサイクルブランド〈折人‒ OribitO ‒〉。包装材やショッパー、お菓子の紙箱などを使って、財布やスマホケース、名刺入れなどを作るワークショップを鎌倉をはじめ全国で開催。捨てずにとってあったかわいいデザインの包装紙をアップサイクルするチャンス!関係NPO法人が鎌倉のカフェ〈コバカバ〉で紙袋をアップサイクルしたマスク入れを無料配布する活動にも注目。
2.器の修復技術「金継ぎ」を学ぶ。〈Maker’s Base〉
持参した陶器や磁器、ガラスの金継ぎができる。2名以上での催行なので、友達を誘っても。6,000円。申し込みはhttps://makers-base.com/へ。
お気に入りの器ほど、欠けたり、割れてしまうのはなぜ?そんな悲しい経験をした人も、漆と金を使って器を修復する、日本古来の修復技法「金継ぎ」をマスターすれば、もう泣くことはありません。「モノ作りのアイデアを自由にカタチにできる、大人の秘密基地」をコンセプトにした〈Maker’s Base〉のワークショップ「はじめての金継ぎ体験」を受講して、基礎からじっくり学んでみよう。
【染め替えや修復をオーダーする。ORDER MADE】
1.針と糸が紡ぐ、手仕事の美しさ。〈JunAle〉
裂き織を刺し子した作品。古い裂き織のほつれと破れを補修しながら作っている。「裂き織とは、横糸に古くなった布を細く裂いて織り上げた布のこと」
着古したシャツを捨てることに疑問を感じたことで生まれたブランド〈JunAle〉。昔ながらの日本の手仕事、刺し子や裂き織の布をまとったスニーカーやTシャツは一枚の絵画のよう。現在、オーダー受注は対面したことがある人のみ受け付けだが、今後は海外での展示や作品づくり、イベントでの展示販売などを予定。今後の展開やイベントの情報などは、インスタグラム(@junale)をチェックして。
【染め替えや修復をオーダーする。ORDER MADE】
2.職人の手による染め替えサービス。〈THE COLORING〉
綿やリネン、ウールなどもしっかりと染めてくれる。Tシャツやバッグ3,000円、ワンピースやパンツ(~800g)4,000円~、コート7,000円~。送料は別途。
名古屋黒紋付染など日本の伝統工芸を守る、大正8年創業の〈山勝染工〉。「THE COLORING」は、日本が昔からやってきた着物の染め替えを現代に引き継いだサービス。たくさん着て色あせてしまったハイブランドの洋服や、シルエットは好きなのに色が派手に感じられてきた洋服も、職人さんの手にかかれば、まるで元からその色だったかのように染め上げてくれる。
【捨てずに誰かのもとへ。】いらなくなったものを、ただ捨てるのももったいない。リサイクルだってやっぱり大事。
サステナブルな化粧品開発や製造に取り組んできた〈WELEDA〉。直営店で回収された容器は、原料や製品として再資源化される。https://www.weleda.jp/
〈バリューブックス〉は、〈リビセン〉と共に改装した中古の移動図書館車〈BOOKBUS〉で、書店のない地域に本を届ける活動もしている。
〈無印良品〉では回収した洋服の一部や、生産と流通の過程で販売できなくなった商品から、新たな価値のある商品に再生させる「ReMUJI」を展開。
【BOTTLE】空容器回収に協力してポイ活も。
使用済み化粧品容器のリサイクル&アップサイクルシステムが本格化。〈無印良品〉や〈コスメキッチン〉、〈WELEDA〉をはじめ、多くのブランドが取り組んでいる。回収に協力するとポイントが付き、貯まると特典やギフトがもらえる場合も。容器の種類や数量は、ブランドによって変わるので、それぞれのwebサイトや店頭で確認しよう。
【BOOK】本を必要とする誰かに、届け!
読み終わった本は、〈NPO法人もったいないジャパン〉を通して施設に寄付をするなど、少しでも役立つ方法で手放したい。また、古本の買い取りを行う〈バリューブックス〉では、古紙回収にまわるはずだった本の中から綺麗なものを救い出し、「捨てたくない本」として実店舗〈バリューブックス・ラボ〉や〈無印良品〉の一部店舗で販売。
【CLOTHES】着ない洋服が、誰かのお気に入りに。
衣替えや断捨離のたび、着ていない洋服の多さに愕然とする人も多いはず。そんな洋服があったら、袋や箱に詰めて、〈洋服ポスト〉へ。預けられた洋服は、海外の古着マーケットで販売。売却益の一部が環境団体などに寄付される仕組み。このように個人が参加できるもののほか、再生資源を使った洋服づくりをする企業も増えている。
(Hanako1190号掲載/photo:Norio Kidera, Shinnosuke Yoshimori styling:Rina Taruyama model:Yuki Tanioku text:Motoko Sasaki edit:Kana Umehara)
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