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『伊藤家の晩酌』~第二十一夜3本目/会津出身の野口英世がイラストに!「末廣Dr.野口カップ」~

Hanako.tokyo / 2021年3月7日 17時50分

『伊藤家の晩酌』~第二十一夜3本目/会津出身の野口英世がイラストに!「末廣Dr.野口カップ」~

弱冠22歳で唎酒師の資格を持つ、日本酒大好き娘・伊藤ひいなと、酒を愛する呑んべえにして数多くの雑誌、広告で活躍するカメラマンの父・伊藤徹也による、“伊藤家の晩酌”に潜入! 酒好きながら日本酒経験はゼロに等しいというお父さんへ、日本酒愛にあふれる娘が選ぶおすすめ日本酒とは? 第二十一夜の3本目は、会津の米を使い、会津杜氏が醸す、会津のお酒。
(photo:Tetsuya Ito illustration:Miki Ito edit&text:Kayo Yabushita)

第二十一夜3本目は、インパクトのあるイラストが目を引く「末廣 Dr.野口カップ」。

福島県会津若松市に位置する末廣酒造。会津地方の風土から生まれた米、水、会津杜氏に匠の技によってうまい地酒を生み出す。「末廣Dr.野口カップ」720ml 237円(税込・ひいな購入時価格)/末廣酒造株式会社



娘・ひいな(以下、ひいな)「ラストは『末廣』です!」


父・徹也(以下、テツヤ)「末廣! 会津! 福島!」


ひいな「この間、一緒に行ったね。野口英世ゆかりの地なので野口英世ラベルになっています」


テツヤ「なるほど。野口英世が帰国した時にも末廣酒造に寄ってるんだよな」


ひいな「野口英世が父と仰いだ小林栄の娘の嫁ぎ先は末廣酒造だったんだよね。あと、英世の母がたびたび訪れた場所なんだそうです」


テツヤ「えっと、つまり……?」


ひいな「縁がある場所ということかな」


テツヤ「なんてたって、Dr.野口カップだもんね。遠くから見てもすぐに野口英世だ!って誰もがわかる」


ひいな「千円札といえば野口英世だしね」


テツヤ「え、あれ? 夏目漱石じゃなくて?」


ひいな「今は野口英世だよ!」


テツヤ「ずっと夏目漱石のまんまだったわ(ライター注:1983年〜2003年までは夏目漱石でした)。野口英世の伝記も読んだことあるし、日本人ならみんな知ってるよね」

野口カップで、さっそくいただきます!

ラベルをちゃんと見せて。

いただきます!



ひいな&テツヤ「乾杯〜!」


ひいな「これは、どういうお酒だと思う?」


テツヤ「うーん、正直に言うとね、昔の居酒屋で飲んでる感じがするな。たとえば、お祭りの集会所とかでおじさんたちが飲んでるような」


ひいな「実はこれ、アルコールを添加してあって(ライター注:醸造アルコールのことで、「純米」以外のお酒に添加される)


テツヤ「アル添か!」

燗酒にして飲んでみると、あら不思議……。

上燗(45〜50度)くらいがオススメ。



ひいな「まぁまぁ。私も久しぶりに飲んだんだけどね。45〜50度くらいに温めて、もう一度飲んでみてほしいの」


テツヤ「おぉ? あれ? 味、変わったね!」


テツヤ「でしょ?」

「末廣 Dr.野口カップ」に合わせるのは、うまみたっぷり「柳鰈の縄文干し」。

福島県いわき市に伝わる、干物「縄文干し」。



ひいな「合わせるのは、柳鰈(やなぎがれい)の縄文干しです!」


テツヤ「じょうもんって、あの縄文?」


ひいな「そうそう。家の中の風通しのいい所に魚を吊るして干して保存していたという縄文人の知恵なんだって」


テツヤ「なるほど。かれいの干物っておいしいよね」


ひいな「おいしいよね」

縄文スタイルで、頭からがぶりと!



テツヤ「俺、手で食っていい?」


ひいな「いいよ。あ、頭から食べたの?」


テツヤ「縄文食い」


ひいな「いいね、縄文スタイル(笑)。かれいは骨があるから気をつけて」


テツヤ「こりゃ、うんまい」


ひいな「めちゃくちゃおいしくない? 福島つながりってことで」


テツヤ「このさ、白身の淡白さがいいいよね。うまみもあって」


ひいな「燗に合うと思うんだけど」


テツヤ「うん、燗のほうがいい!」



ひいな「末廣酒造に行った時、おもしろいラベルだなと思って買ったのがきっかけなんだけどね、その時に、英世が書いた書物とか集合写真が嘉永蔵に残ってたの見たんだよね(ライター注:嘉永蔵では、一般の方でも蔵見学が可能です)


テツヤ「おもしろかったよね。あと、偶然かどうかわからないけど、蔵のある街が薬局だらけだったんだよな」


ひいな「そう、私が気がついたんだけど、すごく不思議だったよね」


テツヤ「野口英世と関係あるのかなって思ったりね。あとは、鶴ヶ城もおもしろかった!」


ひいな「戊辰戦争の中心となった場所で」


テツヤ「あんな充実した資料館ってないんじゃないかと思うぐらい、すごくよかったの」


ひいな「その中に、そっくりさんがいたんだよね」


テツヤ「そう。白虎隊の中に、俺にそっくりの人がいてね」


ひいな「しかも名前が、伊東くん」


テツヤ「俺の若い頃にすごく似てたよな」


ひいな「転生したのかもしれないね」


テツヤ「会津若松、もう一回行こうよ」


ひいな「行く! 他にも行きたい蔵があるから!」

旅のお供にカップ酒。お花見にもカップ酒。ピクニックにも便利なカップ酒。



ひいな「カップ酒ってさ、なんか特別な感じしない?」


テツヤ「そうだね。なんでだろう。家で飲まないから?」


ひいな「うん、飲まないよね」


テツヤ「電車の中とかかな?」


ひいな「旅の道中に飲むイメージあるね」


テツヤ「そういえばさ、カップ酒っていつからあるんだろうね。『大関』とか『菊正宗』とか、カッパの『黄桜』、『月桂冠』とかさ、いろいろあるよね」


ひいな「確かに、昔からあるね」


テツヤ「戦後くらいかなぁ」


ひいな「ググってみるね。東京オリンピックに合わせて発売したんだって!」


テツヤ「なるほど」


ひいな「容器からそのまま飲めるのがコンセプトって書いてある」


テツヤ「そっか、昔はお銚子に入れて、おちょこで飲むのが普通だったんだもんね。それをいつでも、どこでも飲めるようにしたのがカップ酒だったわけだ」


ひいな「そうか。カップ酒は、時代の最先端だったんだね!」


テツヤ「今はまた、かわいいイメージがついてきて」


ひいな「カップ酒に歴史あり、だね」

【ひいなのつぶやき】
末廣酒造にお邪魔した様子は、こちらの「びゅうたび」の記事でご覧いただけます! 父と子の2人旅。ゆるい2日間を、ぜひ記事でご堪能ください!

ひいなインスタグラムでも日本酒情報を発信中

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